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TS転生した吸血鬼が色んな血を取り込み平和に暮らしたい冒険譚  作者: 月姫ステラ
2章 商業都市アルザス編
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買い物と堕ちた賢者

朝っぱらからギルマスであるメイガスに呼び出されたイリアは執務室を訪れる。


「朝から何かしら。もう少し寝たいのだけれど。」


「昨日盗賊を狩り回っていただろう。それに対する賞金の金貨300枚だ。」


(これは驚いたわね。あんな雑魚を狩ってまわるだけで金貨300枚も貰えるなんて…。)


「えぇ、ありがたく頂戴するわ。」


「今日は何をするんだ?」


「それはこの金貨300枚を使うだけよ。」


そしてギルドを出る。


まず向かうのは肉屋のダンテさんの店。

「お、イリアの嬢ちゃん!今日はヤケに機嫌がいいね!

何かいい事でもあったのかい!」


「えぇ、盗賊を狩り回ってたから賞金を貰えたのよ。それで沢山買い物しようとこっちに来たわけよ。」


「それじゃあ今日はどれくらい買うんだ?」


「そうね〜。それじゃ生肉10kgをお願いするわ。」


「大盤振る舞いだなぁ。銀貨40枚だ。」


「はい、銀貨40枚ちょうどよ。」


「あとは袋10kgが入るお願いね。」


「それなら銀貨5枚って言いたいところだが、銅貨は今何枚持っている?」


「27枚ね。銀貨も5枚ほどね。」


「それなら銅貨全部と銀貨2枚にほんの少しだけまけてやるさ。これからも御贔屓にな!」


「えぇ、ありがとう!」


買った肉と袋は全て【異空庫】にしまう。


次に向かうのは野菜店のミザリーさんの店。

「おや!イリアちゃん!今日は何が欲しいんだい?」


「ここに売ってる野菜それぞれ10kgずつ貰えるかしら。」


「下の箱にある在庫のでもいいかい?」


「えぇ、構わないな。いざとなったら逆行させて新鮮に戻すから。」


「今の言いようだと魔法かい?それよりお代は金貨5枚よ。」


「魔法よ。それとはい。金貨5枚ね。」


「また買いに来るんだよ!」


「えぇ、また!」


次に買いに来たのは魔法書店だ。

入ると至る所に幻影魔法の痕跡がある。

これは振るいにかけているのかもしれない。魔法の素質があるか否かの、そして恐らく店主を見つけるのだろう。


でも、イリアから見ると、「この幼稚な魔法で姿を隠すのかしら。それにしてもなんの意味もない配置をしてるわね。」という意見だ。


すると店主が出てきた。

「君は魔法の素質がありそうだね。そうだよ。この幻影魔法の痕跡にはなんの法則もない。まぁ無駄な配置だね。」


イリアの目が少し赤みを増す。

「あなたはレファルと言うのね。ステータス覗かせてもらったけれど魔力特化ね。」


「おや、私の神眼妨害Lv5をすり抜け、神眼偽装Lv7もすり抜けたのかい。」


「神眼偽装にぶつかってたらなんて名前になってたのかしら。」


「シャルルとなっていたよ。」


(へぇ、それにしてもあの魔力量、他のステータスに比べて圧倒的ね。他のステータスはそこらの冒険者より低いのに。)


名前:レファル

種族:人間族

レベル:137

状態:魔の呪い

体力:200

魔力:1260000

攻撃力:300

防御力:120

機動力:150

スキル:幻影魔法LvMax、生活魔法Lv8、補助魔法Lv7、天変地異Lv-、大地魔法Lv7、神眼偽装Lv7、神眼妨害Lv5、神眼Lv8、魔力再生Lv5、小災禍Lv3

称号:魔の呪い、憐れな魔導師、魔法書店の店主

堕ちた賢者

(知らないスキルが多いわね。ちょっと見てみようかしら。)

【幻影魔法】幻を想像し相手を騙すことに特化した魔法。Lvが上がると精密さと隠密さが上がる。


【生活魔法】ほかの攻撃系魔法には及ばないが生活に使える程度の魔法を使える。


【補助魔法】他の魔法士のサポートに特化した魔法。魔法力の上昇や受けるダメージの軽減などが可能。


【天変地異】大地を引き裂き、大海を割ることが可能。魔力に応じて火力が増す。攻撃力は適応されない。


【大地魔法】【岩石魔法】の派生進化先。Lvが上がるとより地脈にすら影響を与える魔法を操ることが出来る。


【魔力再生】自身の魔力を時間経過で回復させることができる。1時間で20万魔力回復する。


【小災禍】【災禍】の下位互換。四魔神将の使う【災禍】を人間族でも操れるように改良を施したもの。


【堕ちた賢者】賢者として世を過ごすも魔神に負け烙印を押された賢者。魔力以外の全てのステータスが1万分の1になる。機動力は100分の1になる。


【魔の呪い】レベルを上げようとも魔力しか上昇しなくなる。


「昔は賢者と呼ばれていたが、そのわたしですら覗けないとなるとまさか、魔族か?」


「そういうバレ方をするとは思わなかったわ。」


「何を抜かす。私くらい実力者が覗けば大体わかるのだがそれでも分からないということは魔族か龍族しかあるまい。しかも魔族の中でも高位のね。」


「私まだ男爵級よ?まだ中位程なんじゃないかしら。」


「もしかすると私よりも遥かに強いのかな?男爵級でそれとなると公爵級まで進化した時が楽しみだよ。」


「私は人間の街で気楽に過ごしたいのだけれど出来れば隠したくないのよね。」


「それは出来ないことだね。今の人間達には魔族=悪という認識が強い。その状況下で正体を現しても損をするだけだよ。」


「そうなのね。それじゃあもう少し強くならないとね。」


「あと、君は少し考えたのだろうけれど、スタンピードが起きてそれを止めたとしても、自作自演と思われる可能性が高いよ。」


(魔族として受け入れてくれる方法は無いものかしら。)


「それよりもここに来たのはスキル書を買うためなのよ。なにか見れるかしら。」


「君が持ってないスキルを買うといいんじゃないかな?色々置いてあるよ。じっくりみていくといいさ。」


そして合計で金貨100枚を消費して、

【封印魔法】【封印耐性】【斬撃】【補助魔法】【生活魔法】を購入し、SPの消費で全てLvMaxまで上げた。


そして今日の買い物は終わった。






今日のイリアのステータス


名前:イリア・フィーリアス

種族:男爵級龍血鬼

レベル:55

状態:元気

体力:2360000/2360000

魔力:3010000/3010000

攻撃力:216900

防御力:146000

機動力:46000

スキル:吸血LvMax、魅了LvMax、血液操作LvMax、身体剛化LvMax、魔力操作LvMax、魔眼LvMax、ブラッドクローLvMax、魔力偽装LvMax、神眼LvMax、異空庫LvMax、変装LvMax、神眼偽装LvMax、神眼妨害LvMax、空中機動LvMax、索敵感知LvMax、神速演算Lv8、ゲヘナLv9、幻影回避LvMax、神のベールLv-、神速再生Lv7、魔王Lv4、女皇Lv5、血液吸収LvMax、結界LvMax、剛腕LvMax、修復LvMax、威圧LvMax、礼儀作法Lv6、料理LvMax、家事LvMax、裁縫LvMax、飛翔LvMax、転移LvMax、ワープゲートLvMax、森羅万象Lv7、並列思考LvMax、言霊Lv6、魔法隠蔽LvMax、死せる魂Lv-、竜鱗Lv6、ブレスLv5、覇王Lv2、魔力制御LvMax、千里眼Lv6、魔法攻撃無効Lv-、状態異常無効Lv-、隠密LvMax、発勁LvMax、探知妨害LvMax、悪意感知LvMax、魔導破壊LvMax、魔導書Lv-、封印魔法LvMax、封印無効-、生活魔法LvMax、斬撃LvMax、補助魔法LvMax

称号:転生者、殲滅者、不屈者、容姿端麗、魔王候補、天災、修羅姫、穢れの森の支配者、龍の血が宿りし者、盗賊狩り、慈愛の加護

SP:240000

堕ちた賢者の全盛期は今のイリアより高いです。

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