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TS転生した吸血鬼が色んな血を取り込み平和に暮らしたい冒険譚  作者: 月姫ステラ
2章 商業都市アルザス編
17/84

ダンジョンと捕食と学生

ちょっと闇シーンがあります。

その帰り、スイーツ店に立ち寄り、2人の魔法学園の学生と仲良くなる。1週間後にCランクダンジョン【木漏れ日の密林】というダンジョンを受けるらしい。


Cランクになればダンジョンに入れるようになることを知り、次の日から張り切って討伐依頼や魔物狩りをして回った。


ミーアから、「なにかいい事がありましたか?」と聞かれた際、Cランクになれば1人前扱いされると知り、やる気が出たとごまかした。


それからレベルもみるみるうちに上がっていき、126レベルまで上がった。恐らくそろそろ【子爵級龍血鬼】に進化できるだろう。

【女皇】のLvをMaxにして【断絶結界】という特殊スキルを手に入れた。


【断絶結界】結界の範囲内にいる使用者以外のスキル所持者のスキルを1人あたり最大5つまでスキル使用不能にすることが出来る。Lvが上がる事に使用範囲が広がり、2Lvずつ上がる事にひとつずつ個数が増えていく。


色々とスキルを集め、有用そうなものを獲得してみた。



名前:イリア・フィーリアス

種族:男爵級龍血鬼

レベル:126

状態:元気

体力:6980000/6980000

魔力:8650000/8650000

攻撃力:498000

防御力:295000

機動力:72100

スキル:吸血LvMax、魅了LvMax、血液操作LvMax、身体剛化LvMax、魔力操作LvMax、魔眼LvMax、ブラッドクローLvMax、魔力偽装LvMax、神眼LvMax、異空庫LvMax、変装LvMax、神眼偽装LvMax、神眼妨害LvMax、空中機動LvMax、索敵感知LvMax、神速演算LvMax、ゲヘナLvMax、回避王Lv5、神のベールLv-、神速再生LvMax、血液吸収LvMax、結界LvMax、剛腕LvMax、修復LvMax、威圧LvMax、礼儀作法LvMax、料理LvMax、家事LvMax、裁縫LvMax、飛翔LvMax、転移LvMax、ワープゲートLvMax、森羅万象LvMax、並列思考LvMax、言霊Lv8、魔法隠蔽LvMax、死せる魂Lv-、龍鱗Lv2、ブレスLv8、魔力制御LvMax、万里眼Lv4、魔法攻撃無効Lv-、状態異常無効Lv-、隠密LvMax、発勁LvMax、探知妨害LvMax、悪意感知LvMax、魔導破壊LvMax、魔導書Lv-、封印無効-、斬撃LvMax、レベル吸収LvMax、傀儡Lv7、オシリスの裁きLv-

特殊スキル:断絶結界Lv4、覇王Lv4、魔王Lv5

称号:転生者、殲滅者、不屈者、容姿端麗、魔王候補、天災、修羅姫、穢れの森の支配者、龍の血が宿りし者、慈愛の加護

SP:1960000


そしてダンジョンに入る日がやってきた。

朝からヒグレ草の採取を名目に【木漏れ日の密林】ダンジョン近くにやってきていた。

先にダンジョン内に入っておく。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー





一方、ティシャ達学生は教師陣引率の元、Cランクダンジョン【木漏れ日の密林】にやって来ていた。


教師からの説明が入る。

「君達はいまからこのダンジョンに入ってもらう。4人1組で行動をするように。危険だと判断したら止めに入るが基本的には君達の判断で動くように。ダンジョンだから当然魔物もいる。君達は今まで魔物を討伐する訓練もしてきた。レベルも少しずつ上がっているだろう。しかし、強くなった気分で遊んでいたら痛い目を見るからな。気を引き締めて探索するように。」


ティシャとレーナはチームメンバーであるライトとアルレイアと話す。


「僕は剣士のライトだ。主なスキルは斬撃だ。回避も行いシールドも使う。回復はからっきしだ。以上。」


「俺はアルレイア。タンクだ。防御系とヘイトに関しては任せてくれ。俺が敵を引きつけるからライト達が頼む。」


「私はレーナ。回復が得意よ。光魔法と補助魔法でサポートと回復をするよ。」


「私はティシャですよ!炎魔法と風魔法、水魔法と土魔法を使えるわ。あと少しだけど近接戦闘もします!」


4人で行動の仕方や立ち位置を考える。


「よし!いくぞ!」「「「おー!!」」」


ダンジョンの中に入ると鬱蒼とした森が広がる。本当に密林みたいだ。ダンジョンの中なのに日が照っている。不思議だ。

それから休憩を挟みながら歩みを進める4人。


すると、なにか物音がした。

「ライト、なにか聞こえた?」


「ティシャ、何か物が落ちる音が聞こえたな。」


突然レーナが膝をつく。


「レーナ、どうしたの?」


「いきなり攻撃を受けたの。」


「え、全く聞こえなかった。アルレイア、防御陣形ね。」


「おぅ、了解だ。【ヘイトバンカー】!」


突然周りが暗くなる。

そして、周りの音が聞こえなくなる。


「ライト。何かおかしい。突然暗くなって周りの木々の音が聞こえない。」


「ライト?どこにいるの?」

レーナとアルレイアとティシャはライトを探す。さっきまで横にいたはずなのに消えていた。


ボリ…ボリ…。ポキ…ポキ…。クチャ…クチャ…。


なにか食べてる音が聞こえる。3人は警戒態勢を取りながら音の鳴るほうへ近づく。


すると、衝撃の光景を目にする。

誰かが何かを食べている。

よく見るとライトの腕が見える。


「あなた!何してるの!ライトを離しなさい!」

レーナが強く叫ぶ。


そして聞きなれた声が帰ってくる。


「あら、そういえば今日だったわね?ここのダンジョンに来るのって。ついついお腹が空いて手頃なのを食べてるのよ。」


そこに居たのは、体をほとんど食われ、絶命しているライトとそれを食べるイリアだった…。


「え、あなた!なんでライトを…。1週間前にスイーツ店に居たあの人ね…。なんでライトを食べてるの…!」


「種族的な本能ね。この子食べたらレベル上がったのよ。殺すより経験値が美味しいわね。」


ティシャが魔法を放つ。「【炎魔法】インベリアルフレイム!


放った魔法はイリアへ近づく直前に消え去る。

「え、どうして効かないの!」


「攻撃を受けたからには報復しないとね…せっかく仲良くなれたのに食べなきゃいけないなんて、残念よね。」


「あなた、人間族って前、ステータスを見せてくれたけど、あれは嘘だったのね!」


「えぇ、だってやすやすと明かせるような種族じゃなかったのよ。だって私は男爵級吸血鬼よ?」


3人の顔が更に強ばる。爵位持ちの吸血鬼は非常に危険だ。このダンジョン内には高くてもLv20ほどの魔物しか居ない。なのに彼女からは恐ろしい気配を感じる。


「アルレイア…神眼で見える?」


「見えない…全く何も見えない…全部妨害されてるなこれ。」


「あなた達にも見えるようにしようかしら。とりあえずレベルと体力と魔力と攻撃力でいいかしらね。」



アルレイアは恐ろしいものを見た。


名前:イリア・フィーリアス

種族:男爵級吸血鬼

レベル:126

体力:6980000

魔力:8650000

攻撃力:485000



「は…そんなの勝てるわけねぇだろ…なんだよその体力と魔力と攻撃力…。」


「え。どんなのが見えたの…。」


「体力6980000に魔力8650000に攻撃力485000と見えた。」


ティシャとレーナが絶望の顔色に変わる。

過去に存在した最強の勇者ですら攻撃力は260000が限界だった。


それを遥かに凌ぐ攻撃力。


「あ、そうそう。あなた達にスキルは不必要よね。とりあえずいくつか使えなくしてあげる。【断絶結界】」


突然3人はなにか重しを感じ、ステータスを見る。するとスキルの横に使用不可の文字が表示される。


レーナは光魔法と補助魔法を封じられ、

アルレイアはヘイトバンカーと盾撃ちが封じられ、

ティシャは、炎魔法と身体強化が封じられた。


それからは酷いものだった…。ティシャは残りの風魔法や土魔法で応戦するも全て無効化され、アルレイアの猛攻も全て捌かれ、為す術なくころされる。


残されたレーナは、尻もちをつき、逃げようとする。しかし、恐怖のあまり体が動かない…。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




教師陣は突如として魔力反応が途絶えたティシャ班のところに向かう。そこで見たものはあられもなく食い破られ横たわっている4人の死体と大量の血痕だけだった。


「な、何事だ…。何があったのだ…。ここは出てきてもレベル20前後のはず。」


「アズレア先生!これは異常事態ですよ!今すぐ学生全員をダンジョンから出しましょう!危険です!」


「そうだな…。メニアン先生。今すぐ向かえ!」



それから30分後、10チームのうち7チームが帰ってきた。


「アズレア先生…他の二チームはどこに…。」


「メニアン…。今すぐ学長と国王に伝達せよ。このダンジョンはCランクダンジョンなどでは無い。最低でもAランクオーバーのダンジョンだとな。」


その後、1チームが血だらけになりながら帰ってきた。


「君達!残りふたりはどうした!」


「し、知らねぇよ!いきなりなにか食い殺されて、俺も腕を少し食われて…いてぇよ!」


学生10人の死亡。3人の重傷。教師1人が死亡という結果になった。


Cランクダンジョン【木漏れ日の密林】はAランクダンジョンに格上げされた。


そんなダンジョンの中で1人の美女が呟く…。

「せっかく仲良くなれたのに…吸血鬼ってほんと融通が効かないのね…。子爵級に勝手に進化して更にレベルもガツンと上がったじゃない。1人レベルが高いのが居たけど全部美味しくいただいたし、でも1人逃しちゃったのよね…それは残念。」



名前:イリア・フィーリアス

種族:子爵級龍血鬼

レベル:47

状態:高揚

体力:26570000/26570000

魔力:49510000/49510000

攻撃力:1690000

防御力:1154000

機動力:106500

スキル:吸血LvMax、魅了LvMax、血液操作LvMax、身体剛化LvMax、魔力操作LvMax、魔眼LvMax、ブラッドクローLvMax、魔力偽装LvMax、神眼LvMax、異空庫LvMax、変装LvMax、神眼偽装LvMax、神眼妨害LvMax、空中機動LvMax、索敵感知LvMax、神速演算LvMax、ゲヘナLvMax、回避王Lv9、神のベールLv-、神速再生LvMax、血液吸収LvMax、結界LvMax、剛腕LvMax、修復LvMax、威圧LvMax、礼儀作法LvMax、料理LvMax、家事LvMax、裁縫LvMax、飛翔LvMax、転移LvMax、ワープゲートLvMax、森羅万象LvMax、並列思考LvMax、言霊LvMax、魔法隠蔽LvMax、死せる魂Lv-、龍鱗Lv8、ブレスLvMax、魔力制御LvMax、万里眼LvMax、魔法攻撃無効Lv-、状態異常無効Lv-、隠密LvMax、発勁LvMax、探知妨害LvMax、悪意感知LvMax、魔導破壊LvMax、魔導書Lv-、封印無効-、斬撃LvMax、レベル吸収LvMax、傀儡Lv9、オシリスの裁きLv-、死体吸収Lv4、死者蘇生Lv4、眷属化Lv5、迷彩化Lv8、無臭化Lv4、無音移動Lv6、波動Lv7、峰打ちLv8、次元斬Lv2

特殊スキル:断絶結界Lv7、魔王Lv9

称号:転生者、殲滅者、不屈者、容姿端麗、災禍、修羅姫、穢れた森の主、龍の血が宿りし者、慈悲の加護、暴食者

SP:5670000



これでもまだまだ吸血鬼としては真ん中くらいの階級。果たしてステータスはこれからどうなるのか。


たまにこういうシーンが出てきます。種族的本能から逃れることは出来るのか。

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― 新着の感想 ―
[気になる点] ほのぼのタグ大嘘なんで外した方がいいのでは? 頭魔物のサイコパスほのぼのとかだったらしょうがないですけど
[良い点] 平和な暮らし(笑) 人間はご飯です、ご飯一杯あって嬉しいです! おぉ、確かに平和だった! [一言] こう言うダークなノリも好きです
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