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やたら長い人生のすごし方~隻眼、エルフ、あとケモ耳~  作者: HAL
10章 ヘルミーネの遺物

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ミキとカタオカ



 王都での潜伏先を整えるべく、アキラは冒険者ギルドをたずね、安い賃貸物件の紹介を頼んだ。家族向けや店舗つきの物件は商業ギルドが豊富だが、一人暮らし用の安い部屋は冒険者ギルドが得意としている。


「寝に帰るだけなので狭くてもかまわない」

「それなら月契約で宿に泊まったほうが楽だぞ?」

「私の荷のほとんどが売り物なんだ、他人に出入りされるのは困る」


 宿屋の客室は貴重品の保管に向かない場所だ。とくに安宿は油断ができない。留守中に忍び入られ物色される被害は珍しくない。個室に鍵をかけても無駄だ。親鍵を持った宿の人間が堂々と侵入するのだから。


「扉がしっかりとした部屋がいい。できれば西の広場に近いとありがたいが」


 アキラが出店許可を得られたのは西広場だ。そこに近い部屋か移動の楽な場所がいいと希望を伝えると、職員が三つの物件を出してきた。

 一つ目は冒険者ギルドに近い集合住宅だ。西広場から距離はあるが、七の大通りに面しており移動は難しくない。またその経路に国家騎士団と魔術騎士団の宿舎があるため、潜伏しているコウメイと偶然を装って接触もしやすそうだ。だが便利な場所にあるため賃料はかなり割高だ。

 二つ目は七の大通りを奥に入ったところにある集合住宅で、女性冒険者が多く入居している。街兵の詰め所が二つ向こうにあり頻繁に巡回兵が見回るため治安の良さは折り紙付きだった。賃料も手頃だ。

 三つ目は商人町の端にある物件で、都市壁に近いため日当たりが悪い。だが格安で部屋も他の二つより広い。


 どの部屋も寝室と形ばかりの収納がついただけの物件だ。トイレと洗い場は共同、台所はないが周辺の飯屋が賑わっている。ギナエルマには公衆浴場があり、風呂に入りたければそちらを利用するのだという。

 内覧したアキラは、最初の物件を借りると決めた。まずは一月分の契約を結び、三階の東向きの部屋に入る。


「最上階で窓は大きく出入りも可能、壁は厚め、扉も頑丈。収納はないがベッドは大きめ、ガラクタを置く場所もある」


 部屋をチェックして四隅に結界魔石を設置したアキラは、貴重品だけを持って再び冒険者ギルドに向かう。依頼掲示板に一通り目を通し、販売されている品を見極める。冒険者用の探索用ランプやアミュレット、魔術玉といった冒険者ギルドでの定番商品を手に取った。


「薬草採取は安いが、錬金薬の価格は高めだな……このアミュレットが一万ダル?」


 暴利だ、と出かかった声を慌てて飲み込んだ。アミュレットに込められているのは小さな幸運が一回限りだ、千ダル程度が適価のはずである。


「魔術玉一個が五千ダル……」


 こちらも相場の十倍である。アキラはギルドの取り扱い商品をじっくり検分し、傾向を理解した。魔道具や魔武具だけが他国の十倍ほどの価格で販売されているが、その他の道具はむしろ安すぎるようだ。


「価格のバランスが悪い。錬金薬の売価はまだ良心的なほうか?」


 試しに治療錬金薬を購入したアキラは、こっそりと味見して顔を歪めた。とても値段相応の品質に達していない、こんな錬金薬ではかすり傷くらいしか治せないだろう。


「誰が作ったんだ」


 こんな粗悪品を平気で販売する薬魔術師がいるのかと、アキラは本気で腹を立てていた。常に危険と隣り合わせの冒険者に、効き目の薄い錬金薬を高値で売りつける冒険者ギルドにも怒りが湧く。ギルドが冒険者を守らなくてどうするのか。

 閉じた唇を歪めたアキラは、少しばかり乱暴な足音を残してギルドを出た。怒りのせいで早くなる彼の足は、まっすぐに同じ通りの薬店に向かっている。


「モルダ薬店……ここか」


 両隣の建物に挟まれた、扉一枚ほどの狭い間口だ。扉にぶら下げられた小さな看板がなければ見過ごしてしまいかねない。営業中とあるので遠慮なく扉を開けた。

 カラン、と扉の内側につけられていた鐘が鳴る。

 なじみのある乾燥薬草の香りに迎えられ、ささくれだっていた気持ちが和らいだ。数歩で終わる短い廊下の先に店がある。壁一面を占める古い木製棚と客を遮るように、横長のカウンターテーブルが置かれ、天井からは香草や乾燥花がぶら下がっていた。かびた臭いもなく、花や薬草の香りがケンカもしていない、とても調和がとれていて心地よい空気だ。

 鐘の音が届いたのだろう、階段から足音が駆け下りてきた。

 あらわれたのは三十代半ばの女性だった。見慣れない客を警戒するように眉をピクリと震わせカウンターに着く。彼女はすぐに笑顔を取り繕ってアキラに声をかけた。


「いらっしゃい。何のお薬が必要かしら?」

「とてもいいお店ですね、モルダの森の香りがします。東の塔で作られた痛み止めは入荷していますか?」


 教わっていた合い言葉を告げ、ドミニクの署名の入ったアミュレットを見せると、彼女の警戒がとけた。


「ちょうど良かった、三日前に届いたばかりなの。こちらに来てくれるかしら」


 キャロルはカウンターテーブルを上げてアキラを招き入れた。薬棚の影に隠れたそこに、小さなテーブルと椅子があった。商談用のそれに腰を下ろすと、ほうじ茶のような香ばしい薬草茶が前に置かれる。


「あなたがアキラかしら?」

「はい。ドミニクさんのお嬢さんですね?」

「お嬢さんなんて年齢じゃないわよ、キャロルって呼んで。父から話は聞いているわ。銀髪じゃないのね」

「目立ちたくないのでここでは黒髪で通します」


 がっかりだわと唇を尖らせる彼女に微笑みかけ、薬草茶をご馳走になった。疲労回復に効果のある成分が含まれているのか、旅の疲れが溶けていくような気がする。


「これがあなた宛の父からの手紙よ」


 一枚の魔紙には父親が娘に宛てたごく普通の文面が書かれている。アキラが魔紙に魔力を流すと、キャロル宛の文面が消え頼んでいた情報があらわれた。

 ヘルミーネの魔術書は老魔術師らの間では有名だったようだ。強い魔力を発する魔術書は、とある魔術師のもとで大切に保管されていたが、困窮した末に同業者や古書店に売り払われ、その後何人かの手を経て現在はオルステイン王家が所蔵しているとのことだった。


「魔術書専門の古書店からローガルム公爵家が購入し、王族に献上された……ローガルム公爵というのは、王族とどのような関係ですか?」

「過去に何人もの姫が降嫁しているわ。公爵は国防の要職にあるけれど、宮廷では目立った功績はたてていないわね、国内外に伝手が多くて、王族の手足のような存在かしら」


 ドミニクからの情報には、本の外観は書かれていないが、流通の経路を考えれば宝飾的な価値ではなく、魔術書としての価値を知ったうえで入手したと考えて良さそうだ。


「魔術書の一部でも使われたら厄介だな」

「その心配はないと思うわよ」


 アキラの懸念を笑い飛ばしたキャロルは、辛辣に国家魔術師団を評価した。


「魔術師以下の連中よ、魔力も足りなければ魔術言語も理解しない彼らに、魔術書が読めるわけないわ」

「そういえば、先ほど冒険者ギルドで買った錬金薬ですが、これを作っているのはどこの薬魔術師ですか?」


 アキラが差し出した錬金薬を受け取った彼女は、瓶に記された杖と炎の紋章を確かめて顔を歪ませる。


「これ、国家魔術師団の紋章なの。わかるでしょ?」

「なるほど、この程度の能力しかないのですか」


 粗悪な錬金薬の原因はわかった。だがアミュレットや魔道具、魔術玉には価格以外に問題はないようだった。アキラの疑問を察したのだろう、彼女は苦笑いで首を振る。


「王都で流通している魔道具やアミュレットに魔術玉は、他国から仕入れているのよ」

「輸入ですか。どうりで恐ろしい価格になっているわけだ」


 あの価格では、庶民やその日暮らしの冒険者に魔道具の買い換えは不可能だろう。修理業の需要は見込めるだろう。魔術師団への潜入は案外難しくなさそうだとアキラは胸を撫で下ろした。それに。


「魔術師団の薬魔術師がこの程度なら、攻撃魔術師への警戒は必要なさそうですね」


 どれだけ低級であっても魔術師が束になれば脅威だ。オルステイン脱出時の妨げになるかもと警戒していたが、こちらも心配する必要はなくなった。


「ところで、あなた昨日、六の門で魔道具を修理したでしょう? 魔術師団の修理師よりも早く上手に直してみせたって、私のところにまで評判が伝わっているわ」

「たった一晩ですよ……魔道湯沸かし器を修理しただけなのに」

「魔術師団のぼんくらどもはそれすら手こずっているんだから、噂になるのも当然でしょ」


 魔道具を修理できるのは魔術師団に属する修理師だけだが、彼らは王城や王宮、貴族や役所が保有する魔道具のメンテナンスだけで手一杯だ。市井の魔道具にまでは手が回らない。そのためアキラが修理業をはじめれば、間違いなく魔術師団が勧誘に乗り出すだろうと彼女は断言した。


「本気で就職したいのならそれでいいけれど、あなたたちは違うんでしょ?」

「あくまでも一時的な潜入です」

「だったら技術力をもっと下に設定しないと、悪目立ちするだけよ。王族に気に入られて放してもらえなくなるわよ」

「それは困りますね……」


 潜入した後、王宮と王城に忍び入って目的の品を探し、盗んで逃げ出すつもりでいた。そのために偽名で王都に入ったのだし、姿も変えている。王族に気に入られればお宝を探しやすくなるかもしれないが、譲渡交渉をするつもりはない。


「しかし技術力を落とすと言っても、これ以上はどうやったらいいのか」


 魔道具修理には魔力が必須というのが一般的な常識だ。だが「ハギモリ」は魔力が無くても魔道具の修理が可能、その技術を売りにして魔術師団に潜入するつもりだったのに、その設定を変えろと言われアキラは困った。


「少し修理の精度を落としたらどうかしら」

「どうやって?」

「何回か失敗すればいいのよ」


 修理が終われば確認のため使ってみせるが、一回目は修理したフリで客に確かめてもらい、何で直らないのかって不思議そうにしながら二回目で修理を完成させる。


「これは難しい修理の場合だからね、簡単なものを手こずって見せたら能力を認めてもらえないから、そのあたりの案配は重要よ」


 演技力が試されるのだなと頷いて、アキラは彼女の助言を心に留めた。


「他に魔術師団で注意しておかなければならない点はありますか?」

「あなたが魔道具修理師として入団すれば、間違いなく虐げられると思うわ」

「虐げる……?」

「他国の魔法使いギルドにも伝わっているでしょう? オルステインの魔術師団は攻撃魔術師が重用されているって」


 その評判は耳にしたことがある。魔術の歴史と基礎を軽視するオルステイン王家は、魔術の即効性に重点を置いた。すなわち戦力として魔術師らを集めたのだ。


「たいした攻撃魔術を使えるわけでもないのに、頂点にいるかのように薬魔術師や魔道具師を見下しているの。気位だけは高くて、新入りの実力を見極めてやろうなんて言って、意地の悪い難題をふっかけられるらしいわ」


 そういう輩は苦手だ。コウメイはそういう相手の対処は得意だが、自分は逆上させる結果にしかならないだろう。どうしたものかと頭を悩ませていると、勢いよく鐘が鳴り扉の開く音が聞こえた。


「キャロルさーん、客だぜー」

「いらっしゃいカタオカ。案内は助かるけど、扉はもっと静かに開けてちょうだい。壊れたら弁償してもらうわよ」


 ドタバタと賑やかな足音と重なって聞こえたのは、二ヶ月ぶりの仲間の声だ。薬棚の後ろで息を潜めたアキラは、店内の会話を盗み聞く。

 シュウに連れられてやってきたのは若い冒険者のようだ。傷に効く薬が欲しい、だができるだけ手頃な価格で、と遠慮がちに注文している。


「ギルドの錬金薬があまり効かなくて、討伐が不安なんだ」

「そうなのね。私の傷薬の効き目は保証するわよ。でも錬金薬ではないから即効性はないの。それでもいいかしら?」


 黒級魔術師であることを隠している彼女は、表だって錬金薬を作れない。錬金薬並みに効果のある民間薬がせいぜいだ。

 若い冒険者は傷薬の軟膏と痛み止めの丸薬を購入し店を出て行ったようだ。鐘の音の後に「出てきても大丈夫だぞー」と声がした。


「アキラー、いるんだろ?」

「なんだ、街兵の制服じゃないのか」


 薬棚の影から顔を出したアキラは、狩猟服姿のシュウを落胆の目で見る。


「今日は遅番だから七の鐘までは普段着。アキラこそ変装するんじゃなかったのかよ? あんま変わってねーぜ」

「髪の色が違うだろう」

「格ゲー2Pカラーじゃん」


 その程度では変装になっていないとシュウに激しくダメ出しされ、アキラはキャロルから眼鏡を買って装着した。それでも「まだ差分だ」とわけのわからないクレームを言うシュウを遮り、潜伏状況の報告を求めた。


「門に配属されてる兵士と街を巡回する兵士は指令系統が別だから、誘導とかにも引っかからねーと思う。逃げるなら門の突破はやめといたほーがいい。たぶん壁を越えるのが手っ取り早いだろーな」

「街の見回りに隙はあるのか?」

「基本は大通りが中心だぜ。裏道までは巡回ルートに入ってねーから、巻くのは難しくねーよ」


 シュウは新人であることを理由に裏道を歩き回り、地図にはない路地や行き止まりなどを確認していた。銀板でも確かめながら街の地理を把握しているので間違いはないだろう。


「ただ兵士の数はすげー多いからな。大人数と追いかけっこは避けてーかな」

「人目につかない逃走準備は任せた。後は魔術書の保管場所の特定と侵入方法だな」

「それはアキラとコウメイの担当だろ」

「わかっている。俺は明日から西広場の露店に店を出す、定期的な情報交換は以前打ち合わせていたとおりだが、緊急の場合は客としてきてくれ」

「りょーかい」


 じゃあな、と手を振ってシュウは店を出て行った。

 二人の会話を黙って聞いていたキャロルに、騒がせた詫びと場所を提供してもらった礼を言うと、彼女は呆れ顔でため息をついた。


「父からの情報の受け渡しはするけれど、犯罪の打ち合わせは他所でお願いしたいわ」


 どこで誰がどんな手段で盗み聞きしているかもわからないのだから、住人を巻き込まないような配慮はしてくれと釘を刺された。


「それは申し訳ありませんでした。ええと、ドミニクさんに追加の調査依頼をお願いできますか?」

「いいわよ、父も退屈しているみたいだからどんどんこき使ってあげて」


 アキラは魔術書の外観に関する情報をお願いし、キャロルから薬草茶と傷薬の軟膏を購入して店を後にした。


   +++


 王都の街は王宮を中央に据え、守るように行政庁舎や軍施設が囲む。その周囲に貴族の住まい、その外に庶民の生活区域が配置されている。王都を囲む壁には七つの門があり、そこから街の中央へと伸びる大通りで街は区画されていた。

 アキラが露店を開く西広場は、国家魔術師団と道を挟んだ向かいにあった。国家騎士団も遠くないせいか、休憩時間には広場に食事を調達に来る両騎士団の姿がちらほらと見える。彼らは軽食を手に露店を冷やかし歩いていた。


「なんだ? 魔道具修理します?」


 通路側に向けて出していた看板に目をとめた騎士服の一人が立ち止まるが、顔を上げたアキラを見て驚いたように口を開けた。眼帯をした騎士らしくない男は、しゃがんでアキラと目線を同じにする。


「見かけねぇ顔だ、あんた魔術師団の修理師じゃねぇな?」

「旅の修理商です。王都には二日前に」

「ふうん、ちゃんと直せるんだろうな?」

「もちろんです。試して見せましょうか?」


 アキラは横に置いてあった箱を指し示し、好きな魔道具を選ぶように促す。


「ガラクタばかりじゃねぇか。そうだな、このランプを直してみろ」


 騎士は魔石を交換しても灯りのつかなくなったランプをアキラの前に置く。二人の会話を聞いて興味を引かれたのか、修理を見物しようと何人もが足を止めはじめた。

 アキラは魔石を取り外し、ランプの外装を丁寧に取り外した。魔術式が刻まれている部分は埃まみれだ。清潔な布で丁寧に汚れを落し、魔術式の破損箇所を銀の針でなぞって修正する。


「直りましたよ、いかがでしょう?」


 修理を終えた魔道ランプを手渡された眼帯の騎士は、はめ込んだ魔石を親指で押した。

 ポっ……、と。

 傘の下に小さな灯がともり、見物人から歓声があがった。だが眼帯の騎士は疑い深そうに眉をひそめている。


「ずいぶん簡単に直したが、これは本当に壊れていたのか?」

「お疑いでしたら壊れた魔道具を持ってきてください。直れば代金をいただきますが、直らなければお詫びに魔石を支払いますよ」


 アキラは看板の横に提示してある料金表を指さした。修理の難易度により千~五千ダルの価格幅があるが、修理できなかった場合は中魔石を一つを詫びとすると書かれていた。


「いいだろう。いつまでここで商売をしている?」

「商業ギルドからは三日間の許可をいただいております」

「なら明日にでも壊れた魔道具を持ってこよう。俺は魔術騎士団のミキだ」

「魔道具修理師のハギモリです」


 立ち去る眼帯の騎士を笑顔で見送ったアキラに、見物人が次々と声をかけた。


「今直したランプの修理代はいくらなんだ?」

「うちの魔道コンロは備え付け型なんだ、修理に来てもらうことはできるのかい?」

「魔術鍵の修理はできるだろうか?」


 魔道具の買い換えには莫大な費用だけでなく取り寄せる時間もかかる。魔術師団も修理を請け負っているが、新品を購入するのと変わらない料金が請求されるだけでなく、直らないことのほうが多いそうだ。露店の修理師が提示している料金なら、ダメ元で頼んでみよう、と考えるのも当然だった。

 ひっきりなしに声をかけられ、アキラは想定以上の需要に料金設定が安すぎたと反省するのだった。



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