1 始まり
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3人で最強の最強の冒険者になろう!
そう誓ったはずなのに……
いつからだろこんなに差が開いたのは……
カイト、ハイルド、レイの3人は田舎の小さな村で育った。
彼らはいつも一緒に修行をしていた。
「やっぱり、カイトには勝てないか」
「次は僕も、負けないよカイト」
「今日も俺の勝ちだ、やれるもんならやってみな、ハイルド、レイ!」
3人は毎日のように競い合っていた
カイトはいつも1番だった。
いつものように修行をした後、近くの広場で川の字のになって寝転んでいるとハイルドがこう切り出した。
「なあ俺たち最強の冒険者になれるかな?」
「なれるよ3人なら」
「そうだな3人で最強の冒険者になるぞ!」
3人は手を空に突き出し誓いあった。
ーーーー
12歳になると子供たちは近くの街の祭壇に集まり、そこでスキルを授かる儀式を行う。
祭壇の上に大きな玉がある。そこに手をかざすとスキルが頭のなかに流れてくる。
スキルは5個を授かれば平均、10個授かれば、天才といわれるぐらいだった。
期待に胸を踊らせながら3人は順番に手をかざしていき遂にカイト番になった。
〜~〜《怪力》〜~〜~
これだけ???
スキルを授かった帰り道3人は幾つ授かった話し始めた。
「俺は15個だったよレイは?」
「僕は14個だったよカイトは?」
「あー俺は16個だったよ」
カイトは嘘をついた、本当は1個しか貰えなかった。
「流石カイト違うな!」
「早く帰って修行しようよ!」
(今から、本当は嘘で1個だけだったなんて言えないよな……)
不安な気持ちが頭の中で頭がいっぱいになったまま、村へ帰った。
村に帰ると大きな宴が開かれた。
「やっぱり、あやつら違うのう」
「そうだろ!村長、俺たちは最強になるんだぜ!」
ハイルドが威勢よく自慢している。
それを見ていたカイトは罪悪感に押し潰されそうになっていた。結局、本当の事を言うことは出来なかった。
この日を境に2人の身体能力は大幅にあがり魔法まで使える様になっていたため、カイトは2人にめっきり勝てなくなった。
「なんだ、カイトもっと本気でやってくれよ」
「そうだよ僕達に手加減してんの?」
「次は本気でやるから」
カイトは毎回、言い訳を繰り返した。
「もう、お前来ないでくれ、いても修行の邪魔になるだけだ、こんなにも、落ちこぼれるもんなんだな」
「確かに、毎回攻撃パターン変わんないし本当にスキル16も個持ってんの?がっかりだよ…」
本格的に修行を初めてからレイと、ハイルドはカイトに対する対応が明らかに変わっていった。
2人はカイトより先に村を出た。その時の見送りは、村総出で行われた。カイトはそこに顔は出さなかった。
2人が村を出ていってから1年後、村に、彼らのランクがCになったという知らせが来た。
その時には、村の人からもカイトは、落ちこぼれ扱いされていた。
「Fからもう、Cですって、あの2人は流石よねどこかの落ちこぼれとは違って……」
そんな会話があらゆる所から聞こえてくる。
俺だってわかってるよ……
今は耐えるしかなかった。
とはいえ、2人の昇格ぶりは、圧倒的な速さらしい。普段はランクが1つ上がるには1年以上はかかるといわれている。
2人が村から出ていってから3年の月日が経った。
その間、カイトは死にものぐるいで、1つしかないスキルを1人で極め続けた。その結果、ある程度の事は出来るようになっていたが、魔法はスキルがなければ使えないので使えないままだった。
それから、焦るように村を出た。
2人の時の見送り時とはうって変わり、カイトの時は誰1人いなかった。期待されてない証拠だった。
「あいつらは今、何ランクなのだろうか」
とりあえずカイトは、近くの街にある役職ギルドへ向った。
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