また村上春樹をよんだ。
読みました。風の音を聞けっていう奴を読んだ。
今めちゃくちゃに眠い。終電を逃して朝までカラオケで歌っていた。
Nirvanaを歌うのは、楽しい。
なぜ読もうと思ったかというと、ノルウェイの森は春樹くん自身、100%の恋愛小説と自称しており、半ばバカにしつつ書いたりだとか、オレが恋愛小説が嫌いだから、あわなかったのかなぁ、とか思いつつ、読んでみたのです。
あと、タイトルがよかった。限りなく透明に近いブルーと、並ぶね。ははは。
結果としては、面白くなかったです。
一つ収穫があり、ウケている理由が少しわかりました。
まず一つ、春樹くんの文体はすごく、あまり小説を読まない人にとって、小説とはかくありき、みたいな文体であること。
だから読んでいると、私は本を読んでいるんだ、という、何か特別な気分になるのだと思います。
この理由について、あとから書く理由にも、少しかぶります。
もう一つ大きな理由として、なんでもない事を扱っているということ。
普通の人は、なかなか、ヘンな事に遭遇したりはしません。
ヘンな事というのは、いろいろあります。
例えば、精神がおかしくなるようなこととかです。
うつ病とは、うつ気味、とかそういうことでなく、フィジカルな病気なのです。
頭の血流が少なくなり、思考力が鈍ります。
オレは医者ではないので、知らないのだけど、そうすると、セレトロニン、という、嬉しさを感じる脳内代謝物質が、減ってしまうそうです。
だからコカインとよく似た薬を、処方します。
それが、精神のおかしくなるようなことです。
でも、いわゆる、普通の人、というのは、そういうことは、なかなかない。
憂鬱な気分、というものだけはあります。
あと、取るに足らない、切なさ、人間愛、みたいなものですね。
春樹くんはそういうものを、大きく書いてくれるのです。
唯一好きなところで、ラジオのDJが、病気の子供から手紙をもらって、僕は、君たちが、好きだ。という所があります。
そこで、ふと気づきました。
例えばオレが村上龍を好きな理由というのは、こんなにオレと思考が近くて、はっきりと文章にしてくれる人がいるのか! という理由から、村上龍さんが、好きなのです。
それで、春樹くんでは、いっぱいの人が、好きなのです。
オレから見れば、くだらない事ですが(嫌味、ではないです。僕の頭がおかしいだけです。)その事を、いかにも、本、という高尚に見える文体で、そういう風にはっきり描写してくれる。
そういう理由なんでしょう。
だから、オレは春樹くんが何を書こうと、もともとオレとは全然違う鏡なわけだから、何バカな事言ってんだ、こいつ。となるわけです。
あと、もしかすると、ですが、例えば、ビーチボーイズ、や、マービン・ゲイ、という言葉が、極東の僕たちには、新鮮に見え、おしゃれに見えるのかもしれません。
オレにとっては、ビーチボーイズは、ただ、ビートルズの同じ時代のバンドで、結構いい曲をいくつも出してる、ぐらいの、認識しかないのですが、それでも、知らない人からすると、語感だけで、オシャレに見えてしまう。
たぶんそういうことなんでしょう。
だから、オレは、春樹くんの悪口は、もうあまり、言いません。
種類が違うものだと思いますし、ただ明確な敵だと思います。
僕は、君たちが、好きだ。も、敵です。
そういうセンチメンタルは、敵です。
敵がいるというのは、いい事です。(ほんとう)
だから、僕はある意味、一周して、春樹くんの事が、好きなのかもしれませんね。
いや、それはないな。




