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五十音詩集  作者: 橋本洋一


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10/50

孤独症候群

どんなに満たされても

こう思ってしまうんだ

僕は世界で一人っきりだと

そして誰からも必要とされない


たくさんの人の居る街を

数人の友達と歩いても

寂しさを覚えてしまうんだ

それって異常なのかな


こんな悩み打ち明けられないよ

だから胸に仕舞っておくよ

だって馬鹿にされたり

おかしな人だって思われたくないから


君は孤独なんかじゃない

そう言ってくれたね

その言葉だけでも

僕の心が暖かくなる


一人じゃないんだ

君の一言でなんだか救われた

たとえ満たされなくても

その言葉があれば生きていける

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