表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/11

3

よろしくお願いします

パーティーを組むことにしたカイトは掲示板の前にやってきた。


掲示板をみるとそこには、仲間募集の張り紙がいくつかあった。


「どれどれ、条件はスキル3つ以上?こっちは5つ以上?」

拉致があかない、これは直談判に行くしかない。


カイトはあらゆるパーティーを探して自分を売り込んで回った。


「スキルが1つだ?いらんいらん帰れ」


「雑用ならもう間に合ってるからいいよ」


スキルが1つという理由だけで片っ端から断られた。

結局、カイトは自らパーティーを結成することにした。


募集欄には自分のスキル数、書かなくてはいけないこれはスキルが1つのカイトにとって大きな壁となると思っていた。


書きたくないな……

そう思いつつも渋々書いた。



《初心者大歓迎!私のスキルは1つだけ!スキル何個でも可、3日後ギルドの食堂、端の席で待ってます。》


「お願いします、誰か来てください!」


カイトは、掲示板の前で祈ったのであった。

3日後、募集欄に書いた通りは食堂の端で待っていた。


すると3人の冒険者がやってきて椅子に座った。

早速カイトが、自己紹介を始めた。


「じゃあ自己紹介から始めようか、俺はカイトちなみに自慢する事じゃないが、スキルは1つだけで、得意武器は短剣、素手でもある程度は出来ると思う、ランクはFの初心者だ、よろしくな」


次にカイトの右隣から話し始める。


「じゃあ、次は私の番ですわね、名前はエレンですわ、私もスキルは1つだけよ安心して、武器は双剣かしらね、ちなみに私もFよ」


エレンは面倒見が良さそうなお姉さんタイプの女性だ。


「次は僕だね名前はフェーン、僕もスキルは1つで武器は太刀が得意だよ、僕もFね。あと料理が得意だよ」


フェーンはいかにも美少年である。


「アルはアルだよ、スキルは1つ、ハンマー使ってる。ランクはわからないけど多分同じー」


アルは少し幼い少女のようにみえるが成人らしい。


みんな近接武器ばかりだった。


次に自分のスキルの紹介をし始めた。


「皆さんスキルは1つだけとおっしゃいましたわよね?私のスキルは《怪力》ですわ」

エレンが、話し始める。


「俺も《怪力》なんだけど」


「僕も同じです!!」


「またアルも一緒だー」


(????)


その場が一瞬にして凍りついた。


(なんかゴリゴリの戦闘集団になりそうだ……)


「な、何とかなりますよ」

しばらく沈黙が続いたあとフェーンがそう切り出した。


「そうですわ、これは運命ですわ!」

すかさずエレンもフォローする。


「そ、そうだ!皆の実力も知りたいからとりあえずに行かないか?」


そう言うとカイトは、クエストを受けるために受付にパーティー申請を出し、出したあとクエストを受けた。


「初心者でも行けるクエスト下さい」


「パーティー組むことが出来たんですね、おめでとうございます、そうですね、こちらのランク帯だと、こちらになりますね」


そう言って彼女はクエストを差し出した。


「じゃあ行ってきます!」


カイトは元気よくクエストを受けた。

ダンジョン探索型クエストだった。


「じゃあ明日からよろしく!明日の朝、ギルド前集合な、今日はとりあえず解散!」


その日は皆、各々の宿に帰っていった。


ありがとうございます!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ