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ほっとかないよ
いつも君は一人だった
木陰に座って本を読んでる
誰も君に話しかけない
本当は仲良くしたいのに
僕は君に話しかける
一緒に遊ぼうよ
すると君は悲しげに言う
私と一緒に居てもつまらないよ
僕は笑顔で否定する
そんなことないんだよ
君はそっぽを向いてしまう
私に構わないで
僕は君をほっとかないよ
君の眩しい笑顔が見たいから
僕は君をほっとかないよ
君の喜んだ表情が見たいから
さあ一緒に遊ぼうよ
ままごとだってしてあげる
君は居ても居なくてもいい
存在なんかじゃないんだから




