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作者: 二葉 サナエ


誰が望んだか

                          


人が人を殺して、


人間が人間を苦しめるこの戦を。

                        

                                 

                            

                             

傷ついていく、兵士達。


恐怖に侵された、子供達。


ボロボロになっていく、この大地。

                       

                       

              

                         

ある時、


南米の兵士が言った。


「もう、疲れた。」



ある時、


中東の子供が言った。


「皆、泣いてる。」



ある時、


夜空の星が言った。


「さようなら…」





奪って、奪われて


奪われたから、奪い返して


奪い返されたから、また奪う。





延々と、繰り返される。


終わらない、悪循環。





いつ始まったのか、


誰が始めたのか。



狂った歯車に、


油を注し続けているのは誰なのか。





繰り返されてきた疑問にも、


全く耳を貸さないのは、それが闇だから。



巨大すぎる、闇だから。





闇は闇と争って


また新たな闇を作り出す。



闇は闇を食い、


吸収して、どんどん成長していく。



これが、戦。





でも、忘れてはいけない。



この闇を生んだのは


我々の心だという事を。




知らなくてはならない。



我々が居る限り、


我々に心がある限り


この戦は終わらないのだという事を。



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― 新着の感想 ―
[一言] 谷川俊太郎の詩とドイツの格言を合わせたような作品だと思いました♪ 単調ですが、ひしひしと言いたいことが伝わってきました。 最後の部分は自分の言いたいことを言い切ってしまう(レポートの考察…
2008/09/17 18:01 退会済み
管理
[一言] いい詩ですね。何が闇で、何が戦かは、よく、分かりませんが、なんとなくなら、分かる気がします。これからも、がんばってください。
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