24.「挟み撃ち」
投稿に時間掛かってすみません。
今回の文字数はボリューミーとなります。
「インくんは行ったようね――」
インくんがグーリュと共にイブリースの捜索へ向かった後、私はその場に残り、二陣――つまり、次に攻め入ってくる可能性のある軍勢に備えて周囲を警戒していた。
「ジュダス本当に良かったんッスか?」
ヴェダが私に尋ねる。
「良かったって何が?」
「教祖を一人で……正確にはグーリュと共にッスけど、行かせたことッスよ。アンナ隊救出の時は、タウンの長が簡単に動いては駄目って言っていたのに……」
「……アンナ隊救出の時とは状況が違うわ。確かにいきなり行ってしまったインくんには戸惑った……でも今思えばそれも英断かもしれないわ」
「英断――ッスか!?」
ヴェダが聞き返す。
「ええ。インくんはコネクトの力で私たちの魔力を持ち、最強の状態になった。でも、その状態がいつまでも続くわけじゃない。譲渡者の魔力がコネクトから消える条件は?」
「消える条件と言えば三、のルールッスね!」
三、譲渡者が死亡するか譲渡者が渡した魔力を返却してほしいと強く願えば、渡した魔力は触れずとも譲渡者の元へと戻る
「ええ。この先の戦いで、どうしても死者は出ていく。いえ、既に消えている命もあるかもしれない……そうなれば、自動的にインくんの魔力の中から、死者の魔力は消えていく……タウン皆の魔力持っている私たちも例外ではない」
「インくんが前線に出るなら、敵はインくんを狙う。つまり、その分、信者たちの犠牲は少なくなる、加えて、インくんも弱体化しにくい。だから今回は早めに出たインくんの判断は間違っていないと思うわ」
「な、なるほどッス!」
インくんが前線でイブリースや委ねる者たちをある程度倒してくれるなら、私たちにできること――それは〝生きること〟に他ならない。生きてさえいれば、インくんの中の魔力に残り続ける。だから、私たち信者は、委ねる者たちとの交戦で死なないようにすることが重要だ。
そして、インくんから指揮を任された以上、次の可能性も考えなくてはならない。
「そ、それに……もしもの話だけど、インくんが途中で殺されたとしても、きっと月の星団に大損害を与えてくれるでしょう。そうなれば、残った月の星団との戦いで私たちは有利になる」
「え? 殺されるって……姐さんは教祖が負けるって思っているんッスか?」
「もしもの話よ。私だってインくんを信じている。インくんが負けることなんて考えていないわ。それにヴェダ。あなたの魔力があれば、インくんが死んでも~~」
「ジュダス! インチキ教祖はいるか?」
ヴェダと話の途中、突如大きな声で呼ばれた。私は呼ばれた声の方へ顔を向ける。
「アルファイ! どうしました?」
私を呼んだのは、アルファイだった。アルファイは急いでこちらに来たためか、軽く息切れしていた。
「インチキ教祖に戦況を報告したいのだが、彼はどこに?」
「インくんは、イブリースの捜索へ向かいました。指揮は私に任されています。話なら私に」
「イブリースを!? いや――それよりもあなたが指揮を執っているなら、このまま伝えよう」
アルファイはインくんがイブリースを探しに行った件を伝えたら、やはり驚いた。だが、すぐに気持ちを切り替え、戦況を報告することを優先する。
「偵察部隊からの連絡だ。この辺りの敵は、あそこに氷漬けにされた者で全員らしい……つまり一旦はここを守る必要がない」
アルファイはここに敵が来ないと報告する。確かに一向に二陣が来る気配がない。ここに敵が来ないなら、私たちがこの場にいる意味はないということだ。
「わかりました……ならば、私たちはこのまま壁の守備隊の援軍に向かいましょう。とにかくタウンの中に突破しようとする敵を少しでも減らすのです」
「いや、守りよりも攻めだ! 我々はここから前線に出るべきだ!! そして、敵の背後に回って奇襲する……つまり挟み撃ちを狙うのだ!!!」
「挟み撃ち!?」
アルファイからの意外な提案に驚く。
「ああ。おそらく、敵はここが制圧されたことに気づいていないだろう。それに我々の戦術は籠城戦だと思い込み、とにかく攻めに力を入れている。このチャンスを逃すべきではない」
「それに、我々はインチキ教祖から信者全員の魔力の一部を貰っているじゃないか。その中には、ヴェダの魔力も混ざっているのだ。つまり一度目までなら死んでも大丈夫だ。奴らにこの魔術を知られていないなら、これも奴らの意表を突くチャンスにもなる」
「ア、アタシの魔術が?」
「確かに……ヴェダの魔力があるからこそ、私たちは大胆な行動も取れるかもしれないけど……」
「動くなら今すぐの方がいい。ここが制圧されたことにいずれ気づかれるだろうからな」
アルファイのいうことも一理ある。私たちが死ねば、それはすなわち、インくんの弱体化に繋がる。だから出来るだけ死者を減らす方に動くべきだと考えていた。だが、守っているばかりでは、戦いが長引くのも事実。
――短期決戦だ……俺たちインチキタウンが勝つには、短期決戦で勝負を決める。これが活路だ
インくんもタウンが勝つには、短期決戦に動くべきと言っていた。武闘派教団の月の星団は言い換えれば戦闘のプロ集団。普通の戦い方をして勝てるとは思えない。ならば、コネクトのインくんだからこそ実現した奇跡。全てのスキルタイプを兼ね備えた私たち信者だからこそできる戦法を駆使して賭けに出るべきかもしれない……
私は決めた。
「わかりました。アルファイの言う通り、私たちは前に出ます。ここの戦力は最低限にして、大部分の戦力は、時計回りと反時計回りに分かれて、奇襲を仕掛けます!!」
私たちも前線に出る。
それから、私のグループは、タウンの反時計回りの方に動く。プーランを除いた元ダークカイトのメンバーたちも私のグループに加わり、その中にはヴェダもいた。タウン一番のヒーラーである彼女が死亡した場合、その消失は大きいからタウンに残ってほしかったが……
「アタシだって、オールラウンドとインファイターの魔力を持っているッス! 今なら十分戦えるッス! それにみんなだって、ヒーラーの魔力を持っているとはいえ、まだまだ回復系魔術は使いこなせていないッス!! アタシがみんなを回復させるからきっと役に立てるはずッス」
「そうは言っても……」
「ジュダスさん。確かにヴェダが近くにいれば致命傷を負っても、安心感は凄いわ。プーランがこの場にいないのは残念だけど、私たちが守るからヴェダも同行させてあげて!」
元ダークカイトのエルザがそう提案した。長年ともに歩んできた彼女たちだからこそ、ヴェダへの信頼は揺るぎない。それに、長い付き合いゆえの団結力もある。――もしかすると、彼女たちの方が、私よりもヴェダを守れるかもしれない。
「……わかったわ。でもヴェダ無理はしないでね。あなたが死んだら一気にタウンの死亡率は高くなるから」
「ありがとうッス姐さん! 無理はしないように~~」
「おお! ジュダス。ここに居たのか?」
ヴェダと話の途中、また大きな声で呼ばれた。私は呼ばれた声の方へ顔を向ける。
「グーリュ!」
私を呼んだのは、グーリュだった。
「インチキ教祖からの伝言じゃ。イブリースを見つけたぞ。そして今頃戦っている頃じゃろう」
「「「「「え?」」」」」
グーリュの報告に私含めほとんどが驚きの声を上げる。
「凄いッス! もうこんなに早くに見つけるなんて!!」
ヴェダは興奮を隠しきれず、声を弾ませた。
「教祖なら安心ッス! ならアタシたちが奇襲なんてせずとも、今頃イブリースを倒している頃ッスね!」
「いや……それはどうじゃろう?」
ヴェダの楽観的な感想を否定するかのようにグーリュは神妙な面持ちとなる。
「イブリースを見た印象はかなり強そうじゃった。ワシだったら絶対に戦わずに逃げる一択をするほどにな。インチキ教祖とはいえ、苦戦は免れないだろう」
「そ、そんな……」
グーリュの言葉にヴェダのみならず周りも落ち込む。武闘派教団の指導者。やはりそう簡単に倒せる相手ではないか。でもインくんなら負けないよね。
「そして、ジュダス。これはお前さんとリチャード宛てなんじゃが……」
「……! なに?」
インくんからの伝言はまだ続いていた。私は集中して聞く。
「三体の強者がタウンに向かっている。それをお前さんとリチャードに止めてほしいとのことだ」
◇
「終わったか……」
遠くの敵の頭目を斬った感触を得て、ワタクシはそう呟く。
そして、その言葉を示すように頭目は少しずつ、縦にズズズと身体がズレていく。やがて、頭目は、縦にズバっと両断されながら、ドサッと地面に倒れた。
少し、様子見をしたが、倒れた頭目は動く気配がない。
ワタクシは本当に死んだか確認するため、死体と化した頭目の元へと歩み寄る。反撃の可能性も考え、神経を研ぎ澄ませながら、慎重にそしてさらに慎重にその死体へと近づく。
そして、死体の目の前で歩み、身体に詰まった血が地面に全て垂れ流れる姿と呼吸や心臓の鼓動が一切聞こえないことを確認した。ワタクシは頭目の死を……すなわち勝利を確信した!
「あらぁ。呼吸や心臓の動きもないようね……そして、この死体は幻惑系魔術で作られた物ではない。そもそもそんな魔術を使う暇も与えなかったのだから」
ワタクシは自慢の剣に視線を移し、聞こえるはずもないのだが、もう死体と化した目の前の男にも聞こえるような声量で呟く。
「やはりこの剣の前では、どんな敵も相手ではない。敵の頭目を斬った以上、この戦いはワタクシ達の勝利だ」
ワタクシは再度、頭目の死体に視線を移し、その死体を見下ろしながら宣言する。
「インチキ教祖討ち取ったり」
頭目であるインチキ教祖を倒した。この事実をもって、タウンに勝利宣言をするわ。
勝利宣言をしたら、信者たちはどう動くかしら?
降伏するのか。それとも怒り、タウンの抵抗は強まるのか。
どちらになっても結構よ。仮に信者たちが戦う道を選ぶとしても、そうなれば、全力で叩き潰すのみだから。
「称賛するわ。インチキ教祖よ」
「誰よりも前線に向かい、ワタクシに一人で立ち向かおうとした男。できれば、これ以上遺体を切り刻む行為はしたくないわ。あなたには、敬意の念を抱いているから……だから」
ワタクシは、遺体となったインチキ教祖からある物を取る。
「この血塗られた羽織の一部をもって、勝利宣言をするわ。言わばこれはあなたの首の代替品よ」
ワタクシは、インチキ教祖の身体と共に二つに切り裂かれた黄金の羽織。その一枚を手に取った。血塗られた羽織は、インチキ教祖が致命傷を負った証拠を示すように、ポタ……ポタと血が滴り落ちる。
「さらばよ……インチキ教祖。できれば……タウンの信者たちが降伏することを望むわ」
ワタクシは岩山に跳躍する。そして、タウンに向けて雷電装束で一気に進もうとする。
しかしその時――
「天鼓雷音」
ワタクシの後方から聞こえるはずがない声が。まさか――もうこの世にいないはずなのに、知っている人の声が聞こえた。ワタクシは急いで振り返る!
「!?」
ワタクシの目の前に、雷光を纏った巨大な獅子が、神がいる天を喰らわんと顎を開いた。
そして、まさにワタクシはその顎に捕らわれる寸前まで迫っていた。
ワタクシは自慢の剣でその獅子を捌く
その獅子の咆哮か、あるいは断末魔なのか、辺りの雷がバリバリと鳴り響く。
全てを捌いた後、ワタクシは今の雷電系魔術を放った方向を確認する。
「ちえ。不意打ちで放ったのに……これを防ぐのかよ」
砂ぼこりが舞っているため、姿が見えにくいが確かにそいつはそこにいた。
「な、なぜ……あなたが生きているの!?」
◇
「ワハハハハハ! どうした? その程度か!? 巨人族とはいえ、貧弱だな!!」
タウンのある場所でドラゴン族のルーベンスは、壁から降りて前線で戦っていた。
数十人の委ねる者が倒れ、そして、十メートルはあろう巨人族の二体の首を掴み持ち上げていた。ルーベンスは全長十八メートルあるので、巨人族をかなりの高さまで持ち上げることができる。
「グッ……クビヲ……シ……メラレ」
「ぐッ……化け物め……まさか巨人族の怪力をも上回る種族がいるとは」
委ねる者たちはルーベンスの強さに圧倒されていた。
「フン! オレがいる限り、タウンには誰も行かせん! これ以上無駄死にしたくなければお家に帰るんだな!!」
ルーベンスの身体には、激しい戦闘があったことを物語るように無数の傷跡がある。が、ルーベンスはまだまだ余裕がありそうだ。
「うおおおおお流石俺たちの兄貴! ルーベンス!! アンタ最高だぜ」
壁の上からルーベンスを応援する信者たち。当のルーベンスは応援されて悪い気はしていないようだ。
「あれが……タウンに住むドラゴン族だね? イブン」
「ええ。タウンに二体いるうちの一体ですな」
ルーベンスの前にオーク族とゴブリン族の二人が現れる。
「うん? なんだオマエら」
周りの委ねる者たちの腰が引けている中、その二人はルーベンスを目の前にしてもどこか余裕そうな雰囲気だった。
「イブン! アミーラ!! うおおおお五行緑月が来たぞぉおお」
急に委ねる者たちのテンションが高くなった。
ルーベンスの目の前に現れたのは、五行緑月の一員である、アミーラとイブンだった。
「ドラゴン族……爪牙、翼、強靭な肉体。巨人族をも凌駕するほどの巨体。そして、その巨体に見合う、圧倒的な魔力量。これらすべてを兼ね備えるがゆえに、ドラゴン族は全種族の中でも〝最強クラス〟と称される存在ですな」
「最強だって?」
ドラゴン族について解説するイブン。そして〝最強〟というキーワードにピクンと反応するアミーラ。
アミーラはニヤリとする。
「面白い……――最強が相手ならボクの出番でしょ? この五行緑月最強のボクが相手になろう」
アミーラはこれから戦う準備をするかのように、その場でストレッチをする。その姿は見る者にとっては、緊張感が抜けるような空気感だった。だが、イブンはそんなアミーラに対して、露骨に不機嫌な表情となる。
「アミーラ、嘘はいけませんな。正確な表現をしなければ」
「ああ~~わかったよ。イブリースを除いて五行緑月最強のボクが相手になろう――……これでいいんだろう?」
「うむ。よろしい」
やれやれしながら訂正して説明し直すアミーラ。そんなアミーラの態度でニッコリとなるイブン。だが、ルーベンスは二人のやり取りを見て不機嫌となる。
「オマエらさっきからべちゃくちゃと喋っているが、戦う気があるのか? それとも逃げるのか? どっちだ?」
「ああ。ごめんごめん。戦う戦うって。律儀に待たせてごめんね。つーか敵なんだからいつでも襲ってきてよかったんだよ?」
「ほう。ならそうしよう」
ルーベンスは両手で持っている巨人族をアミーラとイブンに向けてブンと放り投げた。
ドスンッ。
巨人族の巨体が音を立てて積み重なる。まるで死体の山だ。
「フン! これで下敷きとな……って? え?」
ルーベンスが勝ったと思った次の瞬間、巨人族の巨体が不自然に動き出した――いや、正確には、倒れたまま宙に浮いている。ルーベンスが目を凝らすと、それはアミーラが片手で巨人族二体を軽々と持ち上げている姿だった。
一方、イブンの姿は……どこにもない。どうやら、先ほどの攻撃を巧みに躱し、すでに姿をくらませていたようだった。
「二人共まだ息があるな。ねえ? サーとジームの治療誰かやってあげてよ。回復させちゃえばまた戦えるからさあ――」
そう言ってアミーラは巨人族のサーとジームを委ねる者たちへとポイっと投げる。委ねる者たちは急な放り投げに対応できず、数名下敷きとなった。その後、下敷きとなった者たちは巨人族を持ち上げ、どこかへと連れて行くのだった。
「さてと、そろそろ行くよ」
「多少の怪力はあるみたいだな。だが、オマエなんかこの技で地平線の彼方までぶっ飛ばしてやろう」
「スゥウウウウウウウウ。風竜の息吹」
ルーベンスは大きく息を吸った後、口から嵐風系魔術による竜巻を放つ。
ゴオオオと竜巻がアミーラに迫る中、アミーラは余裕そうな笑みを崩さない。
「嵐風系魔術か。ならこれを使うか」
アミーラは両手の人差し指と中指を伸ばしてくっつけ、残りの指を握るいわゆる刀印と呼ばれる印相にする。そして――
「嵐風装束」
そう唱えたアミーラの身体は、嵐風系魔術を纏うように、風で作られたトーブを着用した。そして、ルーベンスの竜巻は、そのままアミーラに直撃する。
(やったか!?)
確かな手応えを感じたルーベンスは、竜巻を口から放ち続けながら、心の中でそう呟いた。
しかし、安堵したのも束の間——その竜巻の中から、アミーラの声が響いてきた。
「嵐風装束。これは、嵐風系と肉体強化系の複合魔術だ。この魔術を着用することで、高速移動や空中戦が可能になるだけじゃない。嵐風系魔術への耐性も得られるんだよ」
その言葉通り、アミーラは竜巻の中をものともせず、まっすぐルーベンスへと迫ってきた。風を切り裂くように飛行し、減速することなく目の前に現れる。
「うおらああっ!」
バキッ——!
風を纏った拳がルーベンスの頬を殴る。
凄まじい衝撃に、ルーベンスは吐血しながら、地面へと叩きつけられた。
ピクピクと痙攣し、その後、起き上がることはなかった。つまり一撃で気絶だ。
「そろそろ出てきなよ、イブン。コイツを使いたかったんだろ?」
アミーラはどこかにいるイブンへ呼びかける。すると、呼応するように、地面からニュイとモグラのように首を出した。
「フフフ。言葉にせずとも、気持ちが通じているとは……生意気だけど、孝孫な子に育って嬉しいですな」
イブンはアミーラの親切心にニヤニヤしながら、身体を地中から地面へと出ていく。
「では……さっそく、ドラゴン族の身体を頂きましょうか……【ナーイ】」
イブンが手を広げて、「ナーイ」と唱えると、手のひらから魔法陣が発生した。そして、魔法陣から葦の笛が飛び出た。
「意識を失っている状態でも、耳は音を感知する。故に、気絶しようが、この演奏は防げない」
「♪♪♪♪♪♪♪♪♪」
突如、イブンは笛を吹き始めた。
しばらくすると、ルーベンスは身体をゆっくりと起き上がった。
「あなたの名は? ドラゴン族よ」
イブンがルーベンスに質問すると、ルーベンスは牙が何本か抜けた後の痛々しい口を開く。
「ルーベンスです。ご主人様」
「よろしい。これで、ドラゴン族の催眠は完了だ。お前の身体は私の物だ」
気づいた読者もいるかもですが、今回は、第三章プロローグ:「インチキ教祖討ち取ったり」の一場面のエピソードです。
次回は、五行緑月のメンバーとあのキャラが戦う予定となります。
また、別件ですが、春チャレンジ2025で以下短編を投稿しました。
よろしければ、こちらも読んで頂けると幸いです。
タイトル:佐藤覇天威は今日もハイスクールライフを楽しむ




