第三話 九十九里上陸
九月九日緊急閣議から四時間後の8時頃、九十九里町、九十九里浜では三人の男が話していた。
男1
〔台風で祖母島が壊滅したらしいな。〕
男2
〔でも、もう台風は通り過ぎたし関係無いんじゃないか?〕
男3
〔確かにそうだな。〕
ザッブンーーーー!
男2
〔なんか、今日はいつもより波が強くないか?〕
男1
〔台風の後だからじゃないか?〕
男2
〔確かにそうかも知れないな。〕
ミシミシミシミシ!
男3
〔なんだ!この地割れは!〕
ウウッ、ウウッ
男3
〔んっ、なんだ?〕
男たち三人は一斉に上を向いた。
男1・2・3
〔うわーーーー!〕
ドシンッ!
十分後、防衛省防衛大臣室
山口元
〔だっ、大臣!九十九里に巨大生物らしき物が上陸したとのことです!〕
吉田忠道
〔何!?それは本当か?〕
山口元
〔本当です!住民からの目撃情報や、警察からの情報提供があるので事実です!〕
吉田忠道
〔なら、その巨大生物の全長、及びどんな形状をしていて、攻撃方法は!?〕
山口元
〔全長は不明ですが、形状は解っております!〕
吉田忠道
〔なら直ぐに航空幕、海上、陸上、統合の四幕僚監部を集めてくれ!詳細はそれから聞く!それと、松方総理に連絡するのも忘れるな!〕
山口元
〔解りました!〕
其から五分後四幕僚幹部が防衛省大会議室に集められた。
吉田忠道
〔まず、急に呼び出してすまない。最悪なことに祖母島を壊滅させたとする巨大生物が九十九里に上陸した。〕
東條光政
〔それで作戦はいかが致しますか?〕
加藤滝次郎
〔なら、まず百里基地の航空隊で攻撃を仕掛けましょう。それで様子見をしましょう。〕
山下莞爾
〔いや、それで突破されたらどうする?一応、習志野の部隊を千葉市に展開させます。〕
山本靖一
〔なら、海上自衛隊は東京湾に横須賀の艦隊を展開させます。〕
吉田忠道
〔うむ、それで頼む。総理には直ぐに攻撃許可を取る。攻撃準備を進めてくれ!〕
〔〔〔〔了解しました!〕〕〕〕
二分後、総理官邸では。
松方芳郎
〔吉田防衛大臣、山口副大臣から聴いたが巨大生物が上陸したとのことは事実か!?〕
吉田忠道
〔事実であります。ですので、直ちに、自衛隊に攻撃許可を頂けますか?〕
松方芳郎
〔勿論だ!直ちに迎撃作戦を開始してくれ!〕
吉田忠道
〔了解しました!〕
自衛隊による巨大生物えの攻撃が始まる。
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