じゃあね
処女作です。
途端に思い付いた小説です。
けっして上手くないです。
目を通していただけると嬉しいです。
頑張りますのでよろしくです!
とある日の13:00、僕は幼馴染みの女の子に公園に呼び出された。
公園に行くと、2つあるうちの1つのブランコに座ってこいでいた、幼馴染みがいた。
彼女は僕に気付くと手を降って近付いてくる。
僕も同様に手を降り、近付く。
公園の真ん中で僕達は止まった。
「どうしたの?こんな時間に呼び出して」
僕は彼女に呼び出した理由を聞こうとした。
だけど彼女は、
「いいから遊ぼ !」
と言って、僕の腕を引っ張り高く、滑るところにローラーがある滑り台に上っていく。
彼女は上り終えるとすぐ滑っていった。
「早く早く楽しいよ ?」
彼女があまりにも急かすので滑る。
カラカラと音を立ててローラーが回っていく。
彼女はそれを見るなり笑顔になった。
「楽しいね !」
「うん」
馬の乗り物、ブランコ、ジャングルジム、など次々遊ぶ。
今はもう夕暮れ時、よい子はもう帰る時間。
彼女は暗い顔をし、俯いたと思ったら笑顔な顔をあげ、
「目をつぶって ?」
「え、なん――」
「いいから早く !」
彼女は怒った。
恐いのと怒られたので反射的に目をつぶった。
「そのまま……」
彼女が小さな声で言った。
そのまま、そのままを繰り返しながら言った。
彼女の声がだんだん小さくなる。
多分、彼女の最後の言葉。
「私、今日引っ越すからこれでお別れ、楽しかったよ、じゃあね」
かなり小さな声だったけど僕にははっきり聞こえた。
目を開ける、彼女はいなくなっていた。
知らぬ内に僕の目からは涙が溢れていた。
雨も降ってきた、まるで今の僕の気持ち。
僕は雨に打たれながら帰った。
家に入ると、お母さんの心配する声が飛んできた。
いや、聞こえてない。
聞こえてないのだけれど、顔の表情で分かった。
僕は無視をし、自分の部屋に入った。
すぐベットにうつ伏せになる。
涙が枯れるほど泣いた。
泣いてる内に意識が薄れてきた。
次の日、僕は近所の人に彼女の行方を聞いた。
だけど、皆知らない。
どうして ?
なんで、僕は君がいないとダメなんだよ。
好きなんだよ……。
お願いだから嘘だと言ってよ。
久美……
僕は泣いた。
昨日あれほど泣いたのに泣いた。
じゃあねと言われたあの公園の真ん中で……。