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雪の華  作者: 雨瑠
12/21

11

あの後、

また病院へいって行って美雨の様子を診てもらった。幸い、擦り傷以外のダメージは無いようだ。


これで二回目、

アクマ遭遇した。

しかも

ミツケタ、そう言っていた。確実に何らかの意思を持っていた。


それに白夜、彼女の存在だ。

あれ程のアクマを一掃出来るなんて、知らなかった。

以前助けてくれたのも彼女なのだろうか。


知らない事ばかり増えていく。


「…」


そこまで考えて首を左右に振った。

駄目だ、思考がループしている。


考えていると、部屋がノックされる音


「恵里香さん、祖父殿がお呼びです。」

「?分かりました」


宗二兄さんに呼ばれ、母屋に向かった。

既に日は落ち辺りは暗かった。

「お呼びですか、お爺様」

はいりなさい、声と共に襖を開けた。


「ーー!白夜……!?」

中には彼女もいた。

「…」

座りなさい、何時もの様に重々しい口調でそう言われた。



「お爺様、どうしてーーー」

その言葉を遮るように、

「今日も、妖魔に襲われたそうじゃの。

最早偶然で済ませられわせんわ」

「!」

ため息をついて、彼は続けた。

「街の結界が弱まっておる。何らかの力が働いているようじゃ。」

「!? それは本当なのですか」

知らず声が上擦る、そんな話、初めて聞いた。


「そんな中、桐条の血が襲われるのも必定じゃて、かつて千鬼を滅ぼした血族、血は薄れようともその精は妖魔にとって極上の餌となるからな」


「そんな、じゃあ早く管理局に伝えないと、」

「その必要はない。

守りの要を用意した。分家筋じゃが、中々の手練をな。」

そう言って、彼は部屋の隅に座っている彼女に目線を向けた。

「こやつの力量をお主は二度見たはずじゃ」「、!じゃあやっぱり白夜が」

「…」


「でも、彼女だって私と同じ学生です。そんな危険なこと、」

「これは当主としての決定じゃ逆らう事はまかりならんぞ、恵里香」


「白夜も、良いな。」

「…仰せのままに」


「白夜?!」


「決まりじゃな。明日からはこやつが改めて守りにつく良いな」

「……」


ーーーーーーーー

「待って白夜!」

慌てて彼女を追いかける。

「ーーー」

「あなた本当に良いの?危険なのよ」

「ご当主様の決定よ。依存はないわ。」

「そうじゃなくて!」

「あなたにも決定権はないのよ。それをわきまえるべきだわ」

「ーーー!」

それ以上言葉はなく、踵をかえして彼女は去っていった。


後に残った彼女はただ途方にくれた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「本当に宜しかったので?彼女を選んで」

暗がりで宗二は問うた。

「ふん、あの能無しどもの使い道などこれ以外にあるまいて。」

「ーーー」

「それにあやつらなら、代わりはいくらでもおるしな。」




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