イリアと盗賊狩り
不安要素をひとつ消しに行きます。
イリアは今日は外に出ていた。朝方、冒険者ギルドに向かい、入った直後にミーアに年齢について問い詰められたが真実だと告げて、用事があるからと冒険者ギルドを後にした。
街を出て少し歩く。
(経験値が欲しいわね。でもメイガスのことを考えると、無闇に殺せないのよねぇ。)
「そうだわ!盗賊を殺してまわろうかしら!それなら文句も言われないはずよね!」
「そうと決まれば、ちょっとSP消費しようかしら!」
(SP500を消費して【悪意感知】を獲得しました。)
(【悪意感知】をSP9500を消費してLvMaxにしました。)
(SP500を消費して【気配隠蔽】を獲得しました。)
(【気配隠蔽】をSP9500を消費してLvMaxにしました。【気配隠蔽】が【隠密】に進化しました。)
(SP10000を消費して【隠密】のLvをMaxにしました。)
(SP1000を消費して【探知妨害】を獲得しました。SP19000を消費して【探知妨害】のLvをMaxにしました。)
(SP1000を消費して【発勁】を獲得しました。SP19000を消費して【発勁】のLvをMaxにしました。)
(SP10000を消費して【魔導書】(ネクロノミコン)を獲得しました。)
(【時空間魔法】【龍魔法】をLvMaxにしました。)
残SP 160000
(【魔導書】(ネクロノミコン)に魔法が集約されました。)
(ステータスが見やすくなりました)
名前:イリア・フィーリアス
種族:男爵級龍血鬼
レベル:16
状態:元気
体力:895000/895000
魔力:1264000/1264000
攻撃力:136000
防御力:101500
機動力:39800
スキル:吸血LvMax、魅了LvMax、血液操作LvMax、身体剛化LvMax、魔力操作LvMax、魔眼LvMax、ブラッドクローLvMax、魔力偽装LvMax、神眼LvMax、異空庫LvMax、変装LvMax、神眼偽装LvMax、神眼妨害LvMax、空中機動LvMax、索敵感知LvMax、神速演算Lv5、ゲヘナLv8、幻影回避LvMax、神のベールLv-、神速再生Lv4、魔王Lv3、女皇Lv4、血液吸収LvMax、結界LvMax、剛腕LvMax、修復Lv8、威圧LvMax、礼儀作法Lv4、料理Lv6、家事Lv4、裁縫Lv6、飛翔Lv7、転移Lv9、ワープゲートLv8、森羅万象Lv5、並列思考Lv9、言霊Lv3、魔法隠蔽LvMax、死せる魂Lv-、竜鱗Lv2、ブレスLv3、覇王Lv1、魔力制御LvMax、千里眼Lv3、魔法攻撃無効Lv-、状態異常無効Lv-、隠密LvMax、発勁LvMax、探知妨害LvMax、悪意感知LvMax
称号:転生者、殲滅者、不屈者、容姿端麗、魔王候補、天災、修羅姫、穢れの森の支配者、龍の血が宿りし者
SP:160000
【魔導書】(ネクロノミコン)は今後魔法を新たに獲得し最終進化を遂げLvMaxに上がると自動的に挿入されます。
(よし、これでかなり分かりやすくなったわね。さて。まずは、【悪意感知】。)
すると街から数百メートル東に悪意を感知した。
近づくと案の定、盗賊がいた。何やら計画を立てているらしい。だがそんなことは知らない。
「こんにちはぁ〜。私の経験値になってくれるかしら。」
「あ?何者だ?おい、見張りのやつはどうした。サボってんのか?」
「知りやせん!!突然現れやした!」
「おい、美女じゃねぇか。こりゃ捕まえりゃ売れるぞ!」
「あなたたちの会話を聞く趣味は持ち合わせてないのよ。さっさと散りなさいな。【発勁】。」
今ので盗賊10人以上が一撃で息絶える。
(経験値26000を取得しました。レベルが16から20に上がりました。)
「まずは1箇所目ね、あ、お金持ってないかしら。あったあった。とりあえず異空庫にしまっておこうかしら。」
「【悪意感知】。」
さらに東に2km先に悪意を感知した。
またそこに向かうと別の盗賊がいた。今度は少し身なりのいい盗賊だった。
イリアは「つまらない」という表情を浮かべながらも楽に成長できることに少しだけ嬉しさを覚えていた。
(この経験値はいずれ強者と戦う際に生きるかもしれないし、片っ端から盗賊消し去っていこうかしら。)
今度は廃屋を根城にしていたが、中に人質が全く居ないことを感知すると、
「【煉獄魔法】焼却」
20人以上は居た盗賊全員が燃え尽きた。
(396000経験値を獲得しました。レベル20から27に上がりました。)
その後も、南に500mに盗賊15人。
(169000経験値を獲得しました。レベル27から29に上がりました。)
その後は西に200mに奴隷商人と盗賊がそれぞれ2人と15人。
人質が居たため、奴隷商人と盗賊を消し去った。
(203000経験値を獲得しました。レベル29から33に上がりました。)
「あなた達、大丈夫かしら。奴隷商人に捕まっていたみたいだけれど。」
「助けていただきありがとうございます!」
涙目を浮かべながらお礼をする2人の子供。首には何か首輪が巻きついている。
【隷属の首輪】奴隷が逃げ出さないために魔力の出力を縛る魔導具。無理やり魔力を出そうとすると体が破裂する。
「2人とも親はいるのかしら。」
「2人で遊んでたら知らないおじさんたちが来ていきなり眠らされて、気づいたらこの首輪がついてました。」
「はいなのです。お兄ちゃんと一緒に遊んでたのです!」
「それならその首輪を解こうかしら。」
(そんなスキルあるのかしら。魔道具だからきっと魔力回路とかを断てば、勝手に壊れそうだけれど)
(SP2000を消費して【魔導破壊】を取得しました。)
【魔導破壊】魔導具の破壊にのみ使える魔法。破壊することが発動条件である魔道具を条件無視に破壊する事が出来る。Lvは最大15Lvまで存在する。
(SP28000を消費してLvをMaxにしました。)
「【魔道破壊】」
言葉一つで首輪が簡単に壊れる。
それから西に村があったので、2人を村まで連れていく。
村に着くと、「ミュエーーーー!アルトーーーー!」と叫び声が聞こえる。
すると2人が、「「ママの声だ!」」
「ママー!!」
この声で親が振り向き、「どこに行ってたの!?心配したのよ!?」と声をかける。
そこで私は、「この子達が奴隷商人に捕まっていたから助けてあげたわ。ついでに隷属の首輪も壊したから安心していいわ。」と。
「奴隷!?ありがとうございます!娘と息子を助けていただいて感謝します!」
「いえいえ、盗賊狩りの途中でしたので、それだけでしてよ。」
「あまりありませんが、何かもてなしますよ!」
「お言葉に甘えてもいいかしら。」
「えぇ、いらっしゃい。それでお名前はなんと…。」
「イリア・フィーリアスと言うわ。今はただの冒険者よ。貴族では無いから安心していいわよ。」
その昼と夜は村の子と戯れ、村の住人と食事を楽しんだ。
「あなた若そうだけれど新人冒険者さんですか?」
「えぇ、昨日冒険者になったばっかりの新人ね。」
「そういえば若者が村に居ないみたいだけれど、どうしてかしら。」
夫人は少し口を閉ざして、また話し出す。
「少し前に冒険者になるとか言い出して、街へ向かっていったのよ。大勢でね。そのせいで労働力が足りなくてね。」
「へぇ…それでその後は?どうなったのかしら。」
「どうやら隣の住人の息子さん、Cランク冒険者にまで上がったみたいだけれど依頼を受けて以降ギルドに戻ってないらしいのよ。」
「その息子さんの名前って何かしら。」
「カイルって言うのだけれどまだ若くて活発で才能に溢れる子だったんだけれど、あれ以来、両親ともに憔悴してるみたいなのよ。」
(え、それって森で殺したあの冒険者のことだったのね…。まさかここに繋がりがあったなんて…口が裂けても言えないわね。)
「見つかるといいのだけれど。心配ね。」
「ええ、見つかるといいわね…。(恐らく見つかっても遺品だけなんでしょうけれど…)」
「すみません…暗い話を。そろそろお休みになられては?」
「えぇと、どこで寝ればいいのかしら。ミュエちゃん達のところに行けばいいのかしら。」
「あ、お姉ちゃんだ…こっちで寝るの?」
「えぇ、そうよ。(実際私の方が年下なのだけれど、見た目はお姉ちゃんよね…。)」
「お姉ちゃんは明日も居るの?」
「いいえ、明日は村を出るわよ?」
「お姉ちゃんみたいに強くなりたい!」
「なら頑張らないとね…ママ達を困らせるようなことはしちゃダメよ?」
「はーい!」
「おやすみ」
「「おやすみー」」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「お姉ちゃんバイバーイ!!」
「さようなら。またどこかで会いましょうね。」
手を振ってその場から歩き出す。
そして、村を出て盗賊狩りの続きを始める。
村から冒険者ギルドに戻るまでに100人近くの盗賊を狩った。(3560000経験値を獲得しました。レベル33から55に上がりました。)
そして、冒険者ギルドに戻ってくる。
「こんばんは。ミーア。帰ってきたわよ。」
「どこに行ってたんですか!ギルマスが呼んでますよ!」
「あー、そうなのね。こっちも言うことあるから今すぐ向かうわ。」
執務室にて
「やっと来たか。聞きたいことがある。」
「えぇ、こっちも言うことがあるけど先にどうぞ。」
「昨日の朝から今の今までどこに行っていた?」
「なんだ、その事なのね。それ今から言おうとしてたのよ。」
「ん?何かあったのか?」
「えぇ、盗賊を狩り回っていたわ。経験値のためにね?ふふ。」
「最近やけに治安が良いと商人の声が聞こえていたと思ったら、そういう事だったのか。」
「あなたが昨日言った事の例外をしただけよ?盗賊を狩れば周りが平和になるでしょう?こっちはこっちで経験値が貰えてウィンウィンなはずよ?」
「いや、これからは盗賊は狩るのではなく、捕まえて欲しいのだが…。」
「あら、そんなことなの?嫌よ。盗賊に堕ちた時点で敵も同然なわけなのよ?あ、そうそう。盗賊達が持ってた物品やお金全部ここに置いておくわね。お金は袋にまとめて物品は一つ一つ袋に入れてるから。」
「それじゃあね、メイガス。」
イリアは部屋を出ていく。
「ミーアよ、聞いていただろ。」
「ですよねー。バレてますよねー。仕事終わりますー。」
「いや、残業だ。これの処理を行おう。お金に関しては後で盗賊の討伐賞金としてイリアに渡そう。」
「わかりましたー。ギルマス。」
イリア・フィーリアスの今日のステータス
名前:イリア・フィーリアス
種族:男爵級龍血鬼
レベル:55
状態:元気
体力:2360000/2360000
魔力:3010000/3010000
攻撃力:216900
防御力:146000
機動力:46000
スキル:吸血LvMax、魅了LvMax、血液操作LvMax、身体剛化LvMax、魔力操作LvMax、魔眼LvMax、ブラッドクローLvMax、魔力偽装LvMax、神眼LvMax、異空庫LvMax、変装LvMax、神眼偽装LvMax、神眼妨害LvMax、空中機動LvMax、索敵感知LvMax、神速演算Lv8、ゲヘナLv9、幻影回避LvMax、神のベールLv-、神速再生Lv7、魔王Lv4、女皇Lv5、血液吸収LvMax、結界LvMax、剛腕LvMax、修復LvMax、威圧LvMax、礼儀作法Lv6、料理LvMax、家事LvMax、裁縫LvMax、飛翔LvMax、転移LvMax、ワープゲートLvMax、森羅万象Lv7、並列思考LvMax、言霊Lv6、魔法隠蔽LvMax、死せる魂Lv-、竜鱗Lv6、ブレスLv5、覇王Lv2、魔力制御LvMax、千里眼Lv6、魔法攻撃無効Lv-、状態異常無効Lv-、隠密LvMax、発勁LvMax、探知妨害LvMax、悪意感知LvMax、魔導破壊LvMax、魔導書Lv-
称号:転生者、殲滅者、不屈者、容姿端麗、魔王候補、天災、修羅姫、穢れの森の支配者、龍の血が宿りし者、盗賊狩り、慈愛の加護
SP:515000
あらすじのような感じになるのは少し後です。