ボロスとイリア 前編
2日ほどかけて洞窟まで戻ってきた。
「ただいま〜。今戻ったわよ。」
「む?前よりも気配が強くなっておるな。成長したのか?」
「えぇ、あなたを殺したくてウズウズしてるのもあって成長してきたわ。名付けには感謝してるけれど私の養分にもなってもらいたいのよ。」
「もとよりそのつもりだからの、我は今空腹での、お主を喰らえばさらに強くなれそうだ。」
「今はステータスは魔力以外は全て勝ったわ。さすがに魔力高すぎでしょ、ボロス。」
「そこまで強くなったのか。高位に進化したようだな。では。殺ろうかの。」
私も確認ついでに、神眼で覗く。
名前:ボロス
種族:竜
レベル:137
状態:空腹
体力:145000/145000
魔力:495000/495000
攻撃力:31000
防御力:20000
機動力:9500
スキル:ドラゴンクローLvMax、威圧LvMax、竜鱗LvMax、ブレスLvMax、龍魔法Lv1、超再生Lv8、森羅万象Lv3、鑑定妨害LvMax、鑑定Lv9、鑑定偽装Lv8、再生魔法Lv4、覇王Lv2
称号:穢れの森の主、竜王、殲滅者、天災
(以前より強くなってるわね、警戒しながらまずは様子見といったところかしら。)
名前:イリア・フィーリアス
種族:高位吸血鬼
レベル:25
状態:元気
体力:163000/163000
魔力:378000/378000
攻撃力:68500
防御力:39000
機動力:15600
スキル:吸血LvMax、魅了LvMax、血液操作LvMax、身体剛化LvMax、魔力操作LvMax、魔眼LvMax、ブラッドクローLvMax、魔力偽装LvMax、日光無効Lv-、神眼LvMax、煉獄魔法Lv5、暴風魔法LvMax、水氷魔法LvMax、天雷魔法LvMax、森林魔法LvMax、岩石魔法LvMax、神聖魔法LvMax、暗黒魔法LvMax、鮮血魔法LvMax、異空庫Lv9、変装LvMax、神眼偽装LvMax、神眼妨害LvMax、空中機動LvMax、索敵感知LvMax、超高速演算LvMax、毒無効Lv-、痛覚無効Lv-、ゲヘナLv7、幻影回避Lv9、イージスLv6、炎無効Lv-、水無効Lv-、神聖無効Lv-、暗黒無効Lv-、凍結無効Lv-、眠気無効Lv-、呪無効Lv-、封印無効Lv-、貫通無効Lv-、超再生LvMax、魔王Lv2、女皇Lv3、血液吸収Lv7、結界LvMax、剛腕LvMax、錬成魔法Lv8、創造魔法Lv9、修復Lv3、威圧Lv6、礼儀作法Lv1、料理Lv1、家事Lv1、裁縫Lv1、飛翔Lv1、転移Lv1、ワープゲートLv2、森羅万象Lv2、並列思考Lv3、言霊Lv1
称号:転生者、殲滅者、不屈者、容姿端麗、魔王候補、天災、修羅姫
SP:390000
「【剛腕】【煉獄魔法】【身体剛化】煉獄殴打」
ボロスはすかさず、「【竜鱗】」
「かったいわねぇ。全然削れてないじゃないの。」
「ぬるいわ!【龍魔法】竜撃砲」
「【イージス】!」「くっ!」
お互いの体力はそこまで削れてないものの、ぶつかり合う。
イリア 体力156000 魔力369000
ボロス 体力138000 魔力426000
「まだまだこれからよ。【天雷魔法】迅雷」
「【森羅万象】霹靂!」
迅雷があらぬ方向へと捻じ曲がる。
迅雷はそのまま洞窟を突き破り、太陽の光が差し込む。
「ほぅ、この威力、まともに喰らえばタダでは済みそうもないのう。」
「喰らえばの話でしょ?正直、格上との戦闘は楽しいに限るわね!【岩石魔法】岩切」
「その笑顔のまま放つ魔法ではないわい。【ドラゴンクロー】!」
お互いの攻撃は相殺される。
「お主、まだまだ攻撃手段があるであろう。わしはほとんど使い切ったわい。お主は吸血鬼であろう。であれば得意分野を使えばよかろう。」
「何を言ってるのかしら。ブレスがまだあるじゃない。それを食らってみたいわね。様子見してたのよ。でもこれからはちょっと本気でした方が良さそうね。」
それからは戦いは激化する。魔法や物理攻撃のぶつかり合いである。
「【鮮血魔法】黒血光線」
「【竜鱗】【龍魔法】龍之災禍」
黒い血のレーザーと龍の高速移動による空気の波動がぶつかり合う。
「【イージス】!【幻影回避】!【超再生】!」
「【超再生】【覇王】。」
イリア 体力116000 魔力314000(被ダメ増強中)
ボロス体力89000魔力346000(覇王発動中)
「は?その覇王を発動されたらこっちの被ダメ増えるのね。許せないわ。【ゲヘナ】!【水氷魔法】氷結槍!」
「ぬぅぅ!この炎、消せぬのか。しかも徐々に削られるわい。それに氷と炎の組み合わせがこれまた厄介よのぅ。」
「魔神戦争の経験者はこんなものなの!?もっとあるでしょう!どんどん楽しくなってきたのよ!?」
「狂っとるわい。【龍魔法】龍隕石洞窟の外から隕石を落とすぞ。お主に回避手段はあるかのう。」
「洞窟の高さが分からないからいつ着弾するか分からないって事ね。ふーん、それなら!【言霊】地精霊我を【イージス】で守り給え!」
「【言霊】じゃと!?なぜ吸血鬼が言霊を使える。通常は覚えることなどできないはず。」
「さぁ?覚えたんだからそんなこと関係ないでしょ。」
その瞬間、とてつもない轟音とともに洞窟が消え去り、砂塵が吹き荒れる。外の光がさんさんと差し込む。
「ちょっと削れてしまったわね。あらかた防げたかしら。」
「わしも【竜鱗】で防げたわい。お主の【ゲヘナ】とやらも消えてしまったのう。」
「あら、消えちゃったの?なら貼り直したいところだけど、まずはこれからね。【血液操作】死血の鎌!」
「やっと来たか。お主の本気を。わしも見せるとするかの。【竜鱗】【龍魔法】龍撃強化 【ブレス】!」
イリア 体力96000 魔力265000
ボロス 体力82000 魔力310000