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絶叫出来れば

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

悪夢が多いですね。

昨夜の夢。夜道を歩いていたら、後ろから誰かが後を付けて来た。誰だかは分からない。ただ私の体がただの通行人では無いと危険信号を鳴らし続けている。兎に角怖かった。

この状況に耐えられず、意を決して振り返ると、鉄のポールで思いきり頭を打たれた。体勢が崩れて床に伏すと、何処からか声が聞こえてきた。

――生きたいなら助けてって言え。

私は死にもの狂いで絶叫する。『助けてっ!!』と。

悪夢を見た時の最後のオチは何時も決まっている。自分の寝言で一度現実へと引き戻され、そうしてまた夢の中へと潜り混む。

全く、怖い夢を見て叫ぶなんて……子供じゃないだから。

けれどもその癖が有難いと思うのはこれより少し後の事だった。


最近私の右腕が痛い。恐らく腱鞘炎の一種であろう。安静にする為にあえて左手をメインに据えての生活が基盤になった。其れは勿論寝る時も。なるべく腕を曲げないように心掛け、仰向けのままに眠りに着いた。

みしみしみし。余りの息苦しさに目を覚ます。すると伸ばされていた右手が私の首を締め上げていた。それはもう血肉を抉る勢いで。勿論、呼吸も叫ぶ事さえ出来ず、漏れ出るのは僅かなヒューヒューとした呼吸音だけ。

苦しくて仕方がない。けれどもこんな状態だから助けを呼ぶ事も叶わない。

――可哀想に。右手を伸ばして寝てしまうから……。

――一人で動いて締め上げているんだね。

其れから苦しさの余り気絶した。


悪夢から目が覚めた私は喉周りに手を当てる。勿論ただの悪夢である。もう苦しい思いはするはずもなく、ただ気を落ち着ける為に私は水を求めて台所に移動した。

コップ一杯分の水を汲み上げて、其れを口に含んで飲む。喉を冷たい液体が下る度、気が楽になった気がする。

この後の事はただの出来心である。ただ首周りが気になっただけの。私は洗面所の鏡を見た後、ただ黙って目を閉ざした。

蚯蚓脹れの様な赤い線が首周りに幾重にも出来ていた。丁度ワイヤーで首を絞め上げた様に。

悪夢から起きる時、大抵は自分の寝言で起きるんです。

ほら、夢かどうか確かめる為に『ほっぺた抓りなよ』というのと同じで。

だから揺すられなくても、自分の叫び、泣き声で起きるんです。


今日の昼寝の夢。

首全体を締め上げるのではなく、前方の首周りの肉を引きちぎる勢いで爪を立てて締め上げる感じ。

兎に角苦しいし、叫べないから自分で逃れられない。

という地獄のループ。


其れと何故か時折起きる、皮膚症状を合わせてこうなりました。

たまに自分の皮膚を確認すると、赤い斑点のような、線のような痣が出来てるんですよ。

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