先輩との出会い
ついに先輩と出会っちゃいます(#^.^#)
今日もいつもの様な生活だと思っていた。
つまんないな、なんて一瞬でも思った自分がいて、自己嫌悪してしまった。
自分からこの人生を選んだんだから、こんなこと思っちゃいけない。
それに、真もいるから大丈夫か。またお昼一緒なのかな。
…って!また変なこと考えちゃった!ダメダメ。何やってんだ、うち。よし、今日もがんばるぞ!
そんなことを思いながら、学校へ行った。
◆ ◆ ◆
学校に着いてからは、猫をかぶった。今日もあの日本人もどきが声を掛けてきて、「かわうぃーね!」って言ってきた。マジうざ。本当なら関わりたくない。でも、しょうがない。
そう自分に言い聞かせるしかない。
お昼もまた真が来て、一緒にご飯を食べた。
今日は羽目を外すことはなかった。…よし!
心の中でガッツポーズをしたくらい嬉しかった。
放課後。
今日は日直の日だった。
日直は二人で、うちともう一人の人は日本人もどきの友達だった。
面倒だな、と思ったけどこっちの人はそんなにうるさくなかった。
むしろ、優しくていい人だと思ったくらいだった。
そして最後は日誌を先生に渡すだけになったので、あまり役に立てなかったお詫びとして、うちが渡しに行くことにした。
先生を探すと、職員室にいた。
コンコン、と扉をノックして「失礼します。」と言って入る。
先生の席まで行き、日誌を渡して帰ろうとすると、
「あ、館華。ちょっと頼まれてくんない?」
と言ってきた。
めんどくさー。なんでよりによってうちなの?もっと違うヤツに頼めよ。
でもまぁ、断る理由もないし今はいい子だからやるしかないか。
「なんでしょう?」
心のつぶやきとは大違いの言葉遣いで聞く。
さっさと終わらせて帰ろ。
「あのさ、体育館からサッカーボール取って来てくれない?一つだけ泥めっちゃ付いてるのあると思うから。」
そして、顔の前で両手のひらをくっつけて、「お願い」と付け足した。
嫌です、なんて言えないから、しょうがなく
「分かりました。持ってきます。」
と笑顔で答えた。
…分かるわけないだろ!そんなの自分でやれし。それかマネージャーに頼めばいいじゃん!!
マジ意味わかんない。あームカつく。だから先生って嫌い。
ウザイし生徒のことこき使うし、偉そうなフリするし。マジありえない!!!
そんなことを心の中で、あくまでも心の中でつぶやきながら体育館へ向かった。
体育館に入ると人は一人もいなかった。
そういえば今日は体育館使う部は、全部休みだったな。なんでだったかな?
まぁそんなことどうでもいいや。早く帰りたいし。
帰ったら何しようかな。パソコンでもやろうかな?それとも録画しておいたテレビでも見ようかな?
…ってそんなのは後で考えればいいか。
まずはサッカーボールだよ。倉庫かな?…
コロコロコロ、トン
…足に何かがぶつかって、それを確認すると…うわ。バスケットボールじゃん。懐かしー。
なんで懐かしいかって?それはね、うちは昔バスケをやっていたからさ!
…いきなりこの口調は変だって?んー分かった。やめるよ。しょうがないなぁ。
まぁそれは置いといて。さっき言った通り、うちは小学生から中学生までバスケをやっていた。それも今は、勉強に集中したいからやってない。
でも一番の要因は……才能がないから。元々運動神経悪かったし、全然上手くなかったから、小・中学校とは違って高校はもっとキツイから、うちには無理だと思った。
てかそれ以上に、猫かぶった時の性格と全然違うから出来ないっしょ(笑)
…でも、ちょっと気になる。中3の春から全然ボール触ってないし。それに、足元に転がってきたヤツ拾わないで無視するなんて、ねぇ。
と、最もらしい言い訳をつけてボールに少し触れた。
うわー。ちょー懐かしー。このザラザラした感触。独特の匂い。
なんかドリブルしたくなってきた。…誰もいないよね。
えーい、ドリブルしちゃえ~!
そして立ち止まったまま、ドリブルをし始めた。
ハハハ、楽しくなってきた。ヤバイ!めっちゃ楽しー。走っちゃえ!ワー!!ヤバーイ!
ホント楽しー。シュートもしちゃえ!
えい、と投げるとポンッと気持ちいい音が聞こえた。
おぉ。入ったぁ~。もう一回シュートしちゃえ~。うわー、また入った!ハハハハ…
ガラガラッ
「!?」
音がした方を勢い良く見ると、バスケ部の部室から扉を開けてうちを見ている人がいた。
理解するのには少し時間が掛かった。
…ん?人?人!?ヤバイ!!見られた!!どうしよ…
「どうしたの?何してんの?」
「え?」
どうしたのって…え?ちょっと、意味わかんないんですけど。
あ!ボーッとしてる場合じゃなかった!!
どうすっぺ。…そうだ!ここは、「逃げるが勝ち」だ!これしかない!一応なんか言っとこう。
「すいません!」
咄嗟に頭に浮かんだ言葉を口に出し、急いで倉庫へと向かった。
ボールボールボール…あった!うわ汚っ。でもしょうがない。逃げる!
そしてうちは全力疾走した。
途中でさっきの人が「あ、あの!」と呼んだ。
…気がしただけだよね。そうそう。うち、決して無視なんかしてないよ?ほんとにしてないよ?
ただ、呼ばれたかどうか不確かだったからね、もし呼んでなかったらうち恥ずかしい人でしょ?
だから、振り向かなかったんだよ。そう。そうだよ?
…ハァ、ハァ、ハァ…
息切れヤバー。やっぱ運動不足かな?
あ、そうだ。ボール先生に渡さないと。
そして手の中にあるボールを見て、やっぱり汚いなー、なんて思いながら先生に渡して帰路についた。
まず、頭を整理しよう。
さっきうちのことを見ていたのはあの人だけだったよね。
あの人、何て名前だったかな?
「そういえばぁ~、あのバスケ部の一ノ瀬良先輩ってぇ~、ちょーカッコイイよねぇ~。」
…一ノ瀬良?一ノ瀬、バスケ部…!!
一ノ瀬良先輩だ!そうだ、一ノ瀬先輩!
顔は申し分ないくらい…いや、申し分なんて一切ない良い顔してた。ムカつくな。
…で、明日言いふらされてたらどうしよう?そんなことされたら、今までのうちの努力が無駄に…!
それだけはヤダ!!ムリ!!
どうしよう。なんか良い策ないかな?
…あぁ、もう!なんでこんなことになるの!?…元はといえば自分の不注意のせいなんだけど。
でも、そんなこと今更言ってもしょうがない。
マジで明日どうしよ―――――――――――――う!!!!!!!!
…これが先輩との出会いだった。
こんな感じです(笑)
いやー、亜緒は口が悪いですねー((´∀`*))ヶラヶラ