表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生者と無能女子  作者: ラルス
第1章 後編 再契約と新たな目的
8/9

第7話 美月 宇佐美

第7話まで来ました。

今回はあれがこうなってこうなります(何言ってるか分からない!!)

読んでいただけると幸いです


 これは前世の記憶だろうか

 

 ペットショップで出会った1匹の子犬・・・

 私はそっと抱き寄せる

 子犬も答えるかのようにぺろぺろと舐めてきた。

 これが、私と犬の出会い。

 

 

 私は目をつぶっていた、何故か攻撃をされたと思い咄嗟に瞑ったのだ。

 だが、体に痛みは無かった。

 恐る恐る目を開けると目の前には1人の男の背中が見える。

 私は 「(しば)?」 と聞く、すると男は驚いた顔でこっちを見ていた。

 私も何故その名前を口にしたのか驚いた。そして

「宇佐美、俺は前世の犬だった頃とは違う、でも今でも思っていることはある。」

 宇佐美(うさみ)の目をみていった

「俺は犬塚(いぬづか) (けん)として今度こそ犬塚 宇佐美・・・いや美月(みづき) 宇佐美(うさみ)を守って見せる。」

 そう言った、すると背後からわざとらしく拍手する女性、卯月(うづき) 宇佐美がいた。

「私の魔法をどうやって防いだのかは後で聞くとして、いやー本当にケン、君には腹を立てさせられる」

 その顔は殺意を隠すようにおぞましい笑顔で殺意を示す。

 ケンも不味いと思ったのか宇佐美の手を引きこの場から逃げようとするが

「簡単に逃がすと思うか?」

 卯月の魔法で覆われた結界が2人を逃がさないよう、狭まってくる。

 狭くなった結界はあっという間に2人を卯月と対面する形となった。

「さぁ、今度こそ死んでもらうよ」

 魔力を貯めていたのか手を上に掲げると巨大な光の玉が一瞬で出来上がる。

「今です!長老!」

 と光の玉が出来上がった途端にケンは上に向かってそう叫んだ

 すると周りに貼られた結界がヒビだらけになる。

 そして卯月の頭上にある光の玉が結界のヒビに入り込み、結界は弾け飛ぶかのように大きな音を立てて割れた。

 

 

「2人とも無事か」

 結界から抜け出せた2人の元に長老が駆け寄る。

「ありがとうございます、長老」

 とケンも長老にお礼を言って直ぐに卯月がいた方を向く

 案の貞、卯月は振り向いた方向に立っていた。

「早く宇佐美を差し出せ」

 と卯月は宇佐美を睨みながら言ったが、長老とケンは宇佐美を守るかのように前に立ち卯月を睨み返す。

「なら2人から先にあの世に送ってやるよ!」

 と魔力で宙に浮く宇佐美は高速で移動しながら、魔力弾を四方八方から打ってきた。

 だが、長老の杖と足使いで華麗に全て弾き飛ばし、ケンは宇佐美の方に飛んでくる流れ弾を素手で受け止める

 ケンの腕は何ともなく、守られている宇佐美は不思議そうに見ていた。

「魔力弾を素手で弾くけどなんで平気なの?」

 そう聞くと、ケンは

「長老も多分俺と同じだ、対能力者体術て俺の師匠のおじいさん名前は(くだん)って言うんだけど」

 と件の名前を口にした時宇佐美は驚いた顔をしていて

「もしかして長老の知り合いの件さん!」

 と叫ぶとケンも驚き

「おじいさんを知っているのか」

 その言葉に宇佐美は頷く

 驚きのあまりケンは手を止めてしまい、魔法弾が2人目掛けて飛んでくる

 ケンが気づいた時には目の前にあり両手を広げ宇佐美を庇う形で向かう。

 

 

 衝撃はなく目の前には刀を持った男が立っていた。

「よそ見するほど余裕があるのかい?犬塚謙」

 男はケンの事を知っているかのように話しかける

 ケンは初めてのはずなのに何故知っているのか疑問に思ったが

「件のやろうも、もうちょい厳しく指導させてりゃなー」

 と件の名前を口にしている事にこの男もおじいさんの知り合いと認識した。

 そんな事考えているうちにもう1発魔法弾が飛んでくる

 すると、男は刀で魔法弾を真っ二つにし暴発した魔法弾が煙を立てた所を刀で振り払いそのまま一直線に何もいない所に斬りかかった。

 そこには卯月がおり、目に見えない早さで移動していたにも関わらずあっさりと当てたのだ。

「なるほど、件の弟子か」

 と卯月はつぶやくと

「ご名答、ケンとやらよりも前に件に扱かれた者でーす!」

 とふざけた感じで言っているのにも関わらず、謎の緊張感が漂う。

 すると、直ぐに卯月は魔法弾を打つが男は近距離にも関わらずあっさりと刀で斬った。

 そして卯月の後ろには長老がおりそのままかかと落としで卯月を地面に叩きつけた。

 が、卯月は体制を立て直し2人の方向にジャンプし、両手から光の刀をだし回転して切り掛る。

 だが、男は刀で受け流し、長老は足裏で刀のフル方向を変え卯月の体制を崩すと男が刀を鞘でおさめ

「峰打ち!」

 と素早く鞘から刀を抜き卯月を切りつける。

 卯月も切りつけられた後そのまま落下する。

 ケンは2人の圧倒的な強さに唖然としていた。すると

「ケンとやら、止めはお前がやれ!職業もちなんだろう!」

 と言われケンの顔色が暗くなる

「上級職業、召使い」

 と男は呟くとケンはそれに反応する

「何で知ってるんですか」

 男は頭をかきながら言った

妖狐(ようこ)から聞いたお前は卯月の召使いになって能力を失ったてよ」

 それにケンは

「騙された俺が悪い、でもそこまで知ってるなら俺が能力が使えないの知ってるだろ」

 と言うと男は笑い始める、それにケンも怒ったが、卯月も何がおかしい!と叫ぶ

「笑ってすまない、ケン今から召使いの能力を使えるように新しいご主人と再契約しろ!」

 と急にぶっ飛んだ話が飛び込む、唖然としているケンに更に言う

「お前が今守りたい本当の主人は誰だ」

 その言葉に迷いは無かった、前までは飼い主にそっくりだった卯月を飼い主と照らし合わせてしまったが

 今は違う、確信できる相手がいる

 ケンは後ろを振り向き、宇佐美に言った。

「俺の主人になってくれ、俺は宇佐美の犬として仕える。」

 宇佐美は驚きのあまり少し慌てたがケンを見て

「私でよければ」

 その言葉と同時に2人の周りから魔法陣が現れる。

「契約は成功、にしても犬になるって・・・」

 笑いを堪えながら2人を眺める、すると卯月は

「再契約などさせん!」

 と2人に向かって魔法弾を放つ。

 

 だが、一足遅かったようだ、魔法弾は細い糸の様なものでカットされ途中で爆破された。

 特殊技 針金術

 卯月はその技を見てケンの能力が復活したのを確信した。

「まさか再契約をされるとは」

 卯月の目の前には既にケンが立っており、ケンは技を発動した。

 特殊技針金術

 格闘技レベル50

 

 針金で体を縛り固定した後格闘術を連続で食らわせる。

 

 卯月は、まともに喰らった上、そのまま気絶する。

 ケンは気絶したのに気づき針金を解く。

「止めだ、卯月宇佐美!」

 最後に拳を卯月に向かって振るう。

 

 

 

 これは私の美月宇佐美の物語

 でも主役は私と彼、犬塚謙であると

 

 続く

読んでいただきありがとうございます。

次回はまたも新キャラと刀で戦う男の名前が公開となります。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ