「スキー合宿ってしってる?」「部活の?」「え、旅行でしょ?」「ふぁっ?!」
オラ、アミーゴ!
三屋城です☆
推し作家さんの一括投稿にほんわか可愛らしさを感じ癒された今日この頃。
拝読した作品でふと思い出したことがあったので、これを書いています。
皆様は修学旅行、と聞いて何を思い浮かべますか?
フリータイムで好きな子と行動を共にするキャッキャうふふ? 良いですね、青春です。
普段は一緒に泊まることの出来ない、友人との客室での和気藹藹? 良いですね、青春です。
青春青春と言ってしまって、あれですけれど。
私の場合は、ひたすら雪でした。
これ、多分地域や時代的に共感していただける層と、えっとどういうこと? という層に分かれるのでは、と思ったのですがどうでしょうか。
そう、今はもう廃れたかもしれませんが、修学旅行にスキーをする。
というのが流行っていたことがある、のだと私は思ったのです。
統計は取っていません☆
私が住んでいた地域は割と広範囲で行き先が北海道でした。
スキーと観光、というところもあれば、スキーは無く観光主体、という場合もありました。
しかし我が母校は違いました。
当時から荒れていましたが、先代のどの時点か知りませんが、とても……すっごく荒れていたそうで。
観光タイプの修学旅行中、一部生徒がどうにも歓楽街へと流れたとの噂がまことしやかにあり。
そのお陰でめでたく? スキー込みの修学旅行。
だったのです。
が。
他の学校と、その徹底ぶりが違いました。
我々は、着くなり車内観光を少しして(ちなみに私は長旅? に疲れて唯一のメイン中に爆睡し、時計塔すら見られなかったという……)その後ニセコに合法的監禁をされたのです。
合法的に監禁!
物騒ですよね。
けれど、多分もう問題を起こされたくなかったのでしょう。
外は雪に次ぐ雪。
遊び場なぞ無く安全。
気持ちは、とても、わかる。
そうして、あとはひたすらスキーを滑ることになるのでした。
けど、結局一部男子が問題を起こしました。
廊下で反省させられたその理由。
ホテルの外に出て馬鹿騒ぎしたらしい。
雪に喜ぶわんこか。
県にちゃんと雪あるやんけ。
けど出るんか。
昼にスキー三昧して、まだ雪で遊ぶ。
しかもどっぷり暗い時間です。
すごいなぁと、逆に感心しました。
バイタリティですね、青春でもあるかもしれません。
あとは筋肉量の違いでしょうか、筋肉あるとあったかいと聞きます。
そんなスキー合宿でしたが、今思い出した記憶があります。
漫画キャラに出てくるかのような、両頬あたりに黒子が左右対称にあるインストラクターの方が引率してくれたのです、が。
レッスンの最後の最後で、上級者コースにぶち込まれたのです。
初心者グループだのに。
我々は一生懸命麓まで降りました。
我々というか、一番私が必死だったかもしれません。
引き離しも引き離されての最後尾くらい、下手くそだったので。
なので、途中でそのインストラクターには、笑われました。
私の元へ助けにきたふりをして鼻で笑う。
ある種、しょうがないです。
けど、こっちだって学校に言われてやってるのだから、しょうがないじゃないか〜!
そっちも仕事、こっちだって学生の仕事。
ドローにしてもうちょい優しさが欲しかったところです。
むしろ職業人としてどーなのと当時は思いました。
が、私がこの話をその後しばらく鉄板の笑える話として、消費しているので今はドローです(謎基準)
振り返ってみれば、上級者コースへ行ったこと自体、私への腹いせだったのではとも思えるなぁというところでは、あります。
初心者グループの中でも一等下手なのは自分でもわかっており、また教えるカリキュラムやグループ自体に迷惑をかけているだろうことも、理解していました。
何せ、ボーゲンすら操れず、怖くて中々纏まった距離を進むことができなかったので。
うう、わてもうソリでええ、ソリですべらせろぉぉ。
怖いのがわかっていたのでほんとは遠慮したかったスキーですが、旅程に組み込まれているので、逃げるわけにはいきません。
思春期ですので、仮病で逃げたら誹りも受けます。
だから一生懸命滑る、けどどちらかというと一生懸命転けている。
なので、高校修学旅行と言ったら、雪雪雪。
雪質にはびっくりしました! 素敵にふわふわしている! 感動!
あと行き途中の休憩で入ったところにあった、トイレ内自動演奏グランドピアノ。
唯一食べられたジンギスカン! ジンギスカン!!
そんな切なおもろスキー式修学旅行、今はもう懐かしい思い出です。