屍1体目
これは、とあることにより転生した男の物語
あらゆる種族種族が住む王国にある城の一部屋
「お坊ちゃま!!!」
「何だよ~俺忙しいの」
紫の髪を腰まで伸ばし、狐の耳と尻尾を生やした6歳くらいのメイド服姿のかわいらしい少女が4歳くらいの黒髪紅眼の少年を怒鳴る
「私のパンツを被ってなにが忙しいですか!」
「狐さんパンツを被って何が悪い!お子ちゃまパンツは被り心地がいいんだぞ」
「それ!私の!!」
少年はベッドからたちあがり
「ふはははははは!!!パンツにはさして興味がないがいがいと楽しいぞ!!」
「パンツ返してよ!!服着なゃ怒られるよ!!!」
「パンツ返して欲しければ俺のこれにキスするのだ」
そう言いクイクイと腰を動かす
「なんで?キスって顔か唇にするんでしょ?それより返して!!」
「ふはははははは!!!お子ちゃまめ!!」
「うえぇぇぇぇぇん!!!!お坊ちゃまのバーカー」
「幼女の涙尊し」
少年が裸で少女の周りを踊りっていると紫色の髪をして、尖った耳を持つ妙齢の女性がはいってくる
「失礼します。フール様、そろそろご準備を本日は朝食の後に魔力適正及びスキル診断の儀式が教会であります。」
「おがぁざまぁ!!お坊ちゃまが~!!!」
女性は少女の前に行くと厳しい顔をし
「レティシア、あなたはフール様の専属に選ばれた身。フール様に失礼を働かぬよう言っておきましたね?。しかし、暴言に主の前で簡単になくとは何事ですか」
「うっ、ごめんなさい」
「フール様、失礼しました。レティシアはすぐに下がらせます。出ていきなさいレティシア」
「いや、いいよ。さてと」
少年はパンツをとると着替えを始め、女性が手伝う
この少年はアルカード王国第六王子フール。
転生者であり、前世では成人を越えているが今までの行動は到底成人とは思われないが
アルカード王国は大陸の中央に位置しており、あらゆる種族の血を取り入れた王族が納める王国である
そして、フールは父である第68第アルカード国王アーガスト・ギルガス・フォン・バルドス・アルカードと側近の1人とレティシアの母が同席する
国王の容姿は白髪に金の目をしており真っ白な髭を蓄えた筋肉質な男であり真っ赤な肌に厳つい顔そして額には一本の角がある
「くぁ~」
「王族たるもの常に威厳を保て」
低く険しい声で叱咤するが少年はどこ吹く風である
「親父」
「フール様、親子とはいえ陛下に無礼かと。陛下と呼ばれるべきかと」
角の生えた男、国王の側近が叱咤する。
「あ~陛下?わざわざ来なくてもよかったのでは?」
「しきたりだ」
「へぇ、国王も大変ですね(この人が俺の親父ねぇ初めて顔を見た、一度も顔をみたことないからあれだけどなんか厳ついおっさんだな)」
「着きました」
暫くあるくとデカイ教会がフールの目の前にひろがる
「でけぇ」
「さっさといくぞ」
「は~い」
教会の中は厳粛な雰囲気のなかには1人の老いた神父がでてくる
「おまちしておりました。アーガスト王」
「うむ、司祭殿。頼む」
「それでは王子こちらへ」
フールとアーガストは司祭について行くと台の上に大きい水晶がおいてあった
「こちらの水晶へ手を」
「こうか?」
水晶はほんのりと光ると消える
「司祭まさかこれで終わりでわあるまいな?」
「いえ、これで終わりです」
司祭は金属プレートをかざすと水晶が再度光るとプレートに光が移る
「どうぞアーガスト王」
国王がプレートを手にとると司祭が水晶に触れ何かをと唱える
立体映像のように何かがでてくる
ステータス
フール・アルカード
種族 混血種(◾◾◾◾)
スキル◾◾回復
◾◾◾◾
◾◾◾◾
◾◾◾◾
魔力E
属性適正 【雷】ランクE
◾◾◾◾◾
職業適正 無し
「文字が壊れていて、あまり読めませんが回復は珍しいですね。おそらく自己治癒能力か他人の回復でしょう。しかし魔力はいささか」
国王は驚愕の表情を浮かべると苦虫を噛みしめた顔をし
「できそこないか」
国王はプレートを投げ捨てると司祭に袋を渡し教会からでていく
「王子、ステータスと念じながらプレートを持てばステータス情報を見られます。他人からは名前のみ見えます」
司祭はプレートを拾うとフールに渡す。
そしてフールが教会の外に出た時には国王と側近はいなかった
sideフール
数日後
『ひそひそ』
城内では俺の噂でもちきりのようだ。
部屋についてステータスをみながら四年間の情報を整理する
この国はそもそも王族、貴族、平民、奴隷からなりたっている。
そして、まずスキルとは生まれ持った先天的能力と後天的に努力で得た二つから成り立っており、平民や奴隷は一個もっていればすごいなぁ程度、貴族は持っていて当たり前、王族は二個は持っているのが普通である。俺は一個と言うことになっており俺の回復とは傷の治りが他より早いかなあ程度のスキルと予測されているらしい
種族とはこの国は混血がほとんどであるがステータスにはメインとなる種族がでてくる。国王であれば混血人である
魔力、これは生まれ持った魔力の量に起因するEとは適正があるものの中では最下層であり後天てきに伸ばすのは限界があるとされ、魔法専門職にはほぼなれないとされている。そして王族はほとんどがB以上をもっている。そして属性魔法の適正も二つ以上は持って生まれてくる
職業適正、適正があるものは一般的に才能と言われるものと同じであり大抵のものは必ず一個以上もっている
適正ランクは上からS.A.B.C.D.E.適正無しの7段階である
S 伝説の英雄や勇者、
A 超一流
B 一流
C 二流
D 三流
E 才能無し
適正無し 論外
ざっくりとこんな感じである
そして、王族は簡単な紹介程度であるがその力を示すためにステータス内容を公表している
そして俺の世間の評価は
【無能王子】
そして、この国はかつて、様々な地方から追放、逃亡をしたものや居場所が無いものが集まりできた国であり、東に魔族、西に人族の帝国、南に獣人・亜人の連合国、北に未解の地があり魔族を除く三ヶ国はかつての大きな戦を起こし絶滅かけたことから同盟を組み、その象徴として、三ヶ国から何世代かの婚姻による三ヶ国の血が入った者の納める国として、あらたに混血の国としてもともとあらゆる種族から成り立っていたクイクイが名をアルカード王国として今のアルカード王国できた。ちなみに魔族とは魔に属する知恵のある種族のことを言う。さらに魔族と三ヶ国はアルカード王国ができたころから敵対している
そして、この国【アルカード王国】は種族間柄の敵対、差別を厳しくとりしまっており、力こそ王たる証とされ、武力、知力、財力、魅力等王になるものは王族の中でもっとも力のあるものがつく。現アルカード王は武力で他の候補から王の座を勝ち取った
そこで俺は考えた
そう、転生前は永遠のオタクの称号を授かった俺がこの世界ですることそれは!
「ある程度楽しんだら!城で養って貰うか!冒険して強くてかわいい女の子に護ってもらいながらヒモ生活!!」
そして、あることがわかったのだ。この城も派閥とかは従者にもあるらしく国王から俺専属の勅命を改めて受けたレティシアとその母フローラ以外の従者は基本的に俺に近寄らなくなった。
そして、兄弟からの差別や虐めが速効でおき始め、国王は俺から一層興味をなくし、お小遣いはくれるがフローラごしである
「お坊ちゃま、朝食の用意ができました」
「レティシア!町にいくぞ!!」
俺は金をとるとレティシアの手を引っ張っていく
「あの、坊っちゃま。よろしいんでしょうか?」
「いや、親父もどうせ気にしないし。いいんだよ」
そう言いレティシアとともに街へとくりだすのであった