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剣の墓標、春の城  作者: 銀野
無印
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10044日目


一夜明けて、やはりわざとであったことに気付かれたのか、坊主が昨日の私の登場方法について突っ込みを入れて来た。

曰く、「別れた場所から随分離れているのに何故ここにいる」だそうだ。

体力は無い癖に、目敏い男である。

やはり、安易に情に訴えようとせずについて行く大義名分を捏造した方が良かったのであろうか…。

今更ながらそんな事をもやもやと考えていたら、その沈黙をどう思ったのか、あの子が助け舟を出してくれた。

もしや、兄に何かあったのか、と。

不意打ちに兄のことを持ち出してそう問われ思わず、兄の奇特な行動で私自身がいても立ってもいられなくなったことを正直に答えてしまった。

それからは何というか。

よくわからないうちに同情され、励まされて、私はあの子らとの同行を許された。

口ぶりから察するに、どうもあの子らの中では、すでに私の配下よりも天使の方が絶対的な悪者になっているらしい。




追記、どうも私の言った「奇特」を、「危篤」と取り違えて解釈されたようだ。

うっかりと口を滑らせた結果ではあるが、騙しているようで非常に心苦しい。



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