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異世界に転生した俺はインチキ教祖としてハッピーライフを目指す  作者: 朝月夜
第4章社陸幻鏡という女

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7.「第六十代目神鬼魔鏡教団の教祖」 前編

 今回のエピソードは、前編・中編・後編の三本立てでお届けする予定です。

 なお、三本目となる後編は明日の投稿を予定しております。

 お待たせして申し訳ございません。

「そんな……曽根弥が……」


 テレビのニュースを見つめながら、私様は呆然とつぶやいた。

 画面には、逮捕された曽根弥の姿が映し出されている。その隣には、被害者の顔写真――黒髪の男性。そして、その下に表示された名前。

 名前は――てらしまみつまさ

 曽根弥が殺したのは、泉生ではなかった。

 それどころか、教団とはまったく関係のない、ただの一般人だったのだ。


(……私様が……私様のせい? あの時、私様が曽根弥を止めていれば、この無関係の人の命も……曽根弥が殺人の道へ堕ちることもなかった?)


 もう遅いのに、今になって私様はあの時行動しなかった自分に後悔した。

 そして、ニュースで曽根弥がこの教団の信者であることが判明すると間もなく、抗議の電話、教団への批判が殺到した。


 ――そのとき、母の反応は。


「知らない知らない知らない知らない! 曽根弥の馬鹿が勝手に判断したことよ。妾様は悪くない!!」

「妾様は泉生を殺すように仕向けたのに……なんで、それがどこぞの赤の他人を殺すことになるのよ!」


 母は現実逃避するかのように叫びながら部屋を歩き回った。そして八つ当たりするように、手にしていた物を銅鏡に投げつけ、パリンと音を立てて割った。


「母……」


 私様は母のところに来た。取り返しのつかない事態になった。母はこの責任をどう取るつもりなのか――それを聞こうとした。


「ハァ……ハァ……娘?」


 母は私様に気づくと、やがて汗をかきながら、ニヤリと苦笑を浮かべる。


「……そうだ! 娘よ。そなたに()()()()がある。これからの教団の存続に関わる大事な話だ」


 【作者からのお願い】

 お布施のように、このあとがきの下にある『☆☆☆☆☆のマーク』とブックマークを、ポチッと押していただけないでしょうか?


 そうすれば、神鬼魔鏡の卜占が良い結果を導くことになるでしょう!

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