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竜騎士


「竜・・・騎士・・・!?」



そう、俺達の前にあらわれたそれは。

まぎれもなくSSランクの価値を持つ鉱獣、

竜騎士だった!!



「ちょ・・・なにこれ・・・!?」


紺碧の鎧に神話でしかみたことないほど

猛々しい竜の面。


「これ、もしかしてハウルの鉱獣ー!?」


「ん、んなわけないでしょ!・・・ないわよね!?」


さっきまで上空にいたカノンが、

まぶしい光で目をくらませたドラゴンから

ぬけだして言う。


「ち・・・ちがうはずなんだけど・・・」


そう。ちがうはずなんだ。

でも、俺の手の中におさまっていたきれいな青色の鉱石は、

跡形もなく消え去っていた。


「なくなってる・・・」


ということは、あの竜騎士は。

俺の、俺だけの鉱獣・・・!?


「ど、どうでもいいから!とっととあのドラゴンをどうにかしてくれ!!」


「あ、そうだな・・・よ、よし!竜騎士!あのドラゴンをーーーーーーー」



どかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!!


「ッーーー!????」


突然俺達の眼の前に、とんでもなくでかい剣が

とんできた!!!


「これ・・・やべーんじゃねーか・・・?」


そう。ブリーダー権利をもってない俺達には、

鉱獣のコントロールなんてできるはずもなく。


「竜騎士までアタシたちの敵ってこと・・・!?」


これは、絶対絶命。

さすがのおれたちも完全に死を覚悟した。


しかしーーー。


轟音が鳴り響いたときには、

俺達の眼の前でドラゴンが倒れた。


「・・・あれ?」


一撃で昏倒したダイヤモンドドラゴン。

竜騎士は地面に突き刺した剣で

ダイヤモンドドラゴンを倒していた。



「助けてくれたってわけ・・・?」


「わかんねーぞ、このあと俺達をとって食うのかも」


ディンゴの予想とは裏腹に竜騎士は

俺の持っていた鉱石と同じサイズにまで縮まって。



俺の掌に鉱石として収まった。




「どういうことかしら・・・」



目の前に倒れたドラゴン。

そして輝き続ける俺の石。




こんなにあっけなく終わるのか・・・?




・・・おれたちはなんだかわからない感情に

飲み込まれていた・・・。








ーーーーしかし!!!



「やっ・・・」


「やったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!生きてたぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」


「うおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!」



俺達は、あの絶対的危機的状況から!!!

方法はどうあれ、生還したんだ!!!!!!



「すげえええええええ!!!!ハウルすげえええええええ!!!!」





興奮は、しばらく冷めなかった!!!


もう男女だろうがなんだろうが関係なく抱き合って、歓喜した!!!




そしてあっという間に日が暮れて。




俺達は、ついに!



街にもどってこれたんだ!

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