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桜の世紀  作者: 愛媛のふーさん
9/25

初陣戦線異常なし?有り?4

 ダブルウルフ班の遼達二人と一匹は激しい銃撃にさらされて居た。マシンガンによるものだ。そして手榴弾が時おり投げ込まれ狼男の琢磨の特攻を阻む。

「3名かたまっています。曲弾道撃ちでも死角ですが出来るだけ援護します」

真美からの通信が入った。建物の陰で応射しながら

「マシンガン三丁撃って来てるけど二人だね。1人が両手で撃って来てる感じだね」

「手榴弾来なければ多少怪我しますが、特攻咬ませるんですが」

遼が分析し、琢磨が返す。

真美の曲弾道撃ちが雨の様に撃ち込まれ敵が怯んで居た。チャンスとみて更に近くの建物の陰に走り込む。走りながら遼は両手でショックガンを弾倉空になる迄撃ち捲る。もう弾倉4つ空だ。陰で弾倉を指だけで下に落とし新しく装填する。敵との距離は15メートル。遼は疾風を見た。

「この距離なら疾風の〈狼牙天翔ろうがてんしょう〉で手榴弾処理して特攻咬ませるな。琢磨君、次に投げ込まれたら疾風と突っ込んでください」

「はい」

「ウォン」

 敵が撃ちまくる。遼達が盾にしてる建物の壁は蜂の巣の様になっていた。

「そろそろかな。真美ちゃん『狼牙天翔』って私が叫んだら有りったけ撃ち込んでください」

「ラジャー」

真美が返事した時だった。手榴弾が投げ込まれてくる。

「狼牙天翔」

疾風が発光し、牙をむいた光りの狼が飛び出し手榴弾を飲み込む。小さな結界で爆発する。爆風は髪の毛を揺らす程度。琢磨と疾風が敵の陣地に躍り込む。両手にマシンガン構えたヤクザの顎に琢磨の爪が胸から切り裂きめり込む。もう1人マシンガン持ったヤクザは、ガン持った腕を疾風に噛みつかれマシンガンを取り落とす。疾風は足も噛みつき動きを封じる。

 後ろに控えていたヤクザが日本刀で琢磨に斬りつけてきた。琢磨は左腕で顔のガードして受けた。白銀の体毛が鎧の如く弾く。

「化け物が」」

ヤクザが口汚く罵り矢鱈めったら斬りつけてきた。しかし、蓮の様に炎を纏わせられる訳でもなく体毛に弾かれる。ヤクザは刀を鞘に納め距離を取り腰を落とした。抜刀術を使うつもりらしい。あっさり片着けるつもりだった琢磨だが、抜刀術使う相手に茶目っ気が湧いた。自分も格闘の構えを取り対峙する。ヤクザは摺り足でジリジリ間合いを詰める。琢磨は動かない。間合いに入ったとみてヤクザは抜き打ちかけようとしたが、琢磨はヤクザが柄握った手を蹴り砕いた。同時に頭部にも蹴りが決まっている。

「〈双龍脚そうりゅうきゃく〉」

僅かな時間差で左右の回し蹴りを叩き込む技だ。最初の蹴りかわした相手はカウンターで返しの蹴りを食らう。なかなかに凄い技である。抜刀術対策のつか握った手を蹴る技は、蓮相手には決まってない。炎で動きを封じられるからだ。だから試して見たかった。軽い満足を覚える。

「拘束しますよ」

遼に言われて琢磨は我にかえった。陸上部のスポーツ選手だった当時、琢磨は記録を更新するのが嬉かったものだ。強制的にナイツのエージェントにされて格闘術訓練していても、新しく技が決まると陸上部の頃と同種の喜びがある。やって行けるかなと、さっきの満足感で改めて思う。

「後、5名です。行けそうですね」

真美の報告は弾んで居た。

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