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剣の墓標、春の城  作者: 銀野
無印
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10031日目


昨日一日はあの子らの体調回復にあてたので、今日がこの島に着いて初めての本格的な活動日となった。

と同時に厄介な事が判明した。

どうやらこの島は兄の領域であったらしい。

外からの異物が流れ込むからだろうか、浜付近ではたいしたことがなかったが、島内の気配を探ると、天使の気配がわんさか感じられた。

…私がこんな所に入った事が公になったら、私と兄の配下たちが喧嘩を始める恰好のネタになってしまう。

それはまずい。

非常にめんどくさい。

そこに思い至り、私は急いでただでさえ抑えていた自身の気配をさらに絞り込んだ。

恐らく今の私は、そこら辺のカナブンとそう変わり無い気配しか発していない筈だ。

気配を全くの0にするとそれはそれで不自然であるので、ちょっとは隙を作っておく方が良い、と言うのは地上をふらふらするのが趣味であった時の兄の談である。

本当に、何故あの人はこういう下らない小技を発見するのがうまいのだろうか。


因みにこの島の天使も私達の姿を見るなり問答無用で襲い掛かってくるクチであった。

先の智天使程ではないが、あの子らが相手をするには少々きつい相手であったので、私は物陰に隠れながら(「貴方は安全な所へ」とあの子が庇ってくれた。いい子だ)誰にも気付かれないように天使の動作を妨害する魔法を掛けることに終始していた。

我ながら、器用な事をしていると思う。


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