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桜の世紀  作者: 愛媛のふーさん
13/25

死闘3

 真美から

「前方11時50メートル。排除対象はラストです」

報告された。ターゲット迄一気に走り遠距離から咬ます。

炎龍波えんりゅうは

重嵐撃舞じゅうらんげきぶ

いきなり超上位特技ぶっ放す。そして、下段からすくい上げの一刀の蓮、左の撃ち下ろしの千堂。硬い分厚い手応え。跳ね返された。

「ちぃ。駄目か・・」

「やっぱりや」

不発にも台詞程、二人は気落ちして無い。二人を嘲る様に

「お初にお目にかかる。獏、キング。鉄壁の敦」

西連寺敦が声をかける。真美の射撃も絶え間なく降り注いでいるが、西連寺を取り囲む球体の壁に阻まれる。蓮も千堂も壁の正体を、察している。固体程、凝縮した空気だ。全方位のガード、攻撃は?そう思った時何かが飛んできた。二人は迎え撃つ。触れた途端吹っ飛ぶ。後ろから斬撃をカウンターで受けて吹っ飛された。かなりのダメージだ。

「どないされたんや?説明頼む蓮」

「空気凝固の応用だ。障壁と異なり衝撃加わると凝縮が一気に解ける奴で出来たブーメランを、時間差で4つ飛ばした」

勝ち誇った西連寺は含み笑いで、蓮に答える。

「正解」

「触れんかったら、ええだけや」

「いつまで避け続けられるかな?それに俺に攻撃できない限り勝ちはないぞ」

 千堂はアウトボクシングのステップで、蓮は〈北斗七星流ほくとしちせいりゅう〉かわす足運びの奥義で、かわし続け時折特技を放つ。しかし、雷撃は壁を伝い地面に流れ、炎は壁に阻まれる。30分後、蓮が障壁ぎりぎりに身を屈めた。次の瞬時、西連寺の左の鎖骨の下を十六夜が突き通して居た。

「馬鹿な・!ごふっ」

西連寺は血を吐き、障壁は消えた。

 種明かしはこうである。第一の種は真美の狙撃。矢鱈めったら雨霰あめあられ撃ってる様に見えるが、1ヶ所だけ寸分違わず同じ所を連撃していたのだ。雨が石を穿うがつ様に。第二の種は温度差。雷撃と炎で温め、水の弾丸で冷やした。物質は温度差で膨張と収縮する。この二つの種でヒビが切っ先程度入った。西連寺は気付いて居た。しかし、小さなものだったので気にしていなかった。広がったら障壁を張り直したら良いと。仕上げの種は蓮の剣技〈速閃〉髪の毛程の筋があれば、刺し通す高速の突き。見事貫き通したのだ。

 西連寺敦の傷は心臓の近くだが急所は避けて居た。しかし、出血は多い。蓮と千堂は念入りに止血する。血は止まった。千堂は前線本部に通信する。

「第一ミッション完了や」

「了解!現在の時刻AM3:35。日の出迄休息して最危険区画に侵攻。オーバー」

「ラジャー」

「皆聞いたな?真美ちゃん以外、わいらん所集合」

「ラジャー」

「ラジャー。日の出って僕、足手まといじゃあありませんか?」

「逆や。夜中の最危険区画行く方が危険なんやで」

琢磨の危惧を千堂が打ち消した。夜中は危険性が半端無いのは事実である。邪妖精、デビルクラウド等夜中に出没するモンスターが、てんこ盛りだ。

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