【総集編】第一章から第三章までのストーリーまとめ① ※ネタバレあり
お久しぶりです。生きています
お久しぶりです、朝月夜です。
しばらく投稿が止まってしまい、申し訳ございません。
第四章の投稿ですが、今しばらくお待ちください。待たせた分、面白くなる予定です。
そして――代わりと言ってはなんですが、今回から第一章から第三章までの総集編をお送りしたいと思います。
「今までのストーリーを忘れちゃった」という方や、「本作をまだ読んでないけどネタバレOK」という方は、ぜひお付き合いください。
創世記第1章真実教編・前編
時は現代――
「教祖って羨ましいな」
そうつぶやく彼の名は寺島光当。
彼女いない歴=年齢35歳、休日に一緒に遊ぶような友人ゼロの彼はせっかくの休日をインチキ宗教、カルト教祖について調べて過ごしていた。
満たされない日々を送る彼は、人生を変えるために宗教を悪用し、カルト教祖への道に進もうとしていた……
ところが――
「げんきょう様万ざああぁぁい!! げんきょう様万歳万歳万歳万歳万歳万歳万歳万歳万歳!!!」
なんかヤバいおっさんがそう叫びながら、寺島を刺し殺す。
こうして、まさかの最期を迎えた寺島。死後の世界で、彼は何もない白き世界へと飛ばされて行った……。
・白き世界(チュートリアルの世界)
実体がない何者「君がこれから生きていく新しき世界の案内人さ」
寺島のちのインチキ教祖「案内人だと?」
実体がない何者「幸か不幸か、君はこれから新しき世界で生きていくことになる。そこでは魔術とそれを扱うため、個々が宿す魔力のスキルタイプ。これらが生きる上で重要となる」
実体がない何者「次の用語解説を覚えてくれ!」
【用語解説】
・新しき世界
本作における異世界。エルフ、人間、オーク、ゴブリンなど、ファンタジー作品でおなじみの種族が一通り存在する。
・魔力
本作では「第二の血」を意味する。新しき世界で生きるすべての動物が魔力を持つ(転生すればインチキ教祖も例外なく魔力を持つ)。血液を持たない植物や岩石などには魔力は存在しない。
・魔術
魔力を用いて発動する技術。修得には「魔力に刻む」という行為が必要。
覚えられる魔術の数は、魔力の量によって制限される。
魔力の量がスマホやPCでいうストレージ容量だとすれば、魔術はアプリケーションソフトのようなもの。
強力な魔術を修得するなら、時間がかかる上に容量が圧迫される。
逆に強力でない基本クラスの魔術を修得するなら、時間はかからないし、容量も小さいので、たくさん覚えやすい。
つまり、魔術を修得するということは、「量より質」か「質より量」が試される。
・魔術の発動方法
通常、次の二点を満たす必要ある。
一、魔術名を唱えることと(小声じゃ駄目。必殺技は叫んでこそ意味がある!!)
二、正しい構えもしくは血の代償理論に従うこと。
上記を満たさなければ、威力が落ちるだけでなく、魔術によっては発動すらできない場合もある。
なお、「血の代償理論」の詳細は第四章で明かす予定。
・スキルタイプ
魔力の血液型を意味する。詳細はエピソード119より「魔力譲渡を受けた場合の効果まとめ※第一章から第三章までネタバレあり」にて、詳細を記載しているため、今回は割愛。
実体がない何者「説明はここまでにしよう。寺島……君のスキルタイプは【コネクト】だ。このスキルタイプは、魔力に魔術を刻むという行為が体質的に不可能なので、魔術を修得できない。だが、その代わりにコネクトは唯一、他者から魔力を貰うことができる特徴がある。それによって、他者の魔術を発動できる。――アプリのデータをコピーするようなイメージだ」
寺島のちのインチキ教祖「魔力を貰うことで魔術を発動できる!? ……そうか。ならちょうどいい。新しき世界で信者を作って、お布施のように魔力を集めればいいじゃないか」
寺島のちのインチキ教祖「スキルタイプ・コネクトを活かすために――そして何より、俺自身がハッピーライフを目指すために――」
寺島のちのインチキ教祖「新しき世界で、俺はインチキ教祖として生まれ変わる!」
その結果、寺島――いや、インチキ教祖は異世界で第二の人生を歩むことになる……。
次回、創世記第1章真実教編・後編の総集編!!
あのキャラが再登場する……かも!?




