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異世界に転生した俺はインチキ教祖としてハッピーライフを目指す  作者: 朝月夜
第4章社陸幻鏡という女

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13.「ダエーワ・ファミリー」 前半

 すみません、また例によって文章が長くなってしまったため、前半と後半に分けて投稿します。

 後半は23時過ぎ頃に投稿します。

 大鬼オーガ族。

 その姿は、男女ともに平均身長が二メートルを超える巨体。額からは太い角が二本突き出し、口元には獣じみた鋭い牙が覗いているのが特徴だ。

 腕力の強さでは、砂漠に住むあのオーク族にも匹敵すると言われている。

 そして今、久奈子に迫ろうとしている個体は、肌の色が青。

 見た目の印象では、オーガというよりも、むしろ――青鬼のような雰囲気がしっくりとくる。

 その衣装もまた、青い肌に合わせたように全身青く、長い布で覆われていた。


(間に合うか?)


 私様は久奈子のもとへ駆け出す。

 だが、その青鬼のようなオーガ族は、なおも口を開いたまま久奈子に迫る。


「させるか! 金い――」

「!? まって! 幻、違うの!!」


 私様が人差し指を突き出し、フラッシュ魔術を発動しようとしたその時。

 久奈子は私様に気づき、咄嗟にそのオーガ族を庇うように、前方へと飛び出し、大きく手を広げた。


「――久奈子!?」

「この人? とにかく、()()は、あたしに助けを求めてきただけなの!」


 そのオーガ族は、ブルブルと怯えるように小刻みに震えていた。

 それは、私様に怯えているというよりも――何か〝別のもの〟に怯えているような、そんな雰囲気だった。


(……さっきは、気のせいだったのか。久奈子に噛みつこうとしていたように見えていたのだが)


 ひとまず、私様はそのオーガ族の事情を聞くことにした。


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