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第一話 予兆

この日、何時ものように中国漁船が小笠原沖で赤珊瑚の密漁を行っていた


「船長、そろそろ網を引き上げますか?」

「ん、そろそろだな。よし、引き上げ始めろ!」


時計を見ながら答えた船長に従い、船員達が、網を引き上げ始めた



だが、ある所まで網を上げた所で、網が上がらなくなってしまった


「船長!網が上がりません!」

「何か引っ掛かってるのかもな。一度網をあげるのを止めて見ろ」

「解りました!」



網をあげるのを止めて、様子を見ようとしたら、今度はこの漁船を含めた大量の漁船が‘何かに’引っ張られているかのように引っ張られ始めた


「船長!今度は‘何かに’引っ張られてます!」

「解ってる!今速力をあげてるが全然駄目だ!」


その時、船長と会話をしていた船員が悲鳴を上げた


「あっ、せっ、船長!他の、漁船とぶっ、ぶつかってしまいます!」


この船員の声を聞き、船内は悲鳴に包まれた



そして、「バキバキバキバキバキッ!」と言う不快な音を立て、船同士がぶつかった


「くっ、くそッ!」

「船長、駄目です!沈みますっ!」



この船員の声は漁船の沈む音に書き消されてしまった




後に、通報を受けた海上保安庁の巡視船が救助にやって来たが沈んだ漁船の数に比べて、圧倒的に生存者が少なかった



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