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7 領域



「転移獣人?」


 シュウは額から鉢巻ごとサークレットを取り外した。すぐに側頭部の高い位置に立派な狼の耳があらわれ、裾の長い上着の間からはふさふさとした尻尾が見えるようになった。シュウは反応をうかがうように三人の魔術師の顔を見た。


「えーと、俺たちが転移してきた異世界人だってことは、アキラが説明してるんだよな?」

「白い場所に集められて、新しい人生を選べと言われて、その後こちらに出現した、という話の事かしら」


 リンウッドは初耳だったのだろう、聞いてないぞとミシェルに向けて眉をしかめて見せた。「そうだったかしら」ととぼけた彼女から、簡単にコウメイたち三人の出自について説明を受けたリンウッドは、しみじみと呟いた。


「死後に虹色の階段を昇った先が、そういう白い世界だったな」

「ん……?」

「だった、って?」


 まるで死んだ経験があるような言い方に全員の視線が集まった。リンウッドは指先でトントンと目の端を叩いて。


「この義眼を交換するときに、タイミングを誤ってな」


 リンウッドが魔石の義肢で延命を続けていることは、ミシェルらも知っていたようで「それで?」と首を傾げている。


「気がついたら虹色の階段を昇っていたんだ」

「ちょっと! 聞いてないわよ?」

「ええなぁ、面白そうな経験して」


 淡々と爆弾を落としたリンウッドに、ミシェルは驚愕の、アレックスは羨望の眼差しを向けた。この三人も面倒くさい人たちだな。コウメイは嫌そうに名目上の師匠たちを見るアキラの杯に酒を注いだ。


「階段を昇り切った先が死後にたどり着く場所だとわかって、慌てて駆け降りた。まだ研究を始めたばかりで死ぬわけにはゆかんからな」

「すげぇな。あの世から引き返してきたのかよ」


 魔術師の研究に対する執念は死すら克服するのか。


「背後から白い世界が追いかけてきたぞ。あれから逃げ切るのは大変だった。捕まらないように転げ落ちながらなんとか階段を降り切ったが、この齢でしたい運動じゃなかったな」


 死後の世界への階段なので精神体が全力疾走していたはずなのに、生還を果たした時に何故か全身筋肉痛だったのは今でも謎だ。精神と肉体がどういう風につながっているのか、ここも研究課題だなとのズレた感想に、三人は色々と突っ込みたくなったが、話が進まなくなるのでぐっとこらえてスルーした。


「アキラらは前の世界で死んで、白いところで声に『選べ』ていわれた中に、エルフと獣人もあったんか。狼だけなん? 熊とかキツネとかウサギでこっち来たんはおらへんの?」


 興味津々に伸ばされたアレックスの手をひょいっと避けたシュウは、友人たちの方へと腰をずらして魔術師たちと距離をあけた。ミシェルもそうだが、アレックスの目も研究対象を観察する研究者のそれに変わっているのだ、身の危険をひしひしと感じる。


「俺の他にも獣人でこっちに放り込まれた奴はいると思う。会ったことねーけど」

「確認したわけではないのに、存在すると言い切れるのはどうしてなの?」

「人気あったから、かなー?」

「人気ですって?」

「意味が分からんな」


 しきりに首を傾げる魔術師たちにどう説明すればいいのか、シュウはコウメイに助けを求めた。こういう時のための役割分担だろと目で訴えられ、コウメイは肩をすくめて引き継いだ。


「俺たちの生まれた世界は人族だけの世界で、エルフとか獣人は存在しない。魔物も、魔術師もいない」


 コウメイの説明にミシェルが眉をひそめた。


「居ないなら知らないはずでしょうに、あなたたち不自然なほど詳しいじゃない?」

「現実にはいねぇけど、空想の中には存在してるんだよ」


 フィクションという概念をどう説明したものだろうか。エルフや獣人といった存在が、ゲームや漫画や小説に当然に存在して身近だった自分たちと、現実に存在していても遠く隔たりのあるミシェルたちでは受け取り方が違う。


「王都で流行していた本を知らねぇかな? 俺たちのような転生した人族と、獣人とエルフの旅を書いた読み物なんだが」

「ああ、上流階級で出回っている荒唐無稽な本ね」


 一応目を通したのだというミシェルは、史実を無視した内容だと評価していた。学者の視点だと娯楽小説はそういう感想になるのだろう。


「ああいう空想物語が、俺たちの世界にはあふれかえってたんだよ。エルフやドワーフや色々な獣人が、人間と一緒に旅をしたり、魔物を討伐したりする空想物語(フィクション)が、娯楽として流行ってたからな」

「娯楽、ねぇ」


 ミシェルは興味深そうに、アレックスは既に知っている知識を補完するために、そしてリンウッドは酒を飲むのも忘れて、コウメイの説明を聞いていた。


物語(フィクション)の中で獣人とかエルフは人気があったんだ。だから白い場所で選択する余裕があった奴は、人族以外の種族を選んだ可能性は高いと思う」

「それなりの数がおる言うんやな?」

「なるほどね、わたくしの屋敷で働いているメイドの一人は転移者で、彼女の友人はエルフとしてこちらにやってきたと言っていたわ」


 てっきり前世と同じ種族を今生でも選んだのだとばかり思っていたが、そういう土台があれば他種族を選ぶ思考もあり得るのかとミシェルが呟いた。


「実際のところ、どれくらいの奴が獣人選んでこっちに来てるのかわかんねーんだ」


 シュウはガシガシと頭をかいた。あの場所には多くの人がいたが、個を認識できていたのはすぐ近くにいる数人だけだった。それにケモ耳好きは、愛でる派と成りきる派に分かれる。


「アキラにこっちの世界の歴史とかいろいろ教わって、獣人と人族の関係があんまり良くねーのもしかたねーかなと思う。けど、そーいうのを知らねー奴らがさ、こっちで困ってるはずなんだ」


 転移直後の王都での生活を思い出したのか、シュウの目がわずかに細められた。


「ネイトのおっさんみてーに好意的な人もたまにいたけど、ほとんどの人は俺を見下したり馬鹿にしてた。飯食いたくても店に入れてもらえねーとか、屋台で買おうとしても売ってもらえねーこともあった。宿もさ、普通の宿は泊めてもらえなくて、最低の宿の最低の部屋に、すげー高い値段で泊ってた」


 はじめてシュウの口から王都時代の苦労話を聞いた二人の目が衝撃に見開かれた。シュウが「獣人は生きづらい」と愚痴っていたが、これまで具体的にどういった経験をしたのか聞かされたことはなかったからだ。


「……シュウ、そういうことは早く言ってくれよ」

「王都にずいぶん長くいたのに、全く気付かなかったぞ」


 理不尽や侮蔑への怒りなどもう忘れたかのような凪いだシュウの表情が、自分たちを拒絶しているように思えて、コウメイは辛そうに顔をしかめた。


「割と早いうちにネイトのおっさんに拾ってもらえたおかげで、まともな寝床は確保できたし、王都にも数は少ねーけど獣人を蔑まない人はいたから、コウメイたちと合流したころはあんまり困ってなかったんだよなー」


 今さら言ってもしかたねーだろとシュウはへらっと笑ってみせた。


「そういうわけで、獣人で転移した人が困ってるのを助けられねーかなーって考えてて、そのへんの相談をエルズワースさんとしてーんだけど」


 この世界でシュウたちが出会ったことがある獣人族はエルズワースだけなので、彼を窓口に他の獣人族にも転移獣人の救済を頼んでもらえないかと思っていた。


「エルズワースさんって、確か子供の頃にさらわれたって言ってただろ。同じように困ってる獣人を助けてくれたりしねーかな?」


 期待のこもった目を向けられたアレックスは、細い目をさらに細めて小首を傾げた。


「頼んでみたかったら言うてみたらええけど、多分あかん思うで?」

「どーしてだよ?」


 ミシェルもリンウッドも、そしてアレックスも渋い顔だ。


「エル坊は小っさい時に人族にさらわれよった経験から、人族を憎悪しとる。シュウが自分と同じような経験したはぐれ獣人やと思うとったから鍛えたし、助けがいるなら手ぇ貸す言うたんや。それが元は人族やていうたらどないなるか。元人族の今獣人を助けたい言うてもまあ無理やろな」


 下手したらその場で首飛ばされて終わりやで、と手刀で首を落とすジェスチャー付きの物騒な忠告までついてきた。


「他の獣人族も同じ考えでしょうか?」

「人族に友好的な獣人族はいねーのか?」

「どやろなぁ。おおむね変わらへん思うんやけど、狼やウサギらはわりかし人族と交流しとるようやし、話ぐらいは聞いてもらえるかもなぁ」


 協力を得られるかどうかは分からないが、話し合える可能性はある、そう匂わせたアレックスの言葉を聞いて、シュウがほっとして肩の力を抜いた。自分は狼獣人だ、人族と友好的だという狼族なら助けてもらえるかもしれない。そう安堵するシュウに、ミシェルは少し厳しい口調で忠告した。


「アレックスの言葉を素直に受け取ってはダメよ。彼は残酷な愉快犯なんですからね」

「ワシそない思われとんの?」

「事実だもの。あなたシュウたちが獣人族に拒絶されて傷つくところを見たいだけでしょう?」


 刺のあるミシェルの声を、細目のエルフはまんざらでもないという表情で聞き流した。


「はぁ? どーいうことだよっ」

「シュウ、アレックスはエルフだ」

「だから何だよ」


 前のめりになるシュウの肩を、渋い表情のアキラが押さえた。


「俺たちの知ってるエルフと、この世界のエルフは違う、ということだと思う。少なくとも、アレックス個人はミシェルさんの言う通りだ」


 アレックスは善意で誰かのために動くことはない。彼が誰かのために何かをするときは、自分が楽しみたいからだということを、アキラは思い知っていた。


「アキラまで、そない人でなしみたいに言わんといて、傷つくわ」

「人じゃねぇだろ」

「性悪エルフだ」

「よけい酷いやん」


 目尻の涙を拭くふりをする細目のエルフの口元は、泣きまねとは正反対の笑みの形を作っていた。


「そうね、あなたたちは根本的に違うという事を理解する必要があるわね」


 ミシェルに空になったカップを突き出され、コウメイがそれに酒を注いで返した。


「話を聞く限りだけれど、あなたたちはこの世界の獣人族やエルフに、自分たちの世界での認識を重ねているように思うわね。そこをまず矯正しておかないと、今以上に生きづらくなるわよ」

「この世界の亜人族は、おまえたちが思っている以上に冷酷だぞ」

「まあ、本物の獣人族の事知らんから、そない甘っちょろいこと言い出すんやろな」


 無知を指摘されただけでなく、甘っちょろいと酷評されたシュウは、むっとして三人の魔術師を睨んだ。


「ちょうどいいわ、あなたたちがマーゲイトにいるのは、ウォルク村の獣人の噂を聞いたからでしょう?」


 教えたのはネイトかしら、とミシェルは苦笑いだ。


「本当の獣人族を知るいい機会だわ。ウォルク村を訪ねてみなさい。そのうえであなたたちが判断しなさい。獣人族が助けを求めることができる相手なのかどうか」

「じゃあやっぱりウォルク村は獣人の村なのか?」

「わたくしはそう聞いているわね」


 どうなの、とミシェルはアレックスを振り返った。


「獣人族にもいろいろあるんやで。あそこは獣人やけど獣人とは認められんかった者たちが隠れ住んどるところやな」


 アレックスの言葉に、シュウは首を傾げ、コウメイとアキラは警戒を深めた。


「獣人とは認められなかった、というのどういうことだ?」

「獣人族にもいろいろあんのや、色々なぁ」


 含みのある声は意図してシュウの不安を煽っているように聞こえた。


「真の獣人はエルフと同じや、人族とは一切かかわらんねん。境界線で切り分けた向こう側で、自分らだけで生きとるんや。人族が十数年ごとに見かける獣人らは、境界の向こう側から逃げてきた奴らやな」

「それは初耳だわ」

「ワシも人族に喋るん初めてやで」


 魔法使いギルド長として他種族に詳しいミシェルも知らないという獣人族の事情を、アレックスは淡々と暴露した。


「獣人族は見たまんま獣の性質に支配される種族や。強いもんが正義であり絶対なんや。せやからどの種族も、成人ん時に一族の証をたてるための試練を受けなならん。その試練をのり越えられへんかったら、獣人族の中で半端もんの扱いらしいで」

「成人の試練って、どんなんなんだ?」

「それは種族によるんやない? よう知らんけど。試練に打ち勝てへんかった獣人は、同族ん中でもなかなかに生きづらいやろな。獣人族の領域は、強うないと生き抜けへん過酷なところや。弱い個体は淘汰されていくんは仕方ないやろ」

「淘汰……」


 不穏な響きにアキラが不快げに眉を寄せた。コウメイも「弱肉強食か」と嫌そうに呟いている。


「せやから少しでも生きやすい環境に逃げてくるんやで。敵対しとる人族の支配領域の方が生き延びやすいんや、皮肉やろ」

「じゃあウォルク村も獣人族の弱い個体が集まってできた村ってことか」

「十中八九、せやろなぁ」

「こちらに作られた獣人たちの村と、境界の向こうの獣人族の領域とは行き来があるのか?」

「あるで。ワシがエル坊を呼び出すんもこっちの村経由やし」


 獣人たちは領域内では得られない素材や食料を、村を窓口にして入手するという名目で、完全に領域を閉じることはないらしい。人族とのつながりを残したままにしているのも、試練に打ち勝てなかった同胞たちへの憐憫ゆえなのかもしれない。


「待ちなさいアレックス、その情報はあなたが口にしてもいいものなの?」


 それまで研究者の顔で聞き入っていたミシェルの目つきが変わった。種族の秘密を他族の者が勝手にしゃべったことで、彼らとの関係がこじれる原因になりはしないか。下手をすれば知った自分たちの命が損なわれかねないと心配になるほどに、アレックスが口にした情報は重要で、慎重に扱わねば危険なものだった。


「別に秘密でも何でもあらへんのやけどな。ワシら(エルフ)は当たり前に知っとることやし、昔は人族も知っとったことやで」


 長い年月の間に、人族の記録と記憶から消えてしまっただけだと、アレックスは何でもないことのように言った。


「知っとるだけなら別に問題あらへんで、知っとるだけなら、な」

「あなたなりに人を選んでいるというわけね」


 ミシェルらやコウメイたちに対する信頼といえばよく聞こえるが、実のところはアレックスの気まぐれだ。この情報をどう利用しようとかまわないが、その報いはアレックスではなくコウメイたちに返ってくる。厄介で危険極まりない情報を押しつけられても迷惑だとアキラは細目を睨みつけた。

 残っていた最後の酢漬けをポリポリとかじりながら、アレックスはシュウを向いた。


「人族の領域に隠れ住んどる獣人らは、獣人の半端もんや。一族の中で生残れへん弱者やから、おんなじ弱者に同情くらいしてくれるかもしれんし、ウォルク村に行こう思うたんは正しい選択やで」


 褒められているのか馬鹿にされているのか微妙だと額を押さえながら、アキラが難しい顔でミシェルたちに問うた。


「そのウォルク村ですが、二十九年前にヘルハウンドに襲撃されて滅びたと伝わっています。そのあたりの詳細を何か知りませんか?」

「そうなん?」


 ナナクシャール島に引き籠っているアレックスはこんな山奥の情報には疎い。大陸の西側を転々としていたリンウッドは、今はじめて村の存在を知ったばかりだし、ミシェルも困ったように首を傾げた。


「それに、廃村を訪れた町の冒険者たちが、何人も姿を消してるらしいぜ。魔物に襲われたんじゃなく、忽然と消えたらしい」

「魔法使いギルドに報告はいっとらんの?」

「わたくしの就任はごく最近の事ですし、冒険者の消息は管轄外よ。それに獣人族に関しての情報はデリケートなものだから、三十年近く前の事となると調べてみないとわからないわね」


 珍しくアレックスが真剣な面持ちで眉をひそめた。


「ヘルハウンドなぁ、なんや、ようない感じするんやけど」

「なにか気になることでも?」

「ウォルク村は確か、狼系の獣人が隠れ住んどったはずやねん」

「狼系」

「せやで。狼獣人がヘルハウンドに壊滅させられるて、なんや引っかからへんか?」


 自らの身体に秘める獣の性質は、魔獣や魔物を支配するに足るだけの力を持つのだとアレックスは言った。


「エル坊は熊系の魔獣や魔物を従えるし、狼獣人は犬や狼系の魔獣や魔物を支配しとるはずや。いくらこっちに住む半端もんやっても、その辺は同じなんやけど」


 いい加減に重要情報をポロポロとこぼすのは止めろと注意しかけたコウメイは、不穏な事実に気づいて顔色を変えた。 


「ヘルハウンドって、犬系の魔物だったよな?」

「せやな」

「支配してるはずの魔物に襲われるなんてあり得るのか?」

「ありえへんなぁ。それに腐っても獣人やで、ヘルハウンドごときに壊滅させられるほど弱うないはずやけど」


 ここにいる六人の中では最も獣人族を知るアレックスが、ウォルク村の壊滅を不審がっていた。


「……ウォルク村に何があったんだ?」


   +++


 酒宴と密談の濃厚な夜が明けた。

 日の出前から起き出したコウメイが朝食を作り始めると、酒の残る腫れぼったい顔でアレックスが起きてきて、開口一番に胃にやさしいスープを要求した。


「骸骨とおんなじペースで飲んだんが間違いやったわ。骨が酔っぱらうわけあらへんのや、生身が真似したらあかんわ」


 その骸骨であるところのリンウッドは、スッキリとした目覚めだったらしく、二日酔いの誰かのために作られた軽い朝食では物足りないと不満そうだった。


「お前たち、ここの書庫はまだ調べていなかったのか?」


 真っ先に籠って読みふけっていそうなのにと呆れるリンウッドに、アキラは額に縦ジワを作り、コウメイは思い出し笑いで小さく噴き出した。


「四六時中シンシアちゃんに付きまとわれていたらしいからなぁ」

「そりゃ調べる余裕はなかっただろうな」


 昨日あれだけ大泣きしたのだ、今日は静かであってほしい。


「ワシらが帰るんは夕飯前や。それまでは手伝うたるわ」

「ミシェルも気にしていたようだし、俺も興味があるからな」

「……よろしくお願いします」


 異端のエルフと狂気の治療術師の研究心にも火がついてしまったようだった。


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