先輩とのイヤな約束
少し長め?です。
是非読んでください(*・ω・)*_ _)
あれからうちはブルーな気持ちでいっぱいだった。
授業の内容も何も入ってこない。
はぁ~。どうしよう。また会ったりしたら最悪なんだけど。
チョーサイアク。会わないことを願うしかない。
いるかわかんないけど、いや、多分いないと思う神様。
お願いします。うちと先輩を会わせないでください!!そして頭の中で手を合わせた。
「…さん。館華さん。聞いてる?おーい」
全然気づかなかったが、誰かに呼ばれていたみたいだ。
「…えっ?あ、ごめん!聞いてなかった。…もう一回言ってくれる?」
「いいけど。どうしたの?いつも真面目に授業受けてるのに」
「そ、そうかな。」
「うん。まぁいいや。あのね、ここを……」
「うん。うん。……」
ダメだ。昨日からあの先輩のこと考えて何も出来てない。
一回忘れよう。そうしないともたない。うちの頭がタイヤのようにパンクしてしまう。
それからうちは授業に超集中した。
◆ ◆ ◆
授業が終わり、昼休みに入った。
うちは疲れきってしまい、廊下をダラダラと歩いた。
はぁ~。
…なんかため息ついてばっかりじゃね?うち。こんなんじゃ幸せ逃げてくよ。
待って、幸せさ~~~ん!!私を不幸にしないでぇ~~~!!
…ハハハ。キャラ崩壊してきちゃった。テヘ(ノ∀`)
…うわ。キモチワルッ。ついついカタコトになっちゃったよ。外人かっ。
…自分で自分をツッコんじゃったよ。((゜m゜;)アレマッ!
………………………………
ホントにおかしくなってきた…。ヤバイ。うちここまでどんだけボケてきた?
もう可哀想な人じゃね?どうしよう。
…あれもこれもあの一ノ瀬先輩のせいだ。(まぁ、あれもこれもって程じゃないと思うけど)
なんて思っていると、
「あ!やっと見つけた!探したんだよ。」
「………」
と前から何かを言いながら近づいて来る人が見えた。
何言ってんのあの人。独り言?カワイソー。
「おーい!」
そう言ってその人は手を振った。
…誰だよ。早く行ってやれよ。あの人可哀想な人になってるから。
と思って後ろを見てみると…誰もいなかった。
あのー。もしかして…うち?
…ま、まっさかぁ~。うちなわけ…ってあれ誰?
目を一生懸命凝らしてみると、そこにいたのは………一ノ瀬先輩だった。
あ。一ノ瀬先輩じゃん。遠目で見てもカッコイイんだなぁ、あの人は。
…ん?イチノセセンパイ?
え?い、い、い、一ノ瀬先輩!?
こっちに向かって来る!?え、え~~~~!?来ないでぇ~~~~~!!
そんなうちの思いとは裏腹に、先輩は笑顔で小走りをして来た。
ヤバイ!やっぱりここは逃げるべき?いや、そんな悩んでいる時間はない!
時間は刻々と迫っているんだぞ!亜緒、何がなんでも逃げる!
そして全速力で走った。
やっぱり神様っていなかったんだ~。そっかそっか~。
神様がいないなら、何ならいるのかな?仏様?あ、そうかも。
仏様~~~~!お願い、助けてぇ~~~~~!!
後ろが気になり、チラッと振り向くと、
「待ってよ!なんで逃げるの!?おーーーーい…」
うわーー!追って来てるよ!
え?てか速っ。何あの速さ。追いつかれるぅ~~~!!
「どこ行くの~?あ!そっちは…」
は?何言ってんの、あの人。そっちに何があんのよ。
後ろを向いていたうちはその言葉で前を向いた。
するとそこにあったのは…どっしりと構えた大きな行き止まりの壁だった。
う、うわぁ~!ぶつかる~~~!!…
うちは急いで自分の足に急ブレーキをかけたが…遅かった。必死の急ブレーキも叶わず、うちは目の前の壁に、
ドンッ!!
と鈍い音を立てて勢い良く頭をぶつけた。
「いたたた……」
そのままうちは後ろに転がり、教科書やら何やらをぶちまけて頭をさすった。
マジで痛い。今世紀最大の痛さじゃないだろうか。絶対たんこぶ出来るよ。
恥ずかしすぎるよ、ソレ。しかもこんなとこシップ貼れないし。貼ってたらそれまた恥ずいし。
「…大丈夫?うわぁ、痛そ。」
「………」
…忘れてた。完全に忘れてた。この人の存在。
うちはしゃがんだ先輩を呆然と見た。
何この人。いつ見てもカッコイイじゃん。マジムカつく。
「そんなに後ろ見て走るからだよ。…てか、なんで逃げるの?」
うちはまだボーッと先輩を見ていた。
うち、何も言ってないよね?一言も発してないよね?
それなのに喋るんだ。疑問まで投げかけちゃうんだ。ある意味すごいね。
「…おーい。聞いてる?おーい。
あ。もしかして頭痛い?保健室行く?」
そう言って先輩が立ち上がった。
今だ!逃げろ!
と思い、教科書などを急いで集め取り、全力疾走で逃げると…。
「うわ!ちょっと!」
と言って先輩が追いかけて来た。
もー来ないでよ!!しつこい!このまま逃げ去りたい!!
そんな思いも虚しく消え去ってしまった。
走ってから約5秒後に追いつかれ、腕を掴まれてしまった。
その力はとても強く、痛い程がっちりと掴まれた。
最初は少し痛いと思うだけだったが、だんだんとものすごく痛くなってきた。
…加減というものを知らないのか、この人は。
うちは一応女の子だよ?か弱い女の子だよ?例え性格が男っぽくても。
我慢出来ずに、
「い、いたい…」
と言うと、
「え?…あ!ごめん!!少し強かったよね?ごめん…」
と言い、うちの腕を掴んでいた手をパッと離した。
少しじゃねーよ、少しじゃ。しかも痛すぎて声出すの辛かったよ?
そういうの、ちょっとは分かってもよくね?マジ何なの?
「で、話戻したいんだけど、」
と言った所で、丁度
キーンコーンカーンコーン…
とチャイムが鳴った。
うわー最悪。お昼食べてないんだけど。授業中お腹なったらどうすんの。
「あ。チャイム、鳴っちゃったね。んーじゃあ、話の続きは放課後で。じゃあね。」
「…え?あ、あの!…」
先輩は最後に「また後でね。」と付け足して去って行った。
………。え?
また会わなきゃいけないの?嫌だよ、会いたくないよ?
てか話とか大方察しがつくよ?どうせこの前の放課後の話でしょ。
『なんでバスケやってたの?』
とかでしょ。そんな話してやるものかっ。
放課後なんて先輩と会いません!!ハッ。バーカ。ちょっとカッコイイからって何でも出来ると思うなよ。
どうでしたか?
感想など、お聞かせください!!