二度目のメール
朝、起きると、とんでもなく学校に行きたくないという衝動に駆られた。
それは昨日、先輩に『部活見に来て』と言われたのに、行かなかったから。
その後、真と一緒に帰った。真の話は面白くて、楽しかったけど、ずっと罪悪感が頭をよぎった。
でもそのわりに、先輩からメールなどはこない。
てことは、別に見に来ても見に来なくてもよかったってこと?
なぁるほど。そういうことなら全然普通に学校行けるじゃん!な~んだ、よかった。
「いってきま~す!」
元気に明るく言い、家を出た。
◆ ◆ ◆
「おはよう、館華」
「………」
……どうしよう、この展開。
校門の前に先輩が立っている……!
しかもなんか怒ってる!笑顔だけど怒ってるよ、怖いよ!
うわぁ、近づいて来るよ!来ないでぇ~~~~!
なんかこの場面、前もあったよ?前は捕まっちゃったよ?
今回も捕まっちゃう?イヤだよ?え、どうしよう………。
するとそこに、呑気にあくびをしながらのそのそと歩いている真を見つけた。チャンス!
「あ、真~!おはよー!」
そう言い、真の方へ駆け寄った。
「おはよう。……どうした?」
「後で話す。とにかく歩いて!」
走って来たうちを不思議に思った真を小声でうながすと、早歩きで教室へと向かった。
先輩は追って来なかった。ラッキー。
教室に着くと、真が呆れた顔をしてうちを見ていた。
「何があったんだよ。」
「いや~ちょっとね。」
昨日のことがあったから、これで乗り切れるかなと思っていたが、そうもいかなかった。
「またはぐらかすのか?」
「………」
真の視線が突き刺さるほどキツイ!
これは言わざるを得ない。
自分たちの席に着いて、うちは話し始めた。
「一ノ瀬先輩に私のことバレちゃって。」
教室で人が大勢いるので、一応猫をかぶった。
「それで、昨日先輩の部活見に来てって言われてたんだけど、その約束破っちゃって。」
「そんであんなになってたってことか。」
「うん、まぁ」
「ふ―――――ん」
なんとかわかってくれたみたいだ。
一安心、ってとこか?
「じゃあさ。……じゃあ、付き合ってないの?」
「へ!? つ、付き合う!?有り得ない有り得ない!!」
「そ。ならよかった。」
………ん? よかったってどういう意味だ?
うーん。考えても無理そうだからやめよう。そして忘れよう!
うん。それがいいや。
そして、一日が始まった。
授業中。
授業中だよ!?
また授業中にメールきたよ!?同じ人からだよ!?
また一ノ瀬先輩からだよ!!!!
ありえないっしょ。ねぇ、ありえないっしょ!!
マジヤダよ~~~~。
助けてよ、誰かぁぁぁぁぁぁぁ!!
そう思いながらも渋々、こそこそと隠しながらケータイを開いてメールを見た。
From:一ノ瀬先輩
なんで昨日来なかったの?
それと、朝逃げた理由も。
だってさ。返信すんのめんどくせー。なんて返しゃあいいんじゃゴラァ!
………マジでなんて返す?
無視したいところだけど、また教室までこられたら困るしなぁ。
マジでどうすっぺ………。
メールの返信が思いつかない………。
アイディアあったら教えてください!!!