表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
77/112

呪いのワケを知りました

 そういえばと、私はガーラに対して疑問に思っていたことを聞く。


「そういえばガーラ、どうして呪いの本とか同人ゲームのこととか知ってるの?」

「だってボクやってたもん。ちゃんと百合ルート存在していたから。呪いの本は、ストーリー上に出てきたから覚えてた」 


まじか、めっちゃやりたい……! っていやいやいや、今は百合のことは置いとかないと。


「リリーが倒れるのはいつ?」

「魔法実技試験の日。部屋までの帰り道で倒れる。そこからゲームが始まって、四十八時間以内に呪いをどうにかしないと死んじゃう。なんとか呪いを止めても廃人だけど」


リリーを救う方法……。


「ねえ、そもそも呪いを浄化するって選択肢はなかったの?」

「あったよ。でもリリーにかけられた呪いが強すぎて、強力な力を持つ聖職者でも歯が立たない。ちなみにそれが廃人ルート」

「そもそもどうして試験の日に倒れたの?」

「今まで呪いは魔法で抑えていたんだよ。だけど、試験の日にとうとう呪いを抑えるだけの魔力がなくなって、呪いに飲み込まれたの」

「リリーの精霊って上位精霊だよね?」

「うん。だから呪いをかけたのは最上位精霊」

「どうして?」


本当に意味わかんない。


「まず、最初に選んだキャラには最上位精霊が宿っている設定になる。それで、なんかその宿った精霊と負の精霊はいざこざが合ったらしくて、その精霊の契約者(パートナー)に呪いをかけた。だけど、その負の精霊は契約者(パートナー)を呪うつもりはない」

「それで、最初のキスシーンに繋がるってこと?」

「そういうこと。つまりその負の精霊の狙いは、契約者(パートナー)が愛した人を殺すこと」

「でもどうして愛した人を?」

「説明難しいな。精霊と契約者(パートナー)って心の繋がりがあるの。それで、契約者(パートナー)の心が愛する人を失うことで壊れたら?」

「精霊が力を失う?」

「そういうこと」


なるほど、呪いをかけた理由は大体分かった。


 次はリリーだ。

呪いにかかっているってことはもう既に誰かとキスをしたってこと? 誰と? そもそもキスした相手に最上位精霊が宿っていないと意味がない。

でも、私以外にそんな人……。

あれ? そういえば私、キスされたよ。いや、でも体内のものとの接触なんて……⁉︎


「ねえ、体内のものとの接触って、リリーの体内に入ってなくても大丈夫なの?」

「なんか制作者曰くOKらしい。同人ゲームだけど、作品を愛しているんだろうね。ボクが今まで言ったこと全部説明していたから。

まあ、公式にも携わっていた人だから、その公式の裏設定を教えるために作った可能性もあるし」


そうなると、あの時しか考えられない。


「私が吐いた時」

「その時がどうしたの?」

「私の吐瀉物片付けたのってリリーなんだよ。それで、私に宿っている精霊って最上位精霊なの」

「……はあ⁉︎」


私は契約の時のことをガーラに話した。


「なるほど、よく分かった。たぶんその時で間違いないよ。あとはマードリアの精霊に聞いた方が色々と分かるかも」

「うん、そうだね。でも、精霊の話を聞くのはみんなで」

「うん、その方がいいね」


私達は再び部屋に戻る。

部屋の中はなんというか、お通夜状態だった。

次話 本日中

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ