最危険区画
同じ格好で予想はつくだろうが、召集されたナイツの増援である。
「大阪支部から応援の〈韋駄天〉沢口龍馬であります」
「同じく、〈雷麗〉露木美結であります」
「久しぶりやな。初顔合わせはわいのバディ〈炎聖〉緋村蓮と、新人の〈ワーウルフ〉添島琢磨さんだけやな。おまえさんらだけか?」
「そうや。支部も空にするわけにいかへんからな」
「円、嬉しい?嬉しいやんね」
「円呼ぶな言うとるやろが!ぶりっ娘サドが」
千堂と二人の会話が途切れるのを待って、蓮と?琢磨が挨拶する
「〈炎聖〉緋村蓮です。都内の公立高校の二年生。属性は火、刀使います。よろしく」
「〈ワーウルフ〉添島琢磨です。都内の私立大学三年生で異能者じゃなく狼男です。よろしく」
「よろしゅうな」
「よろしくね」
「僕は〈無属性〉。テレポーテーションが出来る。ひとジャンプ1キロメートル位、手で触れた物なら50キロメートルが最大。安全装置の武器は遼さんと同じくショックガン」
「あたしはねえ〈雷〉安全装置は〈トンファー〉中国拳法の武器で手で握り外側に棒がくるやつやで。龍馬も私も蓮君。蓮君て呼んで良いやんね?蓮君と同じ高校二年生。キャリアは私達、円とほぼ同じやねん」
「じゃあ先輩ですね」
「同じ年やけんタメ扱いしてや」
「うん、うん」
「琢磨はんも年上やかい年下扱いして下さい。年長者に先輩扱いされんのむず痒いわ」
「琢磨さん彼女おるん?」
「特定は居ないです。女友達は多いけど」
「ふーん。そういや円彼女でけた?」
「でけるか!アホ。男子校やぞ。お前らもそうだろうが、ナイツの活動と学校で暇なんか無いやろが」
「蓮君は?」
「クラスメイトの娘で、ナイツで活動してる。異能者じゃないけど」
「相棒に差付けられたな。だから共学にしとけって言ったんや」
「爪の垢飲ませてもうたら?」
「うっさいわ!!大学進学するつもりやから進学校が良かったんや。彼女は大学行ったら知的なマブいの作ったるわ」
「円、シスコンだから年上狙い?ね。ね」
「仲良いね。露木さんと千堂。雷使い同士だから?」
「蓮、どう見たらそうなるねん。目腐っとるんか!美結は〈カイザーモード〉成れへんから、ひがんどるねん」
「ひかんで無いもん。美結の方が優秀やもんね」
「わいの方が優秀や」
「この言い合い不毛だから、取り合わない方が良いよ。蓮君」
「そうなんですか、沢口君」
「龍馬って呼んでください。基礎訓練を週末大阪から出て来て、平さんにつけて貰ってる時から、千堂と美結はこの調子。成長しない」
「平さんに教わってたんですね。3人一緒に」
「そう。平さん元気やん?」
「はい。新人の訓練で昨日の朝迄、一緒でした」
「久しぶりだから会っていこうか美結?」
「良いやん。良いやん。会いたい」
「その前に龍馬は、幻獣街に散らばっとるヤクザとチーマー回収やんな?」
「済ませたよ千堂。最危険区画に一緒に行くんや」
「美結も行くよー。」




