ヘルミーネの遺物 人物まとめ
ヘルミーネの遺物 人物紹介 ※マーゲイトに到着時点の年齢
【ご長寿三人組】
コウメイ/三木浩明
人族・見た目20歳(実年齢42歳 7/30生まれ)185㎝85キロ/高校3年の夏に転移/趣味・料理
通っている塾近くのコンビニにて爆発事故に巻き込まれ、萩森兄妹らとともに異世界へ移転。ナナクシャール島で重傷を負い、治療薬が間に合わずに右目を欠損。魔石の義眼を入手し有益な副作用も手に入れたが、アキラには叱られた。でも後悔はしていない。エルフ族の上前をはねるための単身赴任が終わってほっとしている。マイルズとは飲み友達。米を探し出す気満々だったのに……。穴掘り、本音はちょっと楽しかった。いくら潜入作戦であっても奴隷の腕輪は勘弁してほしかった。あとアキラのサークレットは似合ってたけど緊箍児は要らなかった。
食事全般担当/戦闘時のリーダー
外見の特徴/濃い栗毛でくせ毛。前髪長め。瞳は黒と虹のオッドアイ。普段は黒の眼帯使用。
好みのタイプ/食わせたいと思った相手がタイプ
登録ギルド/冒険者ギルド
メイン武器/死神の魔剣(製作・ロビン/命名・シュウ)/ナイフ
魔武具/魔石義眼(製作・リンウッド/素材・虹魔石) 1個目は廃棄。2個目に付け替えた。
魔法/水属性(剣に水をまとわせて切れ味を上げることを覚えた) どこでも蛇口
酒癖/ワク。後始末係おかん。
二つ名/隻眼の死神
【※】ミキ/魔術剣士。黒髪黒目。眼帯着用だが、義眼は黒目のレンズ着用して擬態。
冒険者ギルドで魔術と剣を融合させた珍しい戦い方をする冒険者がいると評判になり、魔術師団にスカウトされた。物珍しさと見た目、剣の腕が認められて団長の護衛として採用される。退団させないため、不意打ちで奴隷の腕輪をはめられた。
アキラ/萩森彰良
エルフ族・見た目20歳(実年齢42歳 12/26生まれ)/178㎝70キロ/高校3年の夏に転移/趣味・ガーデニング/シスコン
妹とともに塾近くのコンビニにて爆発事故に巻き込まれ友人や妹らと異世界へ移転。転移事故コウメイのせいによりエルフに。自己の限定解除(笑)で、エルフ侵食度が増加し、あちこちの色が抜け落ちた。長生き仲間ができて嬉しくもあり、複雑でもある。知識欲は高い。火蜥蜴に喰われて右足を失う。片足で行動範囲が狭まるのが嫌で、こっそり座布団持参で森を散策していたが、いろいろ詰めが甘いせいでハリハルタの冒険者らに目撃され、いつの間にか余計な二つ名が増えていた。魔術書への好奇心が捨てられず、レオナードの依頼を断れなかった。魔道具修理師として魔術師団への潜入を謀る。想定以上にヒッターに気に入られてしまい、まさかの緊箍児をはめられた。穏便に、ひっそりと、と堪えていたがヒッターにキレて爆発した。いい加減、エルフ族に好き勝手にこき使われるのをどうにかしたい。
雑用担当/作戦参謀
外見の特徴/今回は黒髪だが素は銀髪。伸びてきた髪は首の後ろで一つにまとめられていることが多い。瞳は銀。
好みのタイプ/嫌いなタイプ以外
登録ギルド/魔法使いギルド(身分証は6枚もある(偽名込))
メイン武器/黒い細魔剣(製作・ロビン/命名・シュウ)/今回はお留守番の帰ってきたミノタウロスの杖(製作・アレックス/素材・ミノタウロスの角と紫魔石)/同じく留守番の治癒の杖(自作。正式名称は萌芽の杖。治療魔術を埋め込んでいる)
魔武具/呪われた幻影のピアス(製作・ミシェル 補修・アレックス/素材・銀と虹魔石)
ペット/鋼の戦馬(元・アマイモ3号。アキラはまだ命名していない)、甲冑騎士(命名は以下略)
師匠/ミシェル、アレックス、リンウッド、サイモン(兄弟子)
魔術/攻撃魔術師(青)・薬魔術師(赤)・錬金魔術師(アレン名義・橙)他 全属性 攻撃魔法及び魔法家電役(フードプロセッサー、レンジ、冷蔵庫、乾燥機、掃除機他) 虹魔石探知機(チクチク痛い)
酒癖/強い。スキンシップ甘えん坊。記憶あり(羞恥死)。
称号/シスコン
二つ名/銀の魔術師、銀の賢者(自業自得)
【※】ハギモリ/魔道具専門の修理商。黒髪銀瞳。
細々と魔道具の修理を請け負ったり、買い取って修理した魔道具を行商している。
市場の露店で魔道具を販売しているところに魔術師団員がやってきて、スカウトされ魔術師団に入団。団だけでなく王城の魔道具修理もこなしたため、逃げられてはたまらないと隷属のサークレット(緊箍児)を騙し打ちで装着させられた。魔術陣の書き写しが上手いため、重宝された。
シュウ/片岡秀斗
狼獣人族・見た目25歳(実年齢42歳 10/10生まれ)/185cm92キロ/高校3年の夏に転移/浩明の同級生/サッカー部
バスに乗っていたところ、爆発事故に巻き込まれて異世界へ転移。ミシェル作のサークレットのおかげで、見た目は人間になって暮らしやすくなったが、女性っぽいキラキラ華美なデザインは気に入らない。熊獣人に獣人族の戦い方(火事場の馬鹿力的な)を教えられ戦力アップ。長生き仲間が増えて面白くなったと喜んだ。米を見つけたら牛丼、カツ丼、親子丼、おにぎり持って討伐を楽しみたかったのに。でもギナエルマ潜入作戦は隠密みたいでちょっと楽しんだ。下町の兵士職は自分に合っているようだと思ったが、制服が窮屈だったのが残念。
荷運び担当/斥候担当、戦力の要
外見の特徴/黒髪に茶と銀のメッシュ。瞳は褐色。尻尾は毛先が白。獣頭化した時はハスキー犬っぽい。完全獣化は巨大なヘルハウンド(人に戻ったら素っ裸)。
好みのタイプ/心の広い人、しっかりした人(年上ならなお可)。理想のケモ耳美女は幻と消えた。
登録ギルド/冒険者ギルド
メイン武器/不壊の剛剣(製作・ロビン/命名・シュウ)/ナイフ/蹴り/噛みつきと引っかき(獣化したとき限定)
魔武具/幻影のサークレット・改(製作・ミシェルとアキラの共作)
酒癖/リバース必至の弱さ。絡み酒。記憶なし。最近ちょっとだけ酒量が増えた。
二つ名/怪力王
【※】カタオカ/元冒険者。田舎から出てきたばかりで勝手がわからず、王都のギルドに登録して荒稼ぎしていると、その腕前を見込まれて兵士にスカウトされた。おもに下町の巡回警備兵として王都ギナエルマを走り回っていた。大食らいは有名で、よく夜食を食べに出かけたり、料理を持ち帰ったりしていた。
リンウッド 男性
人族149歳(見た目年齢は50代前半)/青級魔術師。上級治療魔術師であり、魔武具師でもある。錬金も嗜んでいる。両目と左腕が義肢。自分の身体を使って研究を続けるマッドサイエンティスト。ミシェルが毒を盛られて以降、めまぐるしく変わるナナクシャール島で一人奮闘していた。エルフの上前をはねたコウメイのせいで藍色のエルフに目を付けられ、ミシェルと同じくエルフに縛られることになった。三人とともに深魔の森に腰を落ち着けた。アキラから教わった異世界の医療器具を再現したくて研究に没頭している。深魔の森での留守番では、アキラの魔武具が押しかけてきて一騒動あり、後始末に困っている。
マイルズ 男性
人族65歳/182㎝/95キロ/元ケギーテ冒険者ギルドのギルド長。
元冒険者グループ「赤鉄の双璧」の副リーダーだった。解散したのは50歳のころ。母国で一代騎士に叙爵されたが辞退している。食えないおっさん。錆色の髪には白髪がまじりはじめている。知性派マッチョ。
ハリハルタの町でギルドの相談役をしつつ引退冒険者として気ままに暮らすつもりが、彼の功績と知名度が引退させてくれない。酒と料理を目当てに森の家を訪れることも多い。数年ぶりに故郷を訪問していたが、ハリハルタに戻ってきた途端に謎の厄介ごとの解決に奔走させられ、しかもその結末がアキラが諸悪の根源だと知って脱力した。何ヶ月も会っていない知り合いなのに、何故こうも振り回されなければならないのか…縁をつないでしまったのだから仕方ない。
ミシェル 女性
人族。70歳(見た目は40歳くらい※某腹黒エルフの契約奴隷となり老けなくなっている)/155cm/魔術師(紫)。
元は冒険者で攻撃魔術師として二つ名を持つ。魔武具製作も得意な錬金魔術師でもある。得意な攻撃魔術は雷の槍。苦労性。美食家。ヴィレル酒ワインが好きな酒豪。見た目に反してとても黒い策略家。竜血の毒を盛られたことで表舞台から消えると決め、ナナクシャール島に引きこもってのんびりしている。レオナードから頼まれてアキラにヘルミーネの忘れ物の回収を依頼。ついでに竜血の毒もオルステイン王家から盗み出せと頼む。ヘルミーネの書はレオナードに返す前に目を通し新しい魔術を仕入れるつもりだったが思惑が外れた。あと、アキラの勘の良さに少々危機感をおぼえている。
二つ名/惨滅の魔女
アレックス(アル) 男性
エルフ族266歳(※見た目は30歳そこそこ)
普段はナナクシャール島で昼行灯に勤しんでいる。幻影の魔武具で人族になりすまし、魔法使いギルド所属の青級魔術師としても活動している。愉快犯で性悪。島の管理責任者。100歳ちょっとの頃に悠縁の森(エルフの森)を追い出された。クラーケンいわく、魔力の色は真っ黒。転移エルフより異世界の文化を学んでいる節がある。ミシェルは私的な契約者(奴隷)。魔術陣なしに転移できるが、不在時に侵入はしないと宣言している。
二つ名/濃紺の昼行灯
レオナード(レオ坊) 男性
298歳(外見は30代に見える)/エルフ族。藍色の長髪と瞳。堅物で融通が利かない真面目さん。人族の男を追いかけて出奔していた姉のため、アキラに残してきた遺物の回収を依頼する。ちゃんと報酬を用意したあたりは評価できるが、読みの甘さは否めない。戻ってきた姉が塞ぎ込んでいる間は平和だった……どこの世界でも弟は姉の下僕である。
ヘルミーネ 女性
327歳(外見は30代に見える)/エルフ族。蜂蜜のような金髪に緑の瞳。人族の男に惚れて押しかけ女房になった。子供が一人いるが、彼女の眼中には夫しか映っていない。夫クラークが亡くなり(老衰)、埋葬した翌日、夫のいなくなった家は辛すぎると故郷に逃げ帰った。そのまま八十年ほど夫の思い出とともに嘆き暮らしていたが、ふと大切な思い出の品を持ち帰っていないことに気付いて人族の領域に飛び出していった。思い出の家が森に還ってしまったと嘆き弟に八つ当たりしてたら、人族に伝手があるというので回収を命じた。自分で行かないのかって? 人族嫌いだし、邪魔されたら殺してしまいそうだけど、クラークと「人族と正当な理由なく敵対しない」と約束した。「約束破りたないし、クラーク以外の人族嫌いやねん、イライラしたないしあんた回収しといて」どこの世界でも姉にとって弟は下僕です。
【トレ・マテル関係者】
ドミニク 男性
人族65歳/トレ・マテルの魔法使いギルド長。赤級魔道具師。風属性。師匠はヘル・ヘルタントのクリストフ(引退済み)。駿馬人形に対抗する鎧人形を作ったが、オルステイン王家には渡せないと途中で開発を止めている。
アンディ 男性
人族35歳/黒級魔道具師。ドミニクの弟子。雑用係。火属性。
バーナード 男性
人族58歳/白級治療魔術師。水属性。
ナジェル 男性
人族61歳/黄級魔武具師。土属性。トンネル作りのリーダー。
レナルド 男性
人族52歳/灰級薬魔術師。竜血の毒を作ってしまった人。水属性。
キャロル 女性
人族32歳/ドミニクの娘。黒級薬魔術師。水属性。栗毛、太眉。
王都ギナエルマでモルダ薬店を営んでいる。王都では魔術を使わない薬を製作している。
父親に王都や周辺の情報を送っており、モルダ薬店は隠れ魔術師らの拠点でもある。
【オルステイン王家とその周辺】
・王国騎士団/国を守る騎士団。平民が多い。盾と槍と馬の紋章。
・王宮騎士団/王家を守る騎士団。貴族だけで結成されている。獅子と剣と旗の紋章。
・国家魔術師団・魔術騎士団/魔法使いギルドに属さない魔術師や魔力を有する剣士などが集められている。杖と炎の紋章。
・王宮中央図書館 役人や貴族も利用可能
ヒッター 男性
人族42歳/魔術師団の団長。火属性の攻撃魔術師。アフロ。王族の血を引く(傍系)。独身。ある意味魔術狂。掴み所のない言動が警戒心を抱かせないが、やってることは傲慢な独裁。
ローガルム公爵
過去に王家から姫が何人も降嫁している高位貴族。薄毛中年で国防の要職に就いている。現国王から魔術書を下賜されている。
ベギスル 男性
人族49歳/魔道具修理部門の長。カイゼル髭。修理が下手。魔力が少ないのに魔力押しで魔道具を修理していたため、成功率は1割ほどだった。ハギモリの修理方法を取り入れてからは4割まで確率が上がっている。
ボルガ 男性
人族31歳/魔道具部門所属。ぎょろ目。修理が下手。上司と同じ方法で魔道具修理をしていた。ハギモリの修理方法を学び成功率が上がってきた。
フォルト 男性
人族35歳/魔術師団書庫の管理者。魔術師ではない。魔術言語を独学で勉強している役人。まだ単語を読んで内容を推察するレベル。魔術陣の書き写しが下手。
ふくよか。中級貴族家の四男。
フランシス 男性
人族25歳/国家騎士団の若手騎士の一人。没落した貴族の孫息子で現在は平民。騎士になる際にどこかの貴族の養子になることもできたが、思うところがあり平民のまま国家騎士団に配属された。
(現王家へのクーデター計画が彼を中心に裏で進行していたりしましたが、そちらと絡む前にコウメイとアキラが爆発したため、すれ違っただけで終わりました。そのうち風の便りでオルステイン国の分裂話が流れてくるかもしれません……たぶんこの先、ご長寿らがオルステインと関わることは無いと思います)
【その他】
エルネスティ 男性
エルフ族124歳(見た目は20代前半)/赤錆色の髪に金の瞳。剣士。冒険者。幻影の魔武具でエルフであることを隠している。現在は大陸のあちこちを放浪中。魔力はあるが習っていないので魔術は使えない。冒険者として戦うのに貧弱な身体をどうにかしたくて、有り余る魔力で補強しているうちに、肉体を魔力で強化する方法を覚え今に至る。
人族と獣人族の間に生まれた子供がどちらかの種族になるのと同じで、ハーフの場合もどちらかに偏る。彼はエルフとして生まれた。43歳の時に父親が死亡し、葬式を終えた直後に母親が失踪、一人残される。
エルフであるため見た目は4~5歳だった彼は、冒険者として稼ごうにも世間がそれを許さず、両親の残した家財を売り払って生活費を工面した。成長しない子供がいると噂になり故郷を出奔、成人が近くなるまで放浪を続けた。
70歳を超えてやっと20歳前後の見た目に成長したので、冒険者登録をして活動をはじめる。父親の死を親族に伝えたいと父親の故郷を訪ね、父によく似た冒険者を見つける。調べてみたら父の弟の曾孫息子だった。血縁ということもあり、二人でパーティーを組んだ。「赤鉄の双璧」は二人の髪の色からとった。
人族の領域に母親の気配が戻ってきたので、あわてて売り払ったものを取り戻そうと行動していた。日記は魔力が山ほど込められていたおかげで高く売れ、若い頃の生活苦に絶対に必要だったが、それを説明しても理解する母親ではない。
ギナエルマに来たとき、アマイモ三号に難癖(盗品だとか)つけられて逮捕され、うっかり奴隷の腕輪をはめられた。
※当初の予定では幕間3に登場させる予定だったのですが、色々あって出番がなくなり10章で登場となりました。
アマイモ三号 魔武具
ヘル・ヘルタントの魔道戦馬。戦場となった甘芋畑で拾った3体の駿馬人形のうち、1体目と2体目は魔力を注いでも動かなかったが、3体目が動いたのでそのまま愛馬にした。
が、ギナエルマに来たときに王家に奪われた。
愛馬を取り戻したエルネスティは再び放浪の旅に出ようとしたが、主が書き換わったアマイモ三号は彼を振り落とし逃げ去った。
たぶん主を探してさまよっている。
鎧(甲冑)騎士 魔武具
ドミニクの試作した魔道騎士。師の駿馬人形が戦争に投入されたことから、国の防衛にと試作したが、今のオルステイン王家には託せないと思い開発を中止した。
塔とは別棟に保管していたため、騎士団に回収されてしまった。
どうせ連中には動かせない、とドミニクは思っているので、主を求めて放浪する鎧騎士の噂が聞こえてくるまでその存在をすっぱり忘れきっていた。




