殺戮と成長と進化
寝る間を惜しんで書いてみました。
少し長めにしてみましたが、見にくければ教えてください。(´・ω・`)
草木から出ると同時にリザードマンに向かって【身体強化】【血液操作】を施して殴りにいく。
するとリザードマンもそれに気づいたのか、【身体装甲】で構える。
ガキィーーン。
リザードマンは吹き飛ばされ木を2、3本つき倒して倒れるも、よろよろと立ち上がる。
「まじかよ、今のいけるかと思ったんだけどな……」
すると相手は【突進】してきた。
「ヒィィ!」
既のところで右に避ける。しかし掠ってしまったのか左腕が動かない。
(や、やべぇ……再生まで少し時間かかるな。掠っただけであれかよ。もう1回やりたいところだが左腕が使えないな、よし、足で決めるか。)
上に跳び【血液操作】で足に血を集め、【身体強化】で相手の頭上にかかと落としを決める。
するとリザードマンは倒れ伏した。
【経験値1080を獲得しました。レベルが11から19に上がりました。SPを80獲得しました。】
やばい。凄いレベルが上がった。経験値もやばい。自身が吸血鬼じゃなかったら負けてたな……。やばい、ステータスが気になり、見てみる。
名前:なし
種族:吸血鬼
レベル:19
状態:疲労
スキル:吸血Lv1、魅了Lv1、血液操作Lv3、身体強化Lv3、魔力操作Lv4、魔眼Lv3、引っ掻きLv4、魔力偽装Lv1、日光軽減Lv8、鑑定Lv2
称号:転生者、容姿端麗、ゴブリンスレイヤー
SP:85
おお……。つい感嘆をこぼす。血液操作と身体強化のレベルが上がると思ってはいたが、他にも上がるとは。
【日光軽減】がLv8になったことでかなり身体が楽になるのを感じた。さっきよりもかなり動きやすい。さっきまでは重しが身体中に付いてた気がしたが、今はそれは無い。LvMAXになったらどうなるんだろうか。
それにしてもどこかで休みたいな。
その時、突然喉が乾いた気がした。横たわるリザードマンも見るや否や突然かぶりついた。リザードマンの血が体に染み渡っていくのを感じる。先程の空腹感も無くなり、疲れが消え去っていく。
(美味い……。なんだこれ……最高かよ……)
それから6時間ほど経った頃、体が元気になったからか動かしたくなって辺り一体のゴブリンやスライムやトレントなどを狩り尽くした。血を吸うと体力が回復するようで朝日が昇る頃には辺り一体が血の海と化していた。
(やばい、何この興奮……もう何百体倒したか分からないや……)そこでもう一度ステータスを確認しようとしたその時、頭の中にとある通知が来た。
(【身体強化】のLvがMAXになり【身体剛化】に進化しました)
(【日光軽減】のLvがMAXになり【日光無効】に進化しました)
(レベルが50に達したことにより進化可能です)
え、進化?つい気になり自身のステータスを確認する。
名前:なし
種族:吸血鬼
レベル:50(進化可能)
状態:正常
スキル:吸血Lv8、魅了Lv3、血液操作LvMAX、身体剛化Lv2、魔力操作Lv9、魔眼Lv7、引っ掻きLv9、魔力偽装Lv3、日光無効Lv-、鑑定Lv6
称号:転生者、容姿端麗、殺戮者
SP:3050
気になったものを調べていく。
【身体剛化】【身体強化】が進化し、より強く硬く身体の強化ができるようになる。Lvが上がると更に強くできる。
【日光無効】日光によるステータスの減少が無くなる。日焼けしなくなる。女性の肌はしっかりと守れるようになる。
【殺戮者】魔物の殺戮に対する補正値の上昇。
まさか真っ昼間に全力を出せるようになるとは……。
これで昼間だからと不利になることは無いだろう。
それにこの称号があれば効率良くレベルも上げれるしSPも溜まる。身体剛化しかまともな攻撃手段がない以上、そろそろ違う攻撃手段にもら手をつけた方がいいな。そこで色々と獲得してみた。手に入れたスキルは、【火魔法】【水魔法】【土魔法】【木魔法】【雷魔法】【風魔法】【氷魔法】【光魔法】【闇魔法】【鑑定妨害】【血魔法】【空中機動】【変装】【収納】【鑑定偽装】【ゲヘナ】
スキルもそれぞれ見てみる。
【火魔法】火に関する魔法を扱える。LvがMAXになると【炎魔法】に進化する。
【水魔法】水に関する魔法を扱える。LvがMAXになり【氷魔法】もLvがMAXになると【水氷魔法】に進化する。
【土魔法】土に関する魔法が扱える。LvがMAXになると【岩石魔法】に進化する。
【木魔法】木に関する魔法が扱える。LvがMAXになると【森林魔法】に進化する。
【氷魔法】氷に関する魔法が扱える。LvがMAXになり【水魔法】もLvがMAXになると【水氷魔法】に進化する。
【風魔法】風に関する魔法が扱える。LvがMAXになると【暴風魔法】に進化する。
【雷魔法】雷に関する魔法が扱える。LvがMAXになると【天雷魔法】に進化する。
【光魔法】光に関する魔法が扱える。教会などの神父や治癒士などが扱うことができ、おもに回復魔法として使われる。アンデッドなどに対する攻撃魔法としても使われる。LvがMAXになると【神聖魔法】に進化する。【神聖魔法】のおもな所持者は【聖女】。
【闇魔法】闇に関する魔法が扱える。魔族やネクロマンサーなどが扱うことができ、精神系や呪い系も【闇魔法】に属している。通常、【闇魔法】と【光魔法】を同時に覚える事はできず、覚えても身体が自壊し死に至ってしまう。LvがMAXになると【暗黒魔法】に進化し、より強力無比な魔法を行使できるようになる。【暗黒魔法】のおもな所持者は【魔王】や【魔族長】など。
【血魔法】血を関する魔法が扱える。吸血鬼だけが扱う事が出来る。血を使って武器を創造したり血を纏うことで服を作ったりできる。応用は効くが自身の血を消費する。LvがMAXになると【鮮血魔法】に進化する。【鮮血魔法】のおもな所持者は【高位吸血鬼】以上の吸血鬼。
【空中機動】空中での移動に補正がかかり、よりムダがなく動く事が出来る。Lvが上がるとより機敏に動くことが出来る。
【変装】自身の魔力を用いて姿形を変えることが出来る。【魔力偽装】と【鑑定偽装】を併用することで別人に化けることが可能。Lvが上がるとより細かく変装できる。
【鑑定偽装】相手から鑑定を受けた際、相手の見る情報を偽装することが出来る。【鑑定】のLvが高いと無効化されそれぞれのLvがMAXの場合、【鑑定偽装】が優遇される。Lvが上がるとより偽装がバレにくくなる。
【鑑定妨害】相手から鑑定を受けた際、妨害できる。
Lvが上がるとより妨害でき、LvがMAX同士だと【鑑定】が優遇される。
【収納】物を収納出来る。亜空間と繋がっており、物質を仕舞うことが出来る。Lvが上がると【亜空間収納】に進化し、亜空間内の時間凍結が可能になり容量の増大、生きている物でも仕舞うことができるようになる。【亜空間収納】のLvがMAXになると【異空庫】に進化し、非物質すら収納が可能になる。【異空庫】のLvは存在しない。【日光無効】と同じ扱いである。
【ゲヘナ】その場一体を地獄の炎の海に変えることができ、生きとし生けるものは徐々に命を炎に吸い取られる。死せる者は【光魔法】のように浄化される。
一度使用すると半月は使用できない。Lvが上がると炎の海の威力と範囲が増し、範囲の指定、場所の指定が行えるようになる。MAXになると遠隔での使用が可能になる。
これらのスキルをある程度成長させた。特に【ゲヘナ】は一対多戦を想定して獲得したものだ。
そしてステータスをみる。
名前:なし
種族:吸血鬼
レベル:50(進化可能)
状態:正常
スキル:吸血Lv8、魅了Lv3、血液操作LvMAX、身体剛化Lv2、魔力操作Lv9、魔眼Lv7、引っ掻きLv9、魔力偽装Lv3、日光無効Lv-、鑑定Lv6、炎魔法Lv1、暴風魔法Lv1、水氷魔法Lv2、天雷魔法Lv1、森林魔法Lv1、岩石魔法Lv1、神聖魔法Lv1、暗黒魔法Lv3、鮮血魔法Lv5、亜空間収納Lv3、変装Lv8、鑑定偽装Lv6、鑑定妨害Lv6、空中機動Lv7、ゲヘナLv2
称号:転生者、容姿端麗、殺戮者
SP:200
次は進化を確認するか……。