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(おまけ)私の専属侍女は、こんな令嬢です。



1.伯爵家の取り潰しは、侍女の仕業でした。


「先ほど、公爵様へ資料を渡していましたが、王族へ直接渡す資料って、何だったのです?」


「あれは、伯爵家と令嬢の悪事をまとめた資料です、お嬢様」


「なんで、貴女がそんな資料を持っているのですか?」


「これです」

 侍女は、ポケットから、メガネを取り出しました。


「魔道具の変身メガネです」

 侍女が眼鏡をかけて、変身します。


「留学生の地味な令嬢!」


「伯爵家令嬢に近づいて、話を直接聞き出しました。あの令嬢は、なんでも自慢げに話してくれましたよ」


 ニコニコ顔の、侍女です。



「そんな、国宝級のメガネ、なんで持っているのですか」


「パンティー事件の時、第二王子様から借りしました」


 あぁ、あの時の包みの中に、私の赤いパンティーと一緒に、そのメガネも入っていたのですね。



 後日、伯爵家は、取り潰しになりました……




「もしかして、あの時の引っ越し業者さんは」


「はい、私の引っ越しのため、旦那様が用意してくれた方々です」


 私の引っ越しには、ビタ一文出さなかったのに……




2.私の寝顔を盗撮したのは、侍女の仕業でした。


「先ほど、公爵様へ何かを渡していましたが、王族へ直接渡す資料って、何だったのです?」


「礼拝堂での事件を録画した魔道具です、お嬢様」


 ニコニコ顔の、侍女です。



「あ~あの時の、証拠品ですね、って、なんで貴重な魔道具を、貴女が持っていたのですか!」


 逝去された国王陛下の部屋にあった、室内を三次元で録画する最新の魔道具です。


「お嬢様が、救護室で寝込んでいる時、第二王子様が看病するときかないので、録画の魔道具を設置するならと、条件を出した時の物です」


「第二王子様が、お嬢様にイタズラすると困りますので、全て録画して、安全を確認しました」


「でも、お嬢様が目を覚まされたので、遊びで礼拝所を盗撮していたのです」


 ニコニコ顔の、侍女です。



「もしかして、私のキスシーンも録画されているの?」


「はい、第二王子様へ高値で売りさばく予定です」


「そんなの買わないでしょ」



「公爵様は、高値で買い取ってくれましたよ」


 あぁ、あの時の公爵様のキスシーンも、録画されていたのですね。



 後日、録画の魔道具は、王国の管理下に置かれ、使用が制限されました……




 なお、私の寝顔とキスシーンは、私が買いました。




3.商会へテコ入れしたのは、侍女でした。


「さっき、商会の方が来ていなかった?」

 私の専属侍女に聞きます。


「はい、貴族ご用達の看板のことで、お嬢様への面会を求められましたが、お帰りになりました」


「お嬢様ご用達の看板を外して、伯爵家令嬢ご用達の看板を付けていたのに、また、お嬢様の看板を付けたいと、頭を下げてきたクズどもでした」


 ニコニコ顔の、侍女です。



「それで、よく帰ったわね」


「はい、聖女様専属侍女ご用達という看板を付けることを許可しましたので」


「貴女の取り分は?」


「格安の10%です」


「少し高いのでは? そんなにお金に困っているのですか」


「はい、クソ王太子の最初の妃様のティアラを、商会から買い戻すためです」




 後日、私の結婚式で身に着けるティアラは、そのティアラに決まりました……




 専属侍女の過去は、乙女の秘密だそうです。


 でも、公爵様は、消息不明になっている“先読みの令嬢”ではないかと……


 ふふ……令嬢の顔は、一つじゃありませんよ。





 ━━ FIN ━━




お読みいただきありがとうございました。


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面白かったら星5つ、もう少し頑張れでしたら星1つなど、正直に感じた気持ちを聞かせて頂ければ、とても嬉しいです。


いつも、感想、レビュー、誤字報告を頂き、感謝しております。この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。

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