配信二回目
〜ショート動画を上げた数日後〜
「皆さんこんにちはカワウソカッペイのダンジョンチャンネルへようこそ。カワウソのカッペイです」
「まずは初配信での件で謝罪させて下さい。こちらの不手際により途中で配信が停止してしまい申し訳ありませんでした。改めて制限をかけ直したので今後は問題ないかと思います。先日上げたショート動画も今のところ無事だと聞いています」
「では早速攻略を始めていきたいと思います」
「今いるのは五層で今回は十層までいきたいと思います」
ダンジョンを進んでいくカッペイ。
道中現れるモンスターはゴブリンや角ウサギといった低ランクモンスター。
ショート動画の時同じくサクサク倒していく。
景色は変わらず洞窟の中をひたすら進む。
そうして進んで行くこと一時間、ついに十層までたどり着く。
カッペイの前には大きな門。
「ようやく十層まで来ました。では早速中に入りましょう」
躊躇うことなく門を開くカッペイ。
中に入るとそこは円形闘技場。
反対側には多数のゴブリンたち。
よく見ると隊列を組んでいるように見える。
手前には通常のゴブリン、奥にいく事に鎧を纏ったゴブリンナイトやゴブリンジェネラル。そして一番奥には一際大きな王冠をつけたゴブリンキングがいた。
「どうやら階層ボスはゴブリンキングのようです。それじゃあパパッと倒しましょう。ミユは端の方まで離れててくれ」
「わかりました」
カッペイがゴブリンたちの方へ駆け出すとゴブリンたちも戦闘態勢に入る。
手前のゴブリンたちにカッペイが襲いかかる。
「練気、無色!剛拳!」
カッペイが右ストレートを繰り出すと拳から拳撃が放たれる。
拳撃によりゴブリンたちの身体は木っ端微塵となる。
「よっしゃあ次!」
カッペイが拳を振るう度に次々とゴブリンたちが消えていく。
通常ゴブリンをあらたか倒し終わる。
今度はゴブリンナイト、ゴブリンジェネラル。
「練気、赤!炎拳!」
カッペイの拳が炎に包まれる。
その炎は高温でゴブリンの鎧をバターのように溶かす。
当然中のゴブリンも同様に溶けていく。
上位種のゴブリンジェネラルも容易く倒していく。
気付けは沢山いたゴブリンたちもゴブリンキングを残すのみとなった。
「仕上げといくか。練気、黄色!轟雷!」
カッペイの身体が輝くと瞬く間に姿が消える。
ドスン!
衝撃音のする方に目を向けるとゴブリンキングの身体に大きな穴が空いていた。