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TS転生した吸血鬼が色んな血を取り込み平和に暮らしたい冒険譚  作者: 月姫ステラ
2章 商業都市アルザス編
19/84

剣聖と猛者と作戦会議

ギルドにて


「おい、あれ見ろよ…。」

「【黄金の翼】じゃないのか?Aランクギルドの。」

「それだけじゃねぇよ、Aランクの【銀糸狼】や【漣連合】もいる。」


「おいおい、やべぇだろ。Sランクの【剣聖】までいるぞ!何があるんだ!?」


しれっとイリアも見に来ていた。

「ミーアさん、これ何かあるのかしら。」


「メイガスさんから何か話すことがあるらしいんですけど、Aランクギルドの方々や剣聖も来るなんてなにか大事ですよ。」


ギルドマスターのメイガスがやってくる。


「君達Aランクギルド達や剣聖に集まってもらったのは他でもない!Cランクダンジョンとして認定されていた【木漏れ日の密林】がAランクに格上げされたことについてだ!」


そこで、剣聖であるアレンが聞く。

「俺まで呼ばれるっていうことはそのダンジョンにやべぇのがいるかもしれねぇって事か?」


「それに関しては順を追って話す。」


「まず一昨日、魔法学園の学生30名そして教師6名が件のダンジョンに入った。名目はダンジョンに慣れさせることにあったそうだ。あそこは強くてもレベル20前後の魔物しか出てこない。」


「だが、そこで事件は起こった。学生10名と教師1人が捕食された。」


周りに激震が走る。

「捕食っつうと獣系の魔物でも出たのか?」

と【銀糸狼】の隊長ロウガが聞く。


「それに関しては不明だ。だが生き残った学生からは、「突然クラスメイトが喰われた、と。」。」


「となると隠密系のスキルに長けた魔物の可能性がありますね。」

と【漣連合】の隊長イルガが考察する。


ちょうどダンジョン内に居た2人の冒険者から話を聞いた。

「Cランク冒険者のガントルとマイヤーです。2人で密林を探索していた時、道を間違えたのか何かは分かりませんが。何かの神殿を見つけました。神殿を守る衛兵などは一切確認出来ませんでしたが、神殿自体を神眼で確認すると、妨害されました。そして神殿から色々な魔物が出てきました。レベルは推定70以上。それもアンデッドからゴブリン、オーガなど。極めつけはレベル130のデッドリーパーの存在です。それを確認したので、Aランクにすべきという結論に至りました。」


アレンは更に聞く。

「そこの君、ミーアさんの横にいるそこの女性。あなたなかなかの実力とお見受けするが、あなたも参加されるのか?」


「それに関しては知らないわ。私まだCランクだからそもそも探索に加わってもいいのかすら分からないのよね。Aランクに格上げされたのなら私はギルドのルール的に参加できないと思うのだけれど、そこら辺どうなのかしら。メイガス?」


「ではイリア君に聞きたいのだか、君は単独でキングクラブは倒せるか?」


「あの黒いカニっぽいの?あれくらい楽勝よ?この前素材持ってきたじゃないの。」


アレンは言う。「キングクラブを楽勝って言うんなら参加に加わらせてもいいんじゃないのか?」


イルガやロウガも納得する。

(私としてもあの神殿がどうなってるのかは知りたいのよね…。)


「その前にこの剣聖たるアレンのステータスを見せる。一応確認してほしい。君たちのもある程度理解しておきたい。」


名前:アレン

種族:人間族

レベル:147

状態:正常

体力:150000

魔力:340000

攻撃力:165000

防御力:48000

機動力:7500

スキル:斬撃LvMax、閃撃LvMax、武具強化Lv7、身体剛化Lv7、高速移動Lv7、剣術強化Lv8、金剛体Lv6、暴風魔法Lv4、神聖魔法Lv2、シールドLv3、幻影回避Lv6、索敵魔法Lv4、物理攻撃耐性Lv7、状態異常耐性Lv6、魔法攻撃耐性Lv4

称号:剣聖、ドラゴンスレイヤー


そして、ロウガやイルガも見せる。


名前:ロウガ

種族:狼人族

レベル:115

状態:正常

体力:175000

魔力:65000

攻撃力:146000

防御力:23000

機動力:45000

スキル:身体剛化LvMax、金剛体Lv7、鉤爪Lv8、咆哮Lv7、人化Lv4、獣強化Lv4、タフネスLv7、幻影回避LvMax、突進Lv7、物理攻撃耐性Lv9、魔法攻撃耐性Lv3

称号:銀狼


名前:イルガ・ブライトネス

種族:エルフ

レベル:125

体力:125000

魔力:430000

攻撃力:46000

防御力:16000

機動力:29000

スキル:魔法増長LvMax、索敵魔法LvMax、自然魔法LvMax、精霊魔法Lv7、身体強化Lv8、タフネスLv7、魔力操作Lv8、魔力制御Lv9、魔力波Lv3、魔法攻撃耐性Lv9、状態異常耐性Lv7、補助魔法Lv7

称号:ブライトネス侯爵当主、賢者候補


それぞれがそれぞれの強みを生かしたようなステータスになっている。


「それでイリアと言ったね。きみのも見せて貰えるかな。」とアレンは聞き、イルガやロウガも頷く。


「私のも見てもらおうかしら。」


ミーアとメイガスは息を飲む。


名前:イリア・フィーリアス

種族:人間族

レベル:177

状態:興奮

体力:190500

魔力:530000

攻撃力:156000

防御力:46000

機動力:78000

スキル:身体剛化LvMax、魔力金剛体LvMax、斬撃LvMax、煉獄魔法LvMax、天雷魔法LvMax、剛腕Lv9、魔力操作LvMax、魔力制御LvMax、魔力探知Lv7、神眼Lv8、神眼妨害Lv9、神眼偽装Lv7、神聖魔法Lv3、物理無効Lv-、状態異常耐性Lv9、魔法攻撃耐性Lv9、幻影回避Lv9、シールドLv9、オシリスの裁きLv-、粒子崩壊Lv-

特殊スキル:断絶結界Lv2

称号:容姿端麗、殲滅者、不屈者




「君ほんとにCランクかい?かなり強いね。特殊スキル持ちは数が少ないからね。」とアレンが言う。


「さぁ、最近登録したばっかりだからあまり分からないわ。逆にAランクやSランクの実力やステータスを知れてこちらとしても勉強になるわね。」


「レベルヤベェな、177かよ。めちゃくちゃレベリングしたなありゃ。」とロウガが言う。

「そうですねぇ、それに家名持ちという事は貴族でしょうかね。」とイルガが言う。


メイガスは心の中でこう思った…。あれですら弱体表示させてるんだよな…絶対に敵に回してはいけないな…。


「君達には【木漏れ日の密林】の調査と解決をお願いしたい!報酬は前に金貨700枚後ろに金貨500枚だ。」


「前に高い依頼ってことは用意は確実にしなければな…。」

「そちらとすり合わせを行いたい。銀糸狼の方々と漣連合の方々とイリアさん、後で会議室に来てくれないか。」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




「まず、イリアさん、あなたのスキルにあったオシリスの裁きと粒子崩壊について教えていただきたい。Lv表示がないということは強力なスキルと思うのだが…。」


「ええ、いいわよ。スキルの説明欄はこんな感じね。


【粒子崩壊】(パーティクルカラプス)

攻撃対象に向かって虚空の塊をぶつけることで、対象を粒子レベルにまで分解することができる。Lvの概念は存在しない。1度使うと半年のインターバルを要する。(残り4ヶ月22日)


【オシリスの裁き】

冥界の門を開き、対象を診断する。対象のカルマ値がマイナスであればあるほど、絶大なダメージを与え、

カルマ値がプラスであればあるほど、対象の体力と魔力を回復させる。自身に使用すると魔力と体力が回復する。

冥界の門からはデュポンという悪魔が出てきてデュポンは鎌を用いて対象を診断する。診断中に攻撃を始める、または暴れた場合、デュポンは対象の心臓を冥界へと捧げる。Lvの概念は無い。ただし1日に1回が限度である。


「恐ろしいスキルだな…。でも使いようによっては回復にも使えるのだな…。剣聖たる俺のは見てくれたから分かると思うがみなの知るスキルを強化させただけだ。」



イルガは呟く。

「【精霊魔法】は精霊やエルフ特有の魔法。【自然魔法】はエルフ特有の魔法です。【魔力波】魔力の波を放つ事で相手を酔わせる効果を持ちます。直接的な攻撃力はありませんが、相手の判断を鈍らせることには使えるでしょう。」


ロウガは呟く。

「俺の【鉤爪】は攻撃力と機動力依存だ。【獣強化】は獣人族版の身体強化と思ってくれて構わん。」


「それじゃあ決行は明日の昼からにしよう。それまで各自休憩と備えをしてくれ。」


剣聖達は出ていき、会議室内にはメイガスとイリアが残る。


「イリアよ、お前もしや密林に入ったな?」


「入ったけれど神殿は見つけたわ。でも目の前にLv200近いやつと200超えのゲートキーパーがいたから先にそれだけ倒したわ。元々あの密林に入ったのだって、学生で2人ほど私の友達になってくれた人が居たから少し調査しておきたかったのよね。もしかしたら少しでも情報を伝えれると思ってね。」


「そういう意図があったのか…。それでそのゲートキーパーは強かったのか?」


「ステータスのスキルを見せたでしょう?粒子崩壊を使ったわ。あれはかなり強かったわね。私のわりと全力の攻撃をあいつらは体力を減らしながらも防いだのよね。だから使うしか無かったのよね。レベルはその時にガツンと上がったわ。レベル140から177にね。」


(勿論そのレベルすら偽装だけれど…。)



「なるほど、そういうことなのか。君が全力を持って攻撃しても耐えるということは彼らではきついのかもしれないな。」


「えぇ、正直彼らが行っても骨だけになって帰ってくる可能性すらあるわね。私だってあの異様な感覚が忘れられないから。」


「では、イリアもしっかり休んでくれ。」


「えぇ、明日に備えるわね。」


イリアも出ていく。

「学生と教師を捕食した魔物が何か全く掴めないな、そのゲートキーパーより強い可能性がある。もしかするとイリアも大怪我をする可能性があるのかもしれないな…。」


メイガスは一人つぶやいていた。





次回、神殿の探索を始めます。探索回は3話ほどする予定です。

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