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story in story  作者: 初谷ゆずる
物語の始まり
18/46

旅の目的地

や、や、や


やっちまったぁぁぁぁぁ


また一話すっとばして投稿してしまいましたorz

スイマセン;

「さてさて、ここからが本番だ。」


村を出た見鏡一行のいたところは、魔の森と呼ばれる森の入り口だった。


「おぉう・・・なんて嫌な唸り声だよ・・・・」


中からオォゥン・・・・という唸り声が聞こえたり、人の叫び声が聞こえたりと気味の悪い森だった。


「ほ・・・ホントにこの中に入るんですか?」


さっきの村で旅の仲間の入った少年が怖そうに尋ねた。


ここで彼らの紹介をしよう。


先程仲間になった姉弟の姉の名前は


ソウカ・ルイ(姉)


身長147ほどの小柄な少女。


自分の生まれた年がわからないので年は不明だが恐らく見鏡たちと同じ17歳。


赤い髪を肩で切りそろえたという髪型。



ソウカ・アキ


身長130ほどの小さな少年


同じく生まれた年は不明だが年は10歳程。


茶髪を肩で切りそろえた姉と同じ髪型



****


「ほら、入るぞ。」


立ち入り禁止とかかれた門を躊躇いもなく開けると、スタスタと中へ入っていく。


それに続くように一行が歩いていった。


「あれ、唸り声がやんだ。」


本条が不思議に思っていると、見鏡が答えた。


「三年前俺がここに居た時に色々やったからな。目立つと攻撃されるってこと覚えてるんだろ。」


そうは言うけれど中々不気味さは拭えない。


そうして数十分歩くと、ドスドスという足音と共に巨大なクマが現れた。


「ガウッ」


「おぉ、久しぶりだな。」


何か言葉が通じているのか、二人でしばらくやり取りを続けると、見鏡が後ろに続いている一行を見て言った。


「もう着くぞ。」


そういってクマも加わり人数が増えた一行。


(クマと会話できるのかアイツ・・・)


と全員が思っていたのはまぁ、察しのついているところだろうと思う。


しばらく歩くと、家が見えてきた。


結構大き目のログハウスだった。


玄関の前に着くと、こちらが開けるまでもなく開いた。


するとその中から少し髭を携え、茶髪を後ろで髪を縛っている少し細めの中年男性が出迎えた。


「本当に来たのか」


「悪いか」


「いや、悪かねぇけどよ」


少し困ったような表情になり、違う話題を探そうと周りを見渡すと、見鏡の後ろにいた一行が目に入った。


「あん?お前一人じゃないのか?」


「最初はその予定だったんだけどな。付いて来たから連れて来た」


ハァ・・・とため息をつきながらも、玄関から体をどかし中へと一行を促した。


そしてテーブルへ案内されると、質問をされた。


「で、何で来たんだ?」


「別に。あの村がそろそろ居辛くなったんでな。」


「成る程な。で、俺のところに来たからには何かあるんだろ?」


「ああ。見鏡の能力の使い方と門術の使い方。ついでにこいつらの能力開発をしてくれ。」


「ずいぶんと沢山だな」


「まぁ、少し状況が変わったからな。」


男は少し考え込むと、すぐに答えを出した。


「いいだろう、しばらくの期間は俺が面倒見てやる。だけどその後は自分達で何とかしろ。俺も少し用事があるからな。」


そういって、今日は疲れただろうからもう部屋で休めと言い、部屋へ連れて行かれた。


男がまた明日自己紹介とかすっから、今日は寝ろ、と言い自分の部屋へ言った後本条が口を開いた。


「で、あのおっさん何者なんだ?この森にすんでることと言い、能力開発の事と言い。」


まだ状況についていけない見鏡一行を代表した質問だった。


「ああ。アイツは・・・明日分かるだろうから説明は簡単にするけどな、あいつは門術の開発者にして最強の人間。ぶっちゃけ神柱なんざ息吹くだけで殺せる人間だ」


あまりの突飛な話に一同が口をあけ呆然としていると、見鏡がもう寝るぞ。と言って布団を用意してさっさと寝てしまった。


「つまり、明日から俺達は能力を使えるようになるってことか。割と現実的に。」


本条が付いていけてないなりに纏めた。


「今日はもうやることがないって事ね。結構歩いたし、寝ましょうか。」


もう考えても始まらないと結論付けたのか、シンリアが話を終わらせた。


「能力・・・か。」


何処か寂しそうに周りを見渡しながら呟く伊井島。


(氷雨はここにいたんだ・・・)

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