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桜の世紀  作者: 愛媛のふーさん
19/25

最危険区画4

 8人と一匹から2名減って戦力2割減、未だ深刻になる程ではなかった。現在、最危険区画モストデンジャラスゾーンの深部に到達している。周りの生き物は危険な妖獣や妖魔のみ、しかし、蓮、千堂せんどう、美結の特技で倒せた。だか、消し炭に変えるのに、例えば、牙狼の群れなどは素早く避けるので、蓮が愛刀〈十六夜いざよい〉で美結がトンファーで足や首を傷つけなければならなかった。罠も疾風はやてが発見した所で発動するのではなく、離れた場所しかも距離取った左右からなど巧妙になっていた。パターンの変化に対応する為に瑠璃を中央に入れた輪の様な、円形陣をとらざるを得ない。更に進行速度は遅くなっている。

 疾風が罠を発見した。パターン通り円形陣をとり止まると、又もや牙狼が襲って来た。牙狼は群れ自体が個、精神感応で見事な戦術フォーメーションで向かってくる。蓮、千堂、美結は複数を相手にする愚を犯さず各個撃破を心がけ炎や雷を纏わせた愛用の武器〈安全装置を兼ねている〉で、牙狼を攻撃して消し炭に変えていく。

「いつまで、これが続くねん?いい加減うんざりするで」

「そやなぁ」

千堂と美結が話している〈あくまで戦闘せんとう継続しながら〉と、蓮が、

「同じルーティンワークが集中力を削ぎ、変化に対応を遅らすんですよ。同じと思わせて変化付ける事で奇襲効果を狙ってんじゃないかな」

分析する。

「蓮君の言う通りやないかな」

龍馬も同意したその時だった。琢磨が瑠璃を突飛ばす。同時に琢磨の足元が爆発したのである。突飛ばしたのは瑠璃を助ける為の行為だったのだ。どうやら圧力感知式時限対人地雷あつりょくかんちしきじげんたいじんじらいを仕込んで居たようである。疾風の発見した罠は地雷の為のフェイクトラップ、本命は地雷。手が込んでいる。

「琢磨さん!」

「琢磨はん!」

「琢磨!」

全員が琢磨に駆け寄る。牙狼は殲滅済みだ。フェイクトラップも作動させて解除してる。美結なんかは泣いていた。

「大丈夫です。対人地雷は足や腕ぶっ飛ばす物、狼男でスーツ着てるから骨折で済んでる。夜に為ればすぐ治るよ」

心配で駆け寄った皆に琢磨が答えた。

「龍馬さん、琢磨さんを作戦指令本部に送ってください」

蓮が指示する。

「了解や」

又もや一人が戦前離脱せんせんりだつに陥った。深く誘い込んで叩く。若槻一樹のサバイバル術戦闘戦術なのだろう。思った以上に若槻はやる。黒龍会と貘の連合チームに完勝楽勝した。が、若槻は彼らとは比べられない位の戦闘力と言うことに、ナイツのエージェント達は気を引き締めていた。本部から通信が入った。

「土井です。大丈夫?応援が必要なら一旦退却して、体勢調え直してもいいから」

「大丈夫や。このまま行くで。後、少しやから」

千堂が応対する。登山家ならばこの事態は撤収だが、戦士は引かない。例え更に犠牲を払っても。

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