9、面白そうな戦力
今日はとても短いので二話投稿……したいなぁ。
まぁ、頑張るのでなまっとした目で見守ってください!
私は!世界を席巻する大帝国、オーディンの第一王子である!19歳ながらにして自ら部隊を率い、ドラゴンを抹殺、ああ、なんといい王子なのだ私は。やはり烏合の衆といえど、将が優れていると優れた部隊に早変わりするらしいなぁ。
結婚候補は引く手あまた。すでに五人の妻がいるが、そもそもどこぞの小国と違い、ここは一夫多妻制なのだ!私のような優れた人物は、多くの子を残すことも義務のうち。毎晩忙しくて困っておるわ!
なぜそんな多忙な私が日記などつけているか?それは簡単。私の胸の内は、後世において多くの教訓となるだろうからだ!
しかも今日は面白いネタもある。そう、今日の訓練中に乱入してきたあいつのことだ!
今日の訓練中、指揮官としての義務で私が忙しく兵どもを眺めていた時。それは起きた。超パワーの、暴風!
強すぎる風に飛ばされる兵ども。私のようにしっかりとした男は、飛ばされないものだ!それでも、そんな私すら転ばせる、上位よりもさらに上の、帝級魔法とよばれる魔法を使いおった。
さぞ名のある兵だろうと、私が正体を問えば、私の威光にひれ伏し、そいつはクワトロと名乗った。
私は、こいつを側近にすることに決めた。なぜかって?強い私には、強い兵がふさわしいからだよ!
おおらかな私は、クワトロの手を取り、こう叫んでやった。
「いいかクワトロ!
私は世界の王になる男だ!
お前を、私の側近の棋士として取り立てよう!
最高の待遇を保障しよう!
お前のための戦場も用意しよう!
私の夢を、共に叶えようではないか!」
それはまるで物語の一説のようで、私は興奮した。のちに私が吟遊詩人に語られるときは、今この瞬間が伝説の始まりとなるのだ!
本当に短いお話ですみません!
前回を読んだ人には、違和感があると思いますが、ご安心くださいね!




