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第二話 祖母島壊滅

2015年9月8日小笠原諸島祖母島


この日、祖母島は、巨大な低気圧が上空にいたため、強い雨と風に包まれていた

その祖母島の中にとある小さな民宿〔祖母島荘〕があった。この祖母島荘の中には五人程度の客が泊まっていた


「雨が強くなってきたな」

「そうだね、明日、海に潜れるかな?」

「解らないなぁ、明日の朝の天気次第だなぁ」


と椅子に座っている男女が話していた


今度は卓球をしている男女が会話に入ってきた


「午前中は晴れてたのになぁ」

「でも、午前中は中国の漁船が大量に沈んだらしいじゃん」

「あれは、密漁してる罰だよ、罰」


と男女が会話しているとき、小さい揺れが発生した


「あれ、今揺れなかった?」

「気のせいだ、気のせい」


だがこの会話の直後、棚の物が落ちるほどの揺れが、ドシン、ドシンと大きな揺れが、三秒おき位に、例えるなら、巨大な何かが歩いてるかのように揺れていた



「じっ、地震だっ!」

「とりあえず、机の下に隠れるぞ!」



客間で客が会話をしているとき、旅館の台所は戦場のような状況になっていた。棚の中の皿などが、棚から飛び出し、床に落ちて割れていた


「キャァァァァ!」

「女将さん!悲鳴を上げて無いで早く机の下に隠れないとっ」


台所で会話をしているとき、二階の客室では男が外を見ていた



「あっ、あぁぁぁぁ!」


外を見ていた男が悲鳴を上げたと同時に祖母島荘は‘何かに’潰されてぺしゃんこになってしまった





翌日、祖母島から風雨によって、島が壊滅したという連絡を受けた東京都知事が自衛隊に救助要請を出し、陸上自衛隊の隊員がヘリに乗り、昼頃には現地入りした



「隊長、何でしょうか、この何かに潰されてしまったかのようにぺしゃんこになってしまっている建物は」



潰れた建物を見ながら隊員が呟いた


「解らないな、だが、揺れが起きたと言う話もあるしただの地震だろ」



という会話をしていた所に、別の隊員から潰れた建物の中に生存者が発見され、会話をやめ隊長と隊員も救助活動に入った




だが、この島被害に不自然な点があった。潰れている建物があるのに、潰れていない建物もあると言う事だ



この地震にしては不可解な事象の報告と生存者の病院への搬送、それと生存者の証言をまとめた報告書を夜には防衛省に提出した





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