一章九話 『あの時の真実』
最近仕事もあるのにモンハンがやりたくてたまらないパル猫です!それに艦これしてるのにアズレンに浮気をしてしまうなど!あぁでも翔鶴さん可愛いです!えっ?いえ!艦これの翔鶴姉も最高です!でもアズレンの翔鶴さんも捨てがたい…うーん
「正確にいうと邪神は死んでない。」
「そ、そんな筈は…あの時俺はちゃんと止めを刺したぞ!」
そうだあの時ちゃんと確認した筈だ、目から生き物の光が消えるのを確かに見た。邪神は魔力がある限り不死身の化け物だったが俺が魔力を吸い取りつつロイターやダレンが的確にダメージを稼いでいく感じだった。そして最後はちゃんと止めを。
「何故俺だけが気付けなかった?」
「邪神の魔力を吸い取っていた君はその魔力に含まれる催眠効果で混乱していたんだよ。当の本人には覚えが無かったりする悪質なタイプのだよ。」
そうか…と、考え込むようにしてダレンに返事を返す。
「例えルークが外的要因からの干渉にほとんど耐性を持っていても内的要因からの耐性は無かったという訳だね。流石に内臓を鍛えるとかそんな話になるから、難しいよね。」
「どんな強者も内側を鍛えるのは難しいですからね。」
「確かにそうだな…」
実はレベルアップした時に"完全耐性"のスキルを手に入れたのだが、そのスキル実は内臓などの内側の完全耐性もあるらしく気づいて抵抗さえすれば大丈夫なのだ。そんな事は言えるはずもなく。
「しかしなら、俺達が倒した邪神は?」
「あれは分身体だよ。」
あれが分身体だったという事は…
「分身体ですら半不死身なのかよ…」
まぁそういう事である。
「憶測だけど邪神(分身)は死ぬと同時に相手の能力を消す能力を持っているんだと思う。」
「半不死身だけでも達の悪い奴なのに置き土産までするのかよ…」
たしか勇者としての能力は失ったとかいってたな。ロイターやアストレアも同様に失ったのだろう。一瞬でも裏切りと疑った自分が恥ずかしい。あれだけ過酷な旅を四人でしてきた仲間だと言うのに。
「しかし曾祖父様は私に魔法を教えて下さいましたよね?」
「ん?一体どういう事だ?能力が消されたんじゃないのか?」
リシーに魔法を?能力が消されたダレンじゃ無理な話の筈だが。
「言葉足らずでごめんね?"勇者としての能力"を消されただけなんだよ。」
「だからそれは………そうか、そういう事か。」
「えっ?ルーク様は分かられたのですか?」
そうだ最初から勇者としての能力と言っていたじゃないか。
「あぁ、ダレンは弓聖の能力を無くしたんだな?」
「そうだね。けどルークに教えてもらった魔法は無くならなかった。」
「弓聖勇者……そういう事ですのね。」
そうダレンは弓聖勇者と呼ばれ弓聖の能力を持っている凄腕の弓または遠距離武器の使い手だった。ダレンは(一応まだ生きているか死んでいるかの判断が曖昧なので)前世ではそういう仕事をして来ていたらしい。実際にいるとは思って居なかったがダレンの弓や投げナイフの腕を見ると確かにと思ってしまう自分がいた。
「ルーク、これであの時の謎が解けたね?でも僕達の謎にも答えて貰いたいな?」
「ん?あ、あぁ。大丈夫だ、分かってる事だけ話そう。」
そういってあの時次元の狭間でパンドラに落ちて元死神であるフルシュと戦った事や300万年以上前の勇者であるアーサーに会った事、たった百日過ごしただけなのに転移魔法でこちらに帰って来たら一万年も経っていたことからの考察などを話しつつ昔の冒険談をリシーに話していた。
「そ、それではイヴちゃんは…い、いえ!あの御方は…!る、ルーク様!どうかイヴちゃんに私が何か粗相をしていないか、していればどうかお執り成しを!御慈悲を!」
「大丈夫だよ!イヴはそんな事はしない…筈…多分…」
「なんで後半曖昧になって行くんだよ?」
「い、いや…」
だって冥福の管理者、魂の番人死神フルシュですよ?そりゃぁ疑問系にもなるってもんじゃないか!察しろよ!それでもリシーはイヴのちゃん呼びは止めないんだな?
「あれ?でもイヴちゃんやそれくらいのレベルの敵を倒したのなら結構レベルがあがったんじゃない?」
「まぁな?みてくれば分かるだろう?」
「れ、れべるですの?」
この世界にはレベルという概念が存在しない。一応ステータス上には存在するのだがステータスウインドウを確認出来ない人は自分の強さも計れないまま過ごしている。
「あれ?リシーには教えてなかったっけ?」
「教えて貰っていませんわ?曾祖父様!」
「ならみたほうが早いな?」
ー情報展開:ダレン リシーー
名前:ルーク・レイン 16(10016)
種族:人種(神性)
レベル:15320
職業:全知全能の魔法師 元魔法勇者
能力:魔法師lvEX 精霊魔法lvEX 暗黒魔法lvEX 龍魔法lvEX 聖魔法lvEX 固有魔法lvEX 錬金術師lvEX 多術師lv950 神性魔法師lv1
身体能力:剣術Ⅹ 体術Ⅹ 交渉Ⅰ 隠蔽Ⅰ
「あれ?なんか上限突破してない?というかもう神でよくない?」
「なんかイヴの神性を剥奪したら俺についたんだよ。」
「これがすてーたす!ルーク様の強さなのですね!ってルーク様ってもう人種ではないのですね…でも神様という事は寿命も伸びて!伴侶として最高の相手ではないですか!」
何故かリシーが一人で盛り上がっている?いやな?まだ結婚すると決まったわけではないですよ?まだあなたのことほとんど知りませんし?
「と、とりあえずルークがもう人を越えたのは分かった。けどそのからだは日本人としての体でしょ?大丈夫なの?」
「俺に聞かれてもなぁ…確かに俺はみんなの様にこっちの世界の体じゃないけど大丈夫なんじゃないか?現状生きてる訳だし?」
「えっ?こっちの世界?にほんじん??」
「なぁ…ダレン…話してないのか?」
「えっ…あ…うん…ごめんね?」
デジャヴだな。そういって俺は勇者の事などをリシーに話した。
「もう日が傾いてるな。」
「そうですね。今日は帰られますか?」
「ん?おかしくないか?」
帰られますか?ってなおい。違うからな?そんなことはしないぞ?何故かイヴに怒られそうで怖いわ。
「うちの娘以外と大胆だねぇ?頑張ってねルーク?」
「んでダレンはいつまでいるんだ?」
「さぁ?僕の魂はエリシアの所にあるしどうなんだろうね?まだ魔力はあるし明日には消えるんじゃないかな?」
そうか久し振りに会ったから他にも話したい事はあったからな。確認したいことも。しかしもう今日は帰らなければイヴも大分待たせてしまっている。何か買ってやろう。
「そうか…ならエリシアさんによろしくな。どうせ意志疎通は出来るんだろ?」
「まぁね?なんなら子供も…」
「いま消して欲しいなら早く言ってくれれば良かったのに?」
「じ、冗談だって!」
流石に女性がいる前でそんな話は出来ない。それにリシーは時々言動が大胆でホントにしそうだから困るのだ。そう考えつつピンクのソファから立ち上がりドアの方に歩き出す
「ルーク様?明日もお待ちしておりますわ?クラリアにお声かけして貰えば何時でもどうぞ!」
「あぁ分かった」
「まるで愛人…うおっ!?」
無言で魔力を纏ったナイフを投げる。流石に魔力の塊みたいな奴でも魔力なら傷をつけられるからな、まぁ避けられるのは目に見えているが。はぁ…とため息をついてドアを閉める。
「イヴに遅れてごめんって言って何か甘いものでも買ってやるか。」
そういえばイヴって甘いもの好きなのか?まぁ女の子だしな!と考えつつイヴを迎えに行くのであった。
ちょっとこれから投稿の間隔が空くかもしれません、すみません!えっ?モンハン?アズレン?シャドバ?が忙しいからだろって?い、嫌だなぁ?ソンナコトナイデスヨ?元からですが不定期投稿なのでよろしくお願いいたします!