驚きと確認と成長
今日から書き始めました。色々と拙いところや誤字があるかと思いますが、頑張っていきます。
ある時、目を覚ますと森に居た。周りには鬱蒼とした木々が立ち並んでおり薄暗い。
「おかしい…。さっきまで教室で寝てたはずなのに…。ここはどこだよ…。」
それにやけに視線が低く感じる。何やら背中に髪の毛の感触を感じ取った。
近くにある池まで歩みを進め、覗いてみる。
「は!?女になってる!?しかも銀髪!?目が赤くね!?」
もしや異世界転生なのか?と思ったが神に会った記憶が無いし、教室でただ日向ぼっこしていただけだ。有り得るはずがない。
夢かとも思ったが、地面を踏む感覚、匂いや視覚がやけに鮮明だ。そこで再度、自身を見てみる。身長は150cmくらいで背中まで白く輝く銀髪が伸びている。胸はBくらいか?
「それよりも美少女だな…。やべぇ自分に惚れてしまう。」
声はやや高めか、歌ってみたが綺麗な声をしている。
「やっぱりこういうのはお約束はあるよな…【ステータス】!」
名前:なし
種族:吸血鬼
レベル:1
状態:正常
スキル:吸血Lv1、魔眼Lv1、引っ掻きLv1、魔力感知Lv1
日光軽減Lv1、魅了Lv1、血液操作Lv1
称号:転生者、容姿端麗
SP:5
「え?吸血鬼?人ですらないのか。それに色々スキルあるなぁ…。魔眼かぁ、なんだろうな、気になる。説明はあるかなぁ」
【魔眼】どこにも派生していないただの魔眼。魔力の流れを直接見ることが出来る。レベルが高いほど頭痛が無くなっていき、魔眼の効果が増す。
【魅了】相手を魅了する事ができる。レベルが高いほどより多くの人に細かな魅了を施すことができる。
【吸血】血を吸い取る。
【引っ掻き】爪を尖らせることで攻撃出来る。レベルが高いほど切れ味が増す。
【魔力感知】魔力を感じることができる。レベルが高いほどより鮮明に感じ取ることができる。
【日光軽減】日光によるステータスや機動力の低下の軽減。
レベルが高いほど夜と同じくらい動けるようになる。
【血液操作】体内の血液を操作することができる。外に流れ出ても操作は可能。レベルが高いほどより複雑に動かすことができ、操作範囲も広まる。
【容姿端麗】誰に見られても美少女と見られる。
【転生者】他の星からこの星に転生してきた者。神の加護であり、対象の取得経験値5倍、必要経験値5分の1となる。自身から公開しない限り絶対に見られることは無い。
なるほど…。スキルや称号の説明は理解出来た。そしてこの世界の名前がティアースということも理解した。
(SPとはなんだろう。それも調べてみるか。)
【SP】 魔物を倒す事で手に入る。スキルのレベル上げやスキル獲得に使うことが出来る。転生者特典のひとつである。
(なるほど、これは転生者しか使えないのか…それなら5ポイントで今取れるのはなんだろう。)
【火魔法】【水魔法】【土魔法】 【木魔法】【雷魔法】
【氷魔法】【光魔法】【闇魔法】【鑑定】【鑑定妨害】
【鑑定偽装】【魔力操作】【血魔法】
(ならやはり、最初は魔力操作でしょ。魔力感知持ってるのに使えないのはあれだし。引っ掻きの威力も分からない以上、手持ちが多いに越したことは無いだろう)
とその時…後ろから足音が聞こえてきた…。草木に隠れ息を潜めていると、現れたのは緑色の人型魔物だ…。
(あれはゴブリンだろうか…やつが後ろを向いた瞬間引っ掻きをやってみるか)
それが後ろを向いた瞬間、動き出した。音に気づき、それが振り向く。その時に「【引っ掻き】!」
見事首に当たり、一発で倒すことが出来た。
【経験値23を獲得しました。レベル1から2に上がりました。SPを2獲得しました。】
(よし!いきなりレベルが上がった!ゴブリンっぽいの相手なら引っ掻きで行けるな!それにしても、もうこの世界に慣れつつあるな。元から色々なものにすぐ慣れてきたけど、ここまでとは)
「レベルを上げてある程度自衛出来るようになってから森を出よう!出れるか分からないけど!」
しかし彼女は知る由もなかった。ここが「穢れの森」と呼ばれ恐れられていることを…。
次回の投稿は7/22頃になります
これから色々と整えて行きますm(*_ _)m