小学生
小学3年生
担任の先生が変わった。おばちゃんの先生だった。
凛のクラスと隣のクラスは学級崩壊していた。特に隣のクラスは酷くて授業中にお菓子普通に食べてたり、先生が竹刀持ってたりして色々とおかしいクラスだった。当然教育委員会に通報されて指導員の人が三日に一回くらいのペースでクラスに来ていた。凛のクラスもみんなおばちゃんだからって先生をなめていてみんなまともに話を聞かない腐ったクラスだった。
ある日近所の工場に工場見学に行くことになった。そこにはママが働いていてママが工場を案内してくれた。でも腐ったクラスだったからみんなママの話を聞いてくれなくて...ママはその日声が枯れていた。ママごめんなさい。凜はその姿を見て胸がぎゅっと苦しくなりました。体をいたわってほしい。。。お詫びの意味を込めて『しゃべれません』と書いたマスクをプレゼントしました。笑ってくれてとても嬉しかったよ。
学童保育でかっこいい人がいて凜にはその姿がカッコよく見えました。憧れでした。いつも口が悪くて学童保育の先生に反抗していて。。その姿に少しでも近づきたくて口調や行動を真似していました。初めは心が痛みました。口から言葉を発するたびに相手の悲しむ顔が浮かんできてごめんなさいという気持ちでいっぱいでした。少し経つと慣れてきて装うことにも慣れてきました。でも、慣れてきたからこそ本当のことが言えなくなってきました。何を言われても素直な言葉では返せずいった直後に違う!言いたいのはそういうことじゃないんだ!!と思って心が苦しくなりました。
読んでくださりありがとうございます。