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プロローグ

自分の趣味全開で書いた、殆ど自己満の作品の様な物ですw

 人は恋をする。産まれてから死ぬまでの間に、必ず誰かに恋をする。恋をして、結婚をして、子供が産まれて、その子供も又、誰かに恋をする。

 恋をする相手は、人により様々だろう。所謂普通の恋とは違う人も居る。男が男に恋をしたり、女が女に恋をする、同性愛者。死体を愛するネクロフィリア。歳が離れ過ぎている、幼い子供が好きな、ロリコンにショタコン。一般的には異様な恋愛だ。芸能人に恋をしている人も居るだろう。

 だが彼等はまだ『人』に恋をしているのだから、マシな方なのかもしれない。中にはアニメのキャラクターに、本気で恋をしている人も大勢居る。所謂二次元の世界だ。考え様によっては、アニメのキャラに恋をしていても、幸せなのかもしれない。画面越しに、相手をいつまでも見つめる事が出来る。一緒に居る事が出来る。只人肌の温もりが無いだけの事だ。

 2010年に、韓国の男性がアニメのキャラと挙式をあげた。花嫁はキャラの抱き枕。日本でも2008年から、二次元キャラとの籍入れが出来る様、署名活動をしているらしい。傍から見れば、実に馬鹿馬鹿しい事だろう。馬鹿馬鹿しい事だが、彼等は愛するキャラと、共に生き、生活を送ろうとしている。犯罪を起こしそうな、ネクロフィリアやロリコンよりは、ある意味健全なのかもしれない。恋人や妻が、キャラの描かれた、抱き枕と言うだけの事だ。だが結局は、どっちもどっち異様には変わりない。

 同じ架空の人物でも、神話やお伽話に出て来る人物だったらどうなる?もし、天使に恋をしてしまったら、どうするのだろうか。実在するのかも分からない、誰も見た事の無い者に恋をした場合、どうするだろう。想像の中で、甘い一時を過ごすのだろうか。夢の中で、寄り添うのだろうか。

 「天使に恋をしている。」そう言った彼女の言葉を、今でもよく覚えている。彼女は本気で天使の存在を信じ、本当に天使に恋をしていた。・・・ずっと。

 この恋が、一番異様なのかもしれない。

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