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間話2 TS娘の調査

 「体を調べさせてくれ。」……勿論エロい意味ではない。


恐らくテトラも分かっているだろうが、

からかう意味で誤解を招きそうな表現をしてみた。

こういうクソ真面目な奴は少し意地悪をすると愉快で可愛い反応をする。

予想通り顔を赤らめながら「ま、まあいいですよ。」と言ってくれた。


「念のため言っておくが、どういう変化が起きてるか見ておかないとダメだからな。」

「わかってますってば!」


元の体との変化は分からないが、現状を知るだけでもかなり違うだろう。

それに定期的に調べる事によって異常をいち早く調査する事が出来る。

ついでに私も若い女を堪能出来る。Win-Winの関係だな。


「じゃあまず手を出してくれ。」


差し出した手を両手で掴み観察。手は体の状態が如実に現れるからだ。

疲労が溜まっていれば露骨に血色が悪くなるし、押して痛いなら体の何処かがおかしい。

肉付きによって栄養状態も分かるが、総じて異常なし。


「ほい。この果物を砕くつもりで握ってみてくれ。」


刹那みずみずしい破裂音が響いた。


赤い破片は机の上に散り、ほぼ透明な果汁が、念の為置いていたコップの中に納まる。

成人男性でも少し鍛えなければ砕けないのだが……確か剣をやっていたか。

……よし、異常なし。


加えて脈拍も異常なし。少し早いか。

体温は少し低いような気がするが、私が高い方だからな。


「持ち上げるぞ。」

「わっ……。」


膝下と背中部分に腕を回し持ち上げる。

変に暴れずに、私の方に身を寄せてくれるんだから身のこなしが良い。

それに結構軽い。いい匂いもしたが、これは不可抗力。

再度椅子に座らせ次へ。


「悪い、ちょっと眠らすけど抵抗しないでくれ。」

「何でですか。」

「体を本格的に調べるとなると手付きがどうしても抑えられん。

私は勿論死にたくないから弁える。

……が、色っぽい反応されると手付きに留まらない可能性がある。」

「……それって、寝てる間ムラッと来られたら私は抵抗できませんよね。」

「眠ってる相手を襲う趣味はないさ。」


テトラから少し考えたのちOKが出た。「変態の趣味は信用に値する。」だとさ。

念の為ソファに横になってもらい、睡眠(ドルム)の魔法をかける。

一呼吸の内に意識が落ちる便利な魔法だ。瞼が落ちたのを確認した。


「さて……サイズの方は。」


最初はまず服の上から。……と言う判断が間違いだった。

ギリギリ起きてた。

腕の骨がギャン泣きの悲鳴を上げるくらいの勢いで握られた。


「何を……するつもりですか……。」

「いだだだだだ! ほんの冗談だ! 謝るから許してくれっ!」


謝ったら放してくれたこの子はいい子。この細い指の何処にそんな力があるのか。

さっきまで向けられていた気迫が明らかに力なくしぼんでいくのを感じ取れた。

流石にもう寝ただろうが……一応、もう少し置いてみるか。



 テトラお手製のジュースで一服した後、再度様子を伺う。

流石に完全に意識は落ちたようだ。何処をとは言わないが触っても抵抗が無い。

次は折られるんじゃないかとは思ったが、腕を賭けた程度で触れるなら分は悪くない。

全身を触った感じだと肌のハリや脚の肉の付き方から14歳って所か。


まあ、本格的なお楽しみは後に取っておくとして。


「……調査(エスプロ)


テトラの体を魔術的に調査する。

皮膚で覆われている筋肉程度ならまだしも、その奥の骨や内臓部分はこうでもしないと分からない。

これが結構やられている側は奇妙な感覚で、好まない人間の方が多い。

少なくとも、抱いてる時はやらない方が良い。ハグじゃない方。


暫く。概ね調査し終えた。

結論から言うと骨格、内臓配置、筋肉及び脂肪の付き方等が完全に女のそれである事も分かった。

見た目が女になるだけであれば、こうやって魔術的に調査すれば看破する事が出来る。

が、結果として肉体そのものが変化している事が分かった。


「これは結構厄介だな……。」


整った寝顔を眺めながら呟いた。化粧は……流石にしてないか。

ただ眺めていると所有したくなってくるこの気持ちはなんだろう。

例えるなら……。


良い例えが思い浮かばなかった。眠り姫みたいだ。


「っ……どう、でしたか。」

「起きたのか。結構強力なんだがなアレ……。」

「眠くて仕方がないです。ただ、顔を見られると目が覚めてしまって。」


眠り目をこすりながらも無理矢理に身体だけでも起こそうとする。

しかしやはり相当無理しているのか、首が座っていない。


「寝るか? 私は偉いから生徒を一人止めるなど造作もない。」

「嫌……ここで寝たら、何されるかわからない……。」

「セクハラはすれど、生徒と教師の禁断の云々には興味なくてね。」

「あっそう……。」


限界を迎えたのか、とうに超えていたのか。

力なく体も沈み衣擦れの音だけが聞こえた。

うつ伏せで寝れるって事はやっぱり本人にとっても邪魔じゃないんだろうな……。

閲覧ありがとうございます。


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