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樹海と決戦前夜

ちょっと更新頻度はバラバラだけど元気ですので御安心を。

洞窟を出て東側へと進みながら、先程新たに獲得したスキルの確認をしていた。耐性スキル関連は大体分かっていたのでスルーし、そのほかのスキルを確認する。


【神眼偽装】神眼で見られた時の情報を偽装する。神眼よりLvが高ければ偽装が優遇される。


【神眼妨害】神眼で見られた時の情報を妨害する。神眼がMaxだと神眼が優遇される。


【再生】肉体がダメージを受けた際、少しずつ体力が回復する。Lvが上がると回復量が上昇し、LvがMaxになると【超再生】に進化する。


【魔王】魔王へと進化する際に必要なスキル。スキルLvがMaxになると魔王へと進化できる。

SPによるスキルLvを上げることはできず、経験値によってのみ上げることができる。


【女皇】所持者が頂点に立っている間、ステータスの低下が無効化される。LvがMaxになると【特殊スキル】に変換される。ランダムである。


「とりあえず樹海に行かないとね。レベルをたくさん上げれば高位吸血鬼に進化出来るはずよね」


進み続けていると少しずつ霧が立ちこめ、視界が悪くなる。しかし吸血鬼であるイリアには特に影響もなくまっすぐと進んでいく。


すると魔物を見つけた。神眼で見る。


名前:なし

種族:不死者スケルトン

レベル:55

状態:死亡

体力:1000

魔力:1500

攻撃力:4800

防御力:2300

機動力:500

スキル:不死の手Lv1、瘴気纏いLv2、闇魔法Lv3、神聖耐性Lv1


スケルトンが5体ほど現れた。確かにスケルトンにしてはヤケにLvが高い。もしかすると樹海は不死者が多いのかもしれない。

「【神聖魔法】ホーリーキャノン」


(スケルトン五体を倒しました。経験値15000を獲得しました。レベルが1から8に上がりました。)


1度伸び具合の確認のためステータスを軽く見る。


体力:36000

魔力:80100

攻撃力:39500

防御力:26000

機動力:10300


え、めちゃくちゃ伸びてる。特に体力。気になってはいた。ステータスが高くなりボロスにはまだ程遠いが魔力も少しのびた。


「ふーん、この伸び幅のままだとレベル100くらいの時には10万行くかしら。ま!それは置いておきましょうか」


そこからはゾンビやグールなどの定番不死者や、レイスやマミーなども現れ、楽しみながらレベル上げを進めていく。今のところ魔法主体や魔法が効きにくい相手には物理パンチやキックで対応したりと。


ゾンビは【神聖魔法】ターンアンデッドで消え去ってもらったり、グールには【炎魔法】ヘルフレイムなどで燃え尽きてもらったり、マミーは魔法耐性が高いので、【神聖魔法】を込めたパンチやキックで消し飛ばしたりした。


時には突然現れ、あまりの醜悪さに「ひぃぃ!気持ち悪っ!さっさと死んで!」と出会い頭に周りの魔物をまとめて【ゲヘナ】でお掃除したりした。


そんな戦いのさなか、色々なスキルも獲得した。

まずは物理攻撃をしていくうちに【剛腕】。カイルが所持していたスキルだ。


次に【結界】だ。これは一定の範囲内に魔力の膜を張る魔法だ。魔力量依存にはなるが、消費し続ける訳ではない。使った魔力分の強度になる。魔力1000程度なら大抵の人間には破られない。逆にオークやオーガなどには魔力5000以上は消費する。


次に吸血を繰り返していくうちに身についたスキルである【血液吸収】だ。これはある一定の範囲にある自身の手により流された血を吸収することができる。

これによりゾンビなどに吸血するというイリアからすると、いや誰からみても嫌なことはしなくて済む。


耐性スキルもどんどん無効スキルに変わり、そろそろスキル量がかなり多くなってきた。

魔法関連で言えば、【創造魔法】や【錬成魔法】などの獲得や【炎魔法】が突然、【煉獄魔法】に派生進化するなどの変わりようもあった。それから1ヶ月以上、倒し周り、樹海の魔物が一体たりとも存在しなくなった。


「ふぅ〜。とりあえず索敵で確認できる魔物は全部殺せたわね。ゲヘナを使った時の経験値の量は凄かったわね。あれは使いどころに気をつければウマウマね。」


「それよりもSPもたくさん溜まってきたし、スキルも取りたいところね。」


「とりあえず今はどれくらい成長したのかを見る前にどこか休めるところはないかしら。」


2分ほど歩き回ったところ、民家らしき建物があった。建物自体はとても古く、人が住む気配もおかしな魔力も感知しなかった。中に入っても外見と変わらない古さを感じさせる。


「とりあえず寝床は確保ね。あとはこのベッドが使えるか、だけど、【修復】。よし、これでベッドで寝れるわね。【修復】は何となくで取ってみたけど意外と使えるわね。さてとりあえず寝ちゃいますか!」




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー





翌朝、吸血鬼としては寝てる時間だが、朝に起きる。人間として見るなら普通だ。鏡があったので修復して確認してみると自分の美女さに惚れ惚れした。

身長は160cmほどか、腰までかかる長い銀髪に赤い目がいい感じにマッチしている。胸はそれほど大きくは無いが、C程度には成長したか?いや誤差か?

スラっとした脚に白銀の服が合う。人間のような綺麗な肌色をしており、色素が薄く、病人にも見えるがある程度は鍛えており、スタイルとしては問題ない。

服は基本的に血で生成しているが、服の着心地は良い感じだ。吸血鬼としてはイカれているが、洗顔をしてタオルで顔を拭く。

「そういえば最近は血まみれにならなくなったわね。服に返り血が付かない様な戦い方を覚えてきたからかしらね。前に冒険者に見られた時は血まみれだったから、やっぱり成長したわね。」


今日の食事はそこらで摘んできた果物や焼いた肉などである。フォークやナイフ、皿を生成してコップには水を入れる。

「いただきます。」何気なく手を合わせたが、なぜこのような習慣があるのかは覚えていない。フォークやナイフなどは使い古したために覚えていた。

フォークやナイフを器用に使い、食べ進めていく。焼き足りていない肉も吸血鬼にかかれば噛み切れる。特に血を普段から摂取しているからか栄養失調に落ちることもないので、こういう食事は必要ないが、今日は何故かその気分になったというわけだ。


「もうこの世界に来て半年は経ったんじゃないかしらねぇ〜。内容濃すぎよ。転生先が森の中だし、ずっと戦ってばっかりね。あのボロスを殺して血を吸い尽くしたら街でも行こうかしらね。今なら街でも少しはやって行けるんじゃないかしら。」


「あとは友達が欲しいところね。いつまでも一人ぼっちってのもアレだし、同族のステータスもいつか見てみたいし、この森には同族はいなさそうだしね。」


「さて!ステータスを確認しようかしらね!神眼!」



名前:イリア・フィーリアス

種族:高位吸血鬼

レベル:25

状態:元気

体力:163000

魔力:378000

攻撃力:68500

防御力:39000

機動力:15600

スキル:吸血LvMax、魅了LvMax、血液操作LvMax、身体剛化LvMax、魔力操作LvMax、魔眼LvMax、ブラッドクローLvMax、魔力偽装LvMax、日光無効Lv-、神眼LvMax、煉獄魔法Lv5、暴風魔法LvMax、水氷魔法LvMax、天雷魔法LvMax、森林魔法LvMax、岩石魔法LvMax、神聖魔法LvMax、暗黒魔法LvMax、鮮血魔法LvMax、異空庫Lv9、変装LvMax、神眼偽装LvMax、神眼妨害LvMax、空中機動LvMax、索敵感知LvMax、超高速演算LvMax、毒無効Lv-、痛覚無効Lv-、ゲヘナLv7、幻影回避Lv9、イージスLv6、炎無効Lv-、水無効Lv-、神聖無効Lv-、暗黒無効Lv-、凍結無効Lv-、眠気無効Lv-、呪無効Lv-、封印無効Lv-、貫通無効Lv-、超再生LvMax、魔王Lv2、女皇Lv3、血液吸収Lv7、結界LvMax、剛腕LvMax、錬成魔法Lv8、創造魔法Lv9、修復Lv3、威圧Lv6、礼儀作法Lv1、料理Lv1、家事Lv1、裁縫Lv1、飛翔Lv1、転移Lv1、ワープゲートLv2、森羅万象Lv2、並列思考Lv3、言霊Lv1

称号:転生者、殲滅者、不屈者、容姿端麗、魔王候補、天災、修羅姫

SP:765000→390500

「偉いほど成長したわね。いつの間にかまた進化してるし、寝てる間に進化してたのかしら。魔力では負けてるけどこれならボロスとも少しはやりあえそうね。

このSPはどうしようかしら。ちょっと色々とってみようかしらね。ちょっと消費は多いけれどワープゲートとか転移を取ってみようかしら。SP10万も消費するのは凄いわね。とりあえず戦いに使えそうなスキルから生活に使えるスキルも取っておこうかな。」


「天災?確かボロスも持ってたわね。それに修羅姫?まぁ似合ってるわね。とりあえずこのふたつだけでもみようかしら。


【天災】災害級の被害を出した者につく称号。攻撃力に上昇補正がかかる。


【修羅姫】修羅のごとく暴れ回った姫に付く称号。暴れる際にステータスに上昇補正がかかる。


(とりあえず戻ろうかしら。ボロスのところまで。)




次にボロスと戦います。2話ほどに分割して戦うことになります。

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