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壱の魔術  作者: 川犬
第2章
28/38

無魔術師-11

少し更新が遅れてしまいました

すいませんw

@@@@@change



 ここは、どうやら裏組織の本拠地のとある一室のようだ。なぜ、ここに来れたかというと……言うまでもないわね。分からない人のためにも言っておくと、探知と空間移動を使って、ここに移動した。そう言えば、分かるかしら?分かるわよね。


「そこまでだ!」


 私の隣で突然ルフィーナが怒声を出した。私は驚いて、ビクンと肩を揺らす。私は、どうしてルフィーナが怒声を上げたのか確認するようにして、暗い部屋の中で動く人物を発見した。


 暗くてよく見えないけれど、たぶんハジメではないようね。コノハでもない。


 その暗闇に紛れ込んでいる人物は、初めて声を発した。


「何?」


 その人物の手中にはキラリと光るものがある。おそらく、ナイフだろう。


光よここを照らせライトアップ


 ルフィーナは、基本魔術であるライトアップを使った。何の前触れもなく、この部屋だけが明るくなる。相手の姿と、その近くにいる人物を確認した。


「ハジメ! コノハ!」


 私は思わず叫んでいた。やっと見つかった……。でも、今は喜んでいる場合じゃないわ。


 ハジメとコノハは、ベッドで寝ていた。寝息を立てて寝ていた。……おかしいわ。こんなに叫んでいるのに聞こえていないなんて……。まさか……!!


「無駄だよ。このベッドに寝てしまうと、目が覚めるまで待つかベッドから離れるかしないと、だめなんだよ」


 ナイフを持っていたのは、青年だった。私と同じぐらいの年の青年。


「あんた! なにする気なの!?」


「ふふふ…面白いこと」


 そういって、青年はハジメにナイフを振り落と――

風よ相手のウィンド所持物を吹き飛ばせコントロール

 ――せなかった。


「なっ!?」


 青年の手から、ナイフが一瞬のうちに消え、壁に深々しく刺さった。それで、警戒を強めたのか、青年は戦闘態勢に入る。


「マイ、コノハとハジメを頼む」


「え?」


 私が疑問形になったのを、ルフィーナは、聞いてないようで何かを唱えた。それで、コノハとハジメがこちらに引き寄せられる。


「っく!!」


 青年が、顔を歪ませた。まさか、ルフィーナが上級風魔術師だとは、思わなかったらしい。


 ハジメとコノハは、ベッドから離れた瞬間から、目を覚ましたようで、私のところまで来たときには、口をぽかんと開けて疑問符を頭に浮かべていた。


「ハジメ! コノハ! 逃げるわよ!」


「え? は? へ?」


 コノハは頷いたが、ハジメはいまだに疑問符を頭に浮かべていた。


「あーもう!なんでもいいから、逃げるわよ! ……といっても、空間移動は2人が限界だから、走って逃げるしかないわね」


 ハジメは、なんとなく状況を理解したようで、わかったと頷いた。


「ハジメ!」


 青年とにらみ合っているルフィーナは、ハジメの名を呼びながら、ハジメに向かって何かを投げた。

 ハジメは、それをぎこちない手つきで受け取った。


「これは……」


「いそぐわよ!」


「うわぁ!? 手を引っ張るな! 思いっきり手を引っ張ったら、イタタタタタタッ!!!」


「うるさい! コノハ、出口がどこにあるか知ってるわよね!? 道案内お願い!」


「はいです!」



@@@@@change



 俺は、コノハに導かれ、マイと一緒に走りながら、いまだにすっきりと完全に目が覚めない頭で、今の状況を必死になって考えた。


 目が覚めたら、いつの間にかルフィーナがレイドと対立していて、それで、俺はマイにたたき起こされていた。ベッドから、かなり離れていたところにいたことを考えると、吹き飛ばされたらしい。とすると、風魔術か? それなら、ルフィーナが俺とコノハをマイの元へ吹き飛ばしたに違いないはずだ。

 ……確かその後、逃げる直前にルフィーナから『弱泡石』を返してもらった。


 レイドは……、一体何をしに来たんだ? ルフィーナは、コノハを連れ去ったやつなのに、なぜ、レイドと戦っている? ……分からない。分からないことは、いくら考えたとしても時間の無駄だ。余計なことは何も考えずに、逃げることに専念するとしよう。


 タタタタタタタッ。


 俺とマイは相変わらず、コノハを追いかけ続けている。コノハは、出口めがけて走っている。あの部屋を出てから、10分ほど時間が経過していた。


 走りながらも、俺は、前方にいるコノハにある程度小さな声で聞く。


「あとどのくらいで、出口なんだ?」


 コノハは、振り返らずに答えた。


「後……ええと……、……?」


 コノハは、走りながらも天井や壁などをよく観察している。いったい何なんだ?


「……そんな……!」


「ん? どうした?」


「お、おかしいです……! 本来ならそろそろ出口に到着してもいい頃なのですが……」


「出口にたどり着けない、と。どこかで、道を間違えたか」


 普通ならそういうことだろう。だが、

「いえ……、さっきから……同じ場所を通っているんです……!」


「なっ」「えっ!?」


 俺とマイの声が重なった。そして、コノハが歩きだしたことによって、俺とマイも歩き出す。

 さっきから同じ場所を通っている……? ループしているのか? ということは……、

「誰かが、意図的に魔術で俺たちをこの空間に閉じ込めたと?」


「……はい。そうなりますね」


 マイは目をとじ、深呼吸をして、再び目を開けた。


「走るわよ」


「は?」


 走っても出口に出ることができないんじゃ、無駄だと思うが。


「走っても意味ないんじゃないのか?ここは、ルフィーナが来るのを待っていたほうが――」


「バカね」


 馬鹿なわけないだろう。俺だって一応、考えがあるんだ。その考えとはこうだ。


「でも出口になんてたどり着けないのなら、ここで待ってたほうがいいような気がするが。体力も温存したほうがいいしな」


「だから、それじゃ相手の思いのままなの。捕まったら終わりでしょ?」


「あ、そうか。なるほどな」


 マイが、ふうと息を一気に吐き捨てる。


「コノハとハジメ! 今度は私が先頭を行くわよ! ついてきなさい!」


 こんな時なのに、マイは笑顔でいやがる。俺は、軽くため息をついた。


「了解」


 そこで、コノハも了承し、『永遠ループから抜け出せるかゲーム』が始まった。まあ無理なんだがな。最悪な事態にならないことを切に願う。



@@@@@change



 僕は、冷や汗をかいて舌打ちをした。ハジメとコノハは、もうすでに逃げ出していた。


 こんな時に、邪魔されるなんて思いもしなかった。僕は、少し前にこの組織のリーダーに次は失敗しませんと言った。だから、失敗するわけにはいかなかった。でも……、たぶんこの調子じゃ失敗するだろうなあ。そしたら、僕はこの組織から追い出されて、金もなくそのまま死んじゃうんだろうな。それはいやだ。


 僕の命は、昔お金の事情で、僕をどこかに預け、消えていった姉さんの為に存在してるんだ。その命を失う訳には、いかない。だから、僕は……!


「ピーーーッ!」


 僕は、勢いよく口笛を鳴らした。相手は、首をかしげている。何がしたいんだとでも言いたげだ。

 でも、相手の表情が突如変化した。その変化とともに、バッサバッサと羽を動かす音が聞こえてくる。


「……ドラゴンか。ふん、まあいいだろう。ハンデだ。それぐらいは、やってもいい」


「そんな口をたたいてられんのも、今のうちだけだよ?」


 僕のその一言に、相手はフッと微笑んだ。


「そうか。なら、その力を我に見せてくれ」



@@@@@



 僕はあることに気づいていなかった。それは、とても重要なことだというのに……。この時に、気づいていれば、僕にとっての、それから、相手にとってのハッピーエンドを送れたというのに……!!

更新が遅れた理由はあれです。

高校生活が始まって、いろいろとすることがあったからです。

はい、サーセンw



んでもって、次回!

……戦闘シーンかあ。まあ、がんばって戦闘シーンを描くとするか!

まあ、今回のはプロット書いてますんで、結構感動作になるんじゃないでしょうかね。んー、まだ何とも言えないw

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